ガンダムSEED編 PHASE−05
ショート93.
第24話より・健全な男子なら当然の反応です

その1.無人島での一夜

 アスラン「…………」(就寝中)
 カガリ「…………」(就寝中)
 アスラン「……………………………ダメだ。眠れん」

 アスラン『っていうか、この状況でぐっすり眠れるはずないだろう。すぐ側に年頃の女の子が寝
       てるんだぞ。結構可愛いし、胸あるし、まあ性格はちょっと慎みが無いけどそれはそ
       れでいいし……。ここは無人島で二人きり。この状況なら何をしても……いや、ダメ 
       だダメだ! 状況や性欲に流されるなんて、そんなの男として最低だ! そう、まず 
       は自己紹介をして、その後はプレゼントを渡して親密度をアップ…って、それはこの
       前ディアッカがやってた恋愛ゲームの攻略法じゃないか! いかん、混乱してきた。
       落ち着け、落ち着くんだアスラン……』

 カガリ『……こいつ、さっきから何をブツブツ言ってるんだ? キラといい、こいつといい、コー 
      ディネイターって、おかしな奴が多いな』


その2.記憶の彼方に

 アスラン『いや、そもそも俺にはラクスという婚約者がいるじゃないか。一時の情欲に惑わされ
       るな。そう、ここはラクスの事を思い出して……』

 ラクス(回想)「わたくし、あの方(キラ)の事、好きですわ」

 アスラン「…………あれ? 何だろう、ちょっと悲しくなってきた……。ううっ……」
 カガリ『今度は泣き出した? コーディネイターって、意外と寂しがりやなのか?』


その3.救助後

 ニコル「アスラン、眼の下にクマが出来てますよ。それに、眼を真っ赤に腫らして……」
 イザーク「はっ。無人島で一人ぼっちの夜が寂しくて、ずっと泣いてたんじゃないのか?」
 ディアッカ「ああ。そして寂しさのあまり、愛しのラクス嬢の顔でも思い浮かべて、枕を濡らして
        いたとか?」
 ニコル「イザーク、ディアッカ! 幾らなんでもそれは失礼…」
 アスラン「いいんだ、ニコル。半分は正解だから」
 ニコル「アスラン? ……えっ、半分?」
 アスラン「ああ。色々あったんだ。色々とな」(悲しげな笑顔)
 イザーク「そ、そうか……。アスラン、食事にでも行こうか? おごってやるぞ」
 ディアッカ「俺の秘蔵の本を見せてやるよ。だから、元気を出せ。なあ?」
 アスラン「そうか。二人とも、ありがとう……」

 (ザラ隊のチームワークが少しだけ向上しました)



ショート94.
SEEDキャラで演ってみよう/D.N.ANGEL編
(ノアとフォズさんのリクエスト)

 キラ「原作は杉崎ゆきる先生。絵は凄く綺麗だし、話もいいんだけど、ストーリーの進行が遅 
     いのが玉にキズ、かな」
 アスラン「2003年の春から秋にかけてアニメも放送されている。ちなみにOPテーマの『白夜』
       は、シャニ役の声優を勤めた宮本駿一さんが歌っている。あと、このHPの管理人は
       このアニメにハマって、原作コミックを全巻一日で買い揃えたそうだ。まったく、何を 
       やっているんだか…」
 キラ「ま、まあ、それだけ『好き』って事だよ。それじゃあ、キャスティングを発表するよ。主人公
     の丹羽大助は僕だね。そしてもう一人の主人公、大助の中に存在している怪盗ダーク 
     は…」
 フラガ「俺がやろう。子供から大人へ、大助との見かけのギャップも重要だからな」
 アスラン「俺はダークを追う少年刑事、日渡怜だ。まあ正確には少年『総司令』なんだが。声 
       優も同じだし、演じやすいといえば演じやすいが、安直じゃないか?」
 クルーゼ「それを言っては、私がダークのライバルであるクラッドの役というのも安直ではない
        かね? ムウよ、やはり我々は戦う運命にあるようだな……」
 ラクス「勝手に言っててください。わたくしも声優さん繋がりで、丹羽家のメイドのトワちゃん役 
      をやらせていただきます」
 フレイ「あら、随分と地味〜な役ね。ま、あなたにはお似合いだけど。私の役はこの作品のヒ 
      ロイン、原田梨紗よ! ふっ、勝ったわ……!」
 ミリアリア「ヒロイン……。まあ、確かにそうだけど、この梨沙って娘、性格に少し問題があるら
        しいわよ。恋愛面でも、アニメではダークにフラれているし。あ、私はアニメのオリ
        ジナルキャラ、桧尾みお役です」
 カガリ「私は原田梨紗の双子の姉、原田梨紅か。…………意外と女の子っぽいキャラなんだ
      な。ちょっと照れ臭いが……」
 バルトフェルド「管理人さんは原田姉妹が好きらしいからねえ。大変だろうが、頑張ってくれた
           まえ。私は大助の父親の原田小助だ。祖父の大樹はシーゲル殿が、妻の笑
           子はラミアス艦長が演じてくれる。……睨むなよ、フラガ君」
 イザーク「俺は大助の友人の冴原剛か。まあ、たまにはこういう平凡なキャラを演じるのも悪く
       ない」
 ディアッカ「このキャラが平凡、ねえ……。イロモノばかり演じてきたせいで、感覚がマヒしたの
        かな? にしても俺がアスラン、じゃない、日渡怜の父親の日渡警視長を演じるっ 
        ていうのは無理が無いか? どうしてパトリックさんとかにやらせないんだ?」
 ニコル「まあ、そこは管理人さんの『お遊び』という事で。それで、僕の役は?」
 キラ「はい、これ、フリーデルト役の衣装。時の秒針役の樹里さんや、エリオット役のシャニと 
     打ち合わせをやっておいてね。それじゃあ、皆さん、頑張りましょう!」
 一同「おーーーーーっ!」
 ニコル「また女装……。しかも恋人役はシャニさん……。そして、普通に扱われている……」
 ラクス「ご愁傷様ですわ」



ショート95.
SEEDキャラで演ってみよう/ナルト編
(白亜さんのリクエスト)

 イザーク「俺が主人公のナルト役だ! こういう熱血ヒーローは俺に任せろ!」
 アスラン「まあ、確かにお前に合っているな。俺はそのライバル、うちはサスケか。結構、壮絶
       な過去を背負っているキャラだな」
 ニコル「僕は『努力の天才』ロック・リー役です。男の役なのは嬉しいけど、アクションシーンは
      大変そうだなあ……」
 キラ「頑張りなよ、ニコル。僕は日向ネジか。ヒナタ役のミリィと戦うのは嫌だけど、しょうがな 
     いか……」
 サイ「俺は油女シノ? 虫はあんまり好きじゃないんだけどな……」
 ディアッカ「そんなの好きな奴の方が珍しいぞ。俺は管理人さんのお気に入りキャラ、奈良シカ
        マルだ。俺の頭脳の冴えを見せてやるぜ!」
 オルガ「俺はカンクロウ!」
 クロト「僕は我愛羅!」
 シャニ「そして俺は白(ハク)……。見事に悪役で固めたね。ちょっと強引だけど。アズラエルも
      大蛇丸の役だし」
 フラガ「俺はイルカ先生。バルトフェルドはカカシ、これは片目繋がりか? そしてキサカはリ 
      ーの師匠のガイ、と。うん、こっちの配役はなかなかだな」
 キラ「あとシーゲルさんには三代目火影を、ロウには自雷也を、マリューさんには綱手を、劾さ
     んにはうちはイタチを演じてもらいます。これで大体決まりましたね。それじゃあ…」
 フレイ「ちょっと待ちなさいよ! ヒロインのサクラ役の私を忘れないでよ!」
 キラ「あ、ご、ごめん、フレイ。この漫画、全体的に女性キャラの出番が少ないから、つい…」
 カガリ「まあ、確かに女性キャラの活躍シーンは少ないよなあ。私が演じる山中いのなんて、 
      中忍試験の予選以降、ほとんど出番が無いし…」
 ラクス「それでもキャラを割り振れてもらえるだけマシですわ。わたくしは今回、出番がありま 
      せんから。その代わり、この子に頑張ってもらいます」
 ハロ「ハロ! ラクス、ゲンキ出セ!」
 カガリ「? こいつは何の役で出るんだ?」
 ラクス「ナルト君に呼び出される、子供のカエル役ですわ」
 カガリ「えっ? ちょっ、ちょっと待った。こいつが子供って事は、ガマオヤブンは…」
 アスラン「三日間、徹夜だった」
 カガリ「造ったのか、あのサイズのを!?」

 (遠くから巨大な『丸』が転がってくる……)



ショート96.
もしもフレイが死ななかったら
(鬼王さんのリクエスト)

その1.戦後、マルキオ導師の家にて

 フレイ「……………」
 ラクス「……………」
 フレイ「どうしてあなたがここにいるの? ここは私とキラのスィートホームなの。邪魔しないでく
      れる?」
 ラクス「あらあらフレイさん、しばらく見ない内に随分と図々しくなられましたのね。ここはマル 
      キオ様のお家ですし、それにキラはあなたのものではありませんわ」
 フレイ「何言ってるのよ! 私とキラは身も心も強く結び合った仲なのよ! 砂漠ではキラと一
      緒の部屋に…」
 ラクス「それは過去の話ですわ。体の関係だけで『恋人』と言い張るなんて、フレイさんもお若
      いですわね。大切なのは心です」
 フレイ「言ってくれるじゃない、この天然女!」
 ラクス「ミイラになったミイラ取りに言われたくありませんわ」
 フレイ「くっ……!」
 ラクス「うふふ」

 マルキオ「うっ、何というプレッシャー……。子供の教育には悪いですねえ。元凶のキラ君はど
       こですか?」
 子供「お兄ちゃんなら浜辺にいるよ。『双子じゃなければカガリにも手を出せたのに』とか『トー
     ルを亡くした直後のミリィに声をかけられたら、絶対ゲット出来たのに』とか、ブツブツ言
     ってる」
 マルキオ「最悪の現実逃避ですね」


その2.どちらにしても彼は結局報われないようで

 サイ「はあ……。新しい恋を探そうかな」



ショート97.
SEEDキャラで演ってみよう/スレイヤーズ編
(鬼王さんのリクエスト)

その1.どうして自分から茨の道を選ぶのだろう……

 ラクス「管理人様からの提案です。この「SEEDキャラで演ってみよう」というSSもマンネリ化し
      てきたので、今回は少しパターンを変えてみるとの事です」
 キラ「飽きられる前に手を打つのは賢明だね。それでどんな感じになるの?」
 ラクス「今まではキャスティングだけでしたが、今回からは管理人さんオリジナルの寸劇を行な
      うとの事です。原作を知らない人にも楽しんでもらえる、素晴らしいお心遣いですわ」
 キラ「確かに案自体はいいけど、問題はその内容だね。ちょっと不安だなあ……」
 ラクス「では、まずはキャスティングの発表を致します」

リナ=インバース……カガリ
 主人公。ドラマタ(ドラゴンもまたいで通る)の異名を持つ美少女天才魔道士。趣味は盗
賊イジメ。強欲で暴食でナイムネ。でも、基本的にはいい人……だと思う。多分。きっと。

ガウリイ=ガブリエフ……イザーク
 リナの相棒。光の剣を持つ剣士。剣の腕は一流だが、頭の中身はクラゲ並。リナと並
ぶ大食漢。重度の天然ボケだが、リナとは名コンビ。

ゼルガディス……アスラン
 とある魔道士にゴーレムと邪妖精のキメラにされた魔剣士。精霊魔術、剣の腕ともに一
流。元の人間の姿に戻る手段を探している。

アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン……ラクス
 白魔術都市セイレーンの第一王位継承者の娘。『正義』の為に命を賭ける少女。ゼル
ガディスとは何気にいい感じ?

獣神官ゼロス……キラ
 魔王シャブラニグドゥの腹心、獣王ゼラス=メタリオムの部下。ある思惑によって、リナ
たちに近づく。のほほんとした言動でリナたちを困惑させる。口癖は「それは秘密です」。

 キラ「いつもよりキャストの数が少なめだね」
 ラクス「さすがに全てのキャラは出せませんから。それでは、寸劇の始まりです。なお、キャラ
      クターの口調は各作品のキャラに合わせています。違和感バリバリですけど、予めご
      了承ください」


その2.寸劇「食事=戦争」

 (とある町の食堂。山のように積まれた料理をリナたち一同が貪り食っている。ゼロスとゼル 
  ガディスは普通だが、他の三人は人間のレベルを超えるほどの食いっぷりである)

 ガウリイ(イザーク)「なあ、リナ」
 リナ(カガリ)「何だ…じゃない、何よ?」
 ガウリイ(イザーク)「前から思ってたんだが、お前、それだけ食って、よく太らないな?」
 リナ(カガリ)「剣士のあんたには分からないだろうけど、魔法っていうのは体力をものすごーく
          使うの。当然、栄養も必要になる。これだけ食べても、まだ足りないくらいよ」
 アメリア(ラクス)「そうですね。あ、そのパンケーキ、頂きます」
 ゼルガディス(アスラン)「というか、この作品で小食な奴なんているのか? うん、美味い」
 ゼロス(キラ)「そうですねえ。その辺りは、魔族も人間も変わらない様で。あ、すいませーん、
          ステーキもう一皿追加してください」
 ガウリイ(イザーク)「なるほど。……うん、納得した」
 リナ(カガリ)「………ガウリイ。あんた今、どこを見て納得したの?」
 ガウリイ(イザーク)「リナの胸」
 リナ(カガリ)「さらっと言うなあっ! そして、ブッ殺す!!!」
 ガウリイ(イザーク)「お、おい、待て、リナ! 町中で呪文は…」
 リナ(カガリ)「詠唱省略! 竜破斬(ドラグ・スレイブ)!!!!」
 ガウリイ(イザーク)「うわああああああっ!!!!」

 ゼロス(キラ)「やれやれ。今回もまた派手に壊しましたねえ。町の三分の一が吹っ飛びました
          よ。まあ手加減していたみたいですから、死者は出てませんけど」
 ゼルガディス(アスラン)「いつも思うんだが、壊れた家や建物の修理費は、誰が払っているん
                だろう?」
 アメリア(ラクス)「セイレーンじゃないですよ。私たちはこの件とは無関係です。いくら正義の 
            味方でも、出来ることと出来ないことがあります」
 ゼルガディス(アスラン)「だが、あの二人が金を持っているようには見えない。という事は、必
                然的に俺たちの財布から…」
 ゼロス(キラ)「あ、町の人たちが凄い顔して僕たちを見てますよ。手には請求書みたいな紙を
          持っていますねえ」
 ゼルガディス(アスラン)「よし、逃げるぞ」
 アメリア(ラクス)「はいっ! ごめんなさい、リナさん、ガウリイさん。仲間を置き去りにするの 
            は辛いけど、これも正義の味方の運命です。というか、自分の不始末は自 
            分でつけてください!」
 ゼロス(キラ)「今のセリフ、微妙にラクス本人が入ってない?」(と言いつつ、彼も逃走)

 (その後、リナ&ガウリイと町の住人たちとの間で、三日三晩に渡る激しい戦いが繰り広げら
  れたとか無かったとか。そしてリナの新たな異名に『史上最悪のクラッシャー』が加わった)

 ラクス「いかがでしたか? 管理人さんが無い知恵を振り絞って考えられた寸劇は。もちろん 
      この寸劇はスレイヤーズ本編とは何の関係もありませんので、その方面からのツッコ
      ミはどうぞご遠慮ください。それでは」



ショート98.
SEEDキャラで演ってみよう/テニスの王子様編
(麒麟さんのリクエスト)

 ラクス「キャラ紹介は省略いたします。それでは、寸劇をどうぞ」

 (とある日曜日。公園のコートに各校のエースが集まり、親善試合が行なわれる事になった)

 越前リョーマ(アスラン)「まだまだだね」
 阿久津(オルガ)「くっ、調子に乗るなよ、小僧……!」

 桃城(ディアッカ)「この俺からポイントを取ろうなんて図々しいなあ、図々しいよ」
 海堂(イザーク)「うるせえんだよ、お前は!」

 跡部(クルーゼ)「踊ってみるか? 『破滅への輪舞曲(ロンド)』……!」
 手塚(フラガ)「俺は負けない! いつぞやの決着をつけるぞ、跡部!」

 真田(バルトフェルド)「たとえ親善試合でも立海大付属に敗北は許されない! 行くぞ!」
 大石(トール)「くっ、さすがに強い……。だが!」

 切原(シャニ)「お前、もう一度潰すよ…?」
 橘(劾)「テニスは相手を痛めつけるものではない。それを教えてやる!」

 河村(クロト)「うおおおおおおーーーっ! 萌えるぜ、バーーーーニング!」
 乾(サイ)「? データと何か違うような気が……。修正の必要ありか?」

 菊丸(ニコル)「俺のアクロバティックテニスについてこれる?」
 不二(キラ)「ついていくよ。そして、勝たせてもらう……!」

 観月(アズラエル)「ふふん、僕の実力はまだまだこんなものじゃないですよ」
 千石(ロウ)「そっちこそ、俺をラッキーだけの男だと思わないでよね!」

 (そして公園の入口では)

 小坂田朋香(ミリアリア)「はーい、世紀のベストマッチ、見学はこちらで受け付けていま〜す」
 竜崎桜乃(ラクス)「チ、チケットはこちらで購入してくださ〜い。…………お祖母ちゃん、こん 
             な事していいの?」
 竜崎スミレ(マリュー)「いいのよ。うちの部員は道具をよく壊すから、予算不足なの。あと、桜
               乃」
 桜乃(ラクス)「なあに、お祖母ちゃん?」
 スミレ(マリュー)「その呼び名はやめて。マジで落ち込むから。……うううっ、どうして私がお祖
            母ちゃん役なのよ。管理人のバカヤローーーーーーーッ!!!!!」
 朋香(ミリィ)「マリューさん、演技してください」



ショート99.
禁断の一言(第10話・ラクス引き渡しのシーンより)

 (対峙するストライクとイージス。アスラン、コクピットから手を振るラクスを見て)

 アスラン「ラクス、太りましたね?」
 キラ「……………」
 ラクス「……………」
 アスラン「……………」
 ラクス「ポチッとな」
 キラ「あ、そのスイッチはビームライフルの!」
 アスラン「え?」

 (アスラン、閃光に消ゆ。合掌……)

 ラクス「女の子の心を傷つけるような人に生きる資格はありませんわ。キラも気をつけてくださ
      いね?」
 キラ「は、はい、ラクス……様」
 ラクス「よろしい♪」



ショート100.
なぜなにSEED・パート1
(こーべえさんのリクエスト)

その1.私的ですが、ナタルは先生に向いていると思います

 ナタル「このコーナーは、ガンダムSEEDの科学分野についての疑問を、質疑応答形式で解
      答していくというものだ。全員、気合を入れて質問するように」

 サイ・トール・ミリアリア・カズイ・フレイ・カガリ「はーい」

 サイ「先生、授業を始める前に質問があるんですけど」
 ナタル「何だ?」
 サイ「どうして俺たちが生徒役なんですか? キラやアスランの方が…」
 ナタル「私が管理人に希望した。コーディネイターの生徒は頭が良すぎて、教え甲斐が無い」
 ミリアリア「さり気なく私たちがバカだって言われているような…」
 カガリ「私も含まれているのか?」
 トール「ダメだよ、ミリィもカガリもそんな事を考えちゃ」
 カズイ「そうだよ。出番があるだけ、ありがたいと思わないと」
 カガリ「黙れ。『昔の男』と『途中退場者』」
 トール&カズイ「!!!!!」
 フレイ「ここのSSでは、どっちも出番少ないしね。意外と似た者同士?」
 トール「!」(バタッ)
 カガリ「あ、気絶した」
 サイ「そんなにショックだったのか……。トール、安らかに眠れよ」
 ミリアリア「それ、シャレになってないわよ」


その2.PS装甲について

 ナタル「では、授業(?)を始める。まずはPS装甲について説明しよう。正式名称はフェイズシ
      フト装甲。フェイズシフト、つまり、位相転移システムを搭載した装甲だ。一定の電流 
      を流すと位相転移が起こり、装甲が硬質化して、ミサイルなどの実体弾をはじめ、あ
      らゆる物理的攻撃を無効化する強度を持つようになる。ストライクを初めとするXナン
      バーMSに使用されている」
 カガリ「ミサイルやマシンガンなどの実弾兵器はほとんど効かない。でも、ビームライフルやサ
     ーベルなどのビーム兵器の攻撃は無効化できない。何事にも長所と短所があるという
     事だな」
 ミリアリア「はーい、ナタル先生、質問でーす。どうしてPS装甲はビーム兵器は無効化できな 
        いんですか?」
 ナタル「いい質問だ、ミリアリア・ハウ。先程も説明したが、PS装甲を展開するためには衝撃 
      による『一定の電流』を流す必要がある。だが、ビーム兵器は衝撃ではなく、ビームの
      熱によって敵を破壊する。電流が流れ、硬質化する前に装甲が溶解してしまうのだ」
 ミリアリア「でも、ジェネシスに使用されていたPS装甲は、ローエングリンを無効化してました 
        けど」
 ナタル「うむ。これは私の考えだが、ジェネシスのPS装甲は、ザフトの手によって強化された 
      ものだと思われる。それにストライクなどのMSに比べ、大型兵器であるジェネシスは
      エネルギー容量がケタ違いだ。PS装甲も頑強なものが展開できるだろう。それでも、
      根本的な弱点は改善されていないだろうから、ローエングリンを連続で打ち込めば何
      とかなったかもしれん」
 フレイ「その答えは、ちょっと屁理屈っぽい気がするんですけど?」
 サイ「確かにそうだな。こういう事に詳しい人からツッコミの嵐が来そうな答えだと思います」
 ナタル「くっ……。私だって、ちゃんとした答えを出したい! だが、SEEDのスタッフは詳しい
      説明をしてくれないから、勝手に考えるしかないのだ!」
 トール「ま、まあまあ、先生、落ち着いて……」
 カズイ「あ、あの、俺からも質問が! カラミティたち連合の後期XナンバーMSに使用されて 
      いるTP装甲って何ですか?」
 ナタル「…………」
 カズイ「? せ、先生?」
 ナタル「………………うがああああああーーーーーーっ!!!!!!」
 トール「うわあっ!? せ、先生がキレた!」
 ミリアリア「カズイのバカ! TP装甲の話はナタル先生には禁句なのよ!」
 カズイ「ええっ? そ、そうなの?」
 サイ「あれはかなり後付け設定臭いからな。ナタル先生、そういうの嫌いだから。って、うわあ
     っ! 先生、机を投げるのはやめてください! おごッ!」(見事に命中)

 (ナタル、大暴れ。教室半壊)

 カガリ「一応説明しておく。TP装甲とはトランスフェイズ装甲の略称で、外部装甲は通常の装 
      甲だが、コクピット等の重要な部分のみ外部装甲の内側にPS装甲を備え、耐圧セン 
      サーにより外装への着弾時のみPS装甲を発動させる複合装甲のことだ。エネルギー
      切れになっても機体の色が落ちないのが特徴だが、この設定はやっぱり後付けっぽ 
      いな……」

 (ナタル先生、まだ暴れています。よって今日の授業はここまで。……ナタルファンの方、彼女
  のキャラを壊して、すいません)



ショート101.
もしもムウとナタルが生きていたら
(ymaさんのリクエスト)

 ムウ「ただいま、マリュー。今日はお客様を連れて来たぞ」
 マリュー「お帰りなさい、ムウ。あら、ナタルも一緒なの? 久しぶりね」
 ナタル「お久しぶりです、艦長。新婚家庭にお邪魔するのは、少々心苦しかったのですが…」
 マリュー「何、他人行儀な事を言ってるのよ。私とあなたの仲じゃない。変な遠慮はしないで」
 ムウ「そういう事。今日は懐かしのアークエンジェル時代を思い出して、パーッとやろう! マリ
     ュー、棚の奥からこの前もらった酒を取ってきてくれ」
 マリュー「いいの? あれ、かなり高いんじゃ…」
 ムウ「どうせ貰い物だ、気にする必要は無いだろ。酒は友と飲むのが一番美味い。極上物な
     ら尚更だ」
 マリュー「ふふっ、そうね。かなりキツいお酒だけど、ナタルは大丈夫?」
 ナタル「大丈夫です。軍のお偉方につき合わされているせいで、アルコールにも随分と慣れま
      した」
 ムウ「中間管理職は辛いねえ」
 ナタル「貴方にだけは言われたくないですね。まったく、誰のせいで余計な苦労をしていると思
      って…」
 マリュー「まあまあ。それじゃあ、乾杯しましょう」
 ムウ「おう! 俺たちの明日のために!」
 ナタル「そして、この世界の平和を願って」
 三人「乾杯!」

 マリュー「………………ふう。まだ、こんな夢を見るなんて、未練ね……。楽しい夢は嫌い。目
       覚めたら、辛くなるから……」



ショート102.
SEEDキャラで演ってみよう/ファイナルファンタジー7編
(麒麟さんのリクエスト)

その1.101の感動、台無し

 マリュー「着替え終了! よーし、頑張るわよー……って、ちょっ、ちょっと、ナタル、手を放し 
       て! 巨乳格闘娘のティファ役は、SEED一の巨乳キャラである私が…うごっ」(ナタ
       ルに延髄にチョップを叩き込まれ、失神)
 ナタル「巨乳(それ)は確かに貴方の武器ですが、それだけに頼るのはやめてください」


その2.ゴールドソーサーのデートイベントにて

 (コンコン)←ドアを叩く音
 ティファ(フレイ)「クラウド……」
 クラウド(キラ)「リセット」

 (コンコン)
 エアリス(ラクス)「エヘヘ!」
 クラウド(キラ)「リセット」

 (コンコン)
 バレット(キサカ)「よう、クラウド。起きてるな?」
 クラウド(キラ)「なぜお前が来る! リセット!」

 キラ「うがああーーーーっ! なぜだ、なぜユフィ(カガリ)とデート出来ないんだあっ! いつも
     戦闘に入れているし、回復だってマメにしてあげているのに、どうしてーーーっ!」
 ラクス「以上、管理人さんの実体験を再現いたしました。結局、ユフィさんとはデート出来なか
      ったそうです」


その3.再現・エアリスの最期

 クラウド(キラ)「……エアリス。……ウソだろ?」
 セフィロス(クルーゼ)「気にすることはない。まもなくこの娘も星をめぐるエネルギーとなる。私
               の寄り道はもう終わった。あとは北を目指すのみ。雪原の向こうに待っ
               ている『約束の地』。私はそこで新たな存在として星と一体化する。その
               時はその娘も…」
 クラウド(キラ)「……だまれ。自然のサイクルも おまえのバカげた計画も関係ない。エアリス
           がいなくなってしまう。エアリスは、もうしゃべらない。もう……笑わない。泣か 
           ない……。怒らない。俺たちは……どうしたらいい? この痛みはどうしたらい
           い? 指先がチリチリする。 口の中はカラカラだ。 目の奥が熱いんだ!」

 (この後、戦闘に。戦闘終了後、エアリスの遺体を泉に浮かべる)

 クラウド(キラ)「みんな、聞いてくれ。俺はニブルヘイムで生まれた元ソルジャーのクラウドだ。
           セフィロスとの決着をつけるために ここまでやってきた」
 ティファ(フレイ)「……どうしたの?」
 クラウド(キラ)「俺は自分の意志でここまでやってきた……そう思っていた。しかし…………正
           直に話す。俺は自分が怖い。……俺の中には 俺の知らない部分がある。俺
           はセフィロスに黒マテリアを渡してしまった。みんなが止めてくれなければ エ
           アリスをこの手で……。……そういう自分が俺の中にいる。俺ではない自分 
           が。だから俺はもうこの旅をやめた方がいいのかもしれない。とんでもないこ
           とをしてしまうかもしれない。でも、俺は行く。5年前、俺の故郷を焼き払い、た
           った今エアリスを殺し、そしてこの星を破壊しようとしているセフィロスを…… 
           俺は許さない。俺は……俺は、行かなくてはならない。……頼みがある。みん
           なも来てくれ……るよな? ……俺がおかしなまねをしないように 見張ってい
           てほしいんだ」
 バレット(キサカ)「……でもよ、なんだかよ……」
 クラウド(キラ)「エアリスがどうやってメテオを防ごうとしたのかはわからない。今となっては俺
           たちにはそれを知る方法もない。でも!」
 エアリス(ラクス)「ガガボガボガボ」
 ユフィ(カガリ)「って、おい、ラクスが溺れてるぞ!」
 ヴィンセント(ムウ)「撮影中止! キラ、もっと早くセリフを喋れ!」
 キラ「ええっ!? 僕のせいなんですか?」
 ラクス「〜〜〜〜〜〜」(気絶しています。恐るべし役者根性)



ショート103.
SEEDキャラで演ってみよう/サイボーグ009編
(麒麟さんのリクエスト)

 ラクス「…………」
 カガリ「…………」
 フレイ「…………」
 ディアッカ(008役)「うっ、凄いプレッシャーだな……」
 イザーク(004役)「まあ、当然だろうな。このマンガ、レギュラーキャラの女性は003だけだ 
             からな」
 キサカ(005役)「カガリ様には清楚な003は似合わないと思うのだが…ごふっ!」
 キラ(009役)「キサカさん!? カガリ、硬式ボールはやめようよ。当たり所が悪かったら大 
          変だから」
 ニコル(006役)「ボールを投げる事自体については、突っ込まないんですね」
 アスラン(002役)「言っても無駄だからな」
 ムウ(007役)「やれやれ。ところで、赤ん坊の001の役はどうするんだ?」
 バルトフェルド(ギルモア博士役)「ああ、それならこの子を使う」
 キラ「へえ、可愛い赤ちゃんですね。どこの子供ですか?」
 バルトフェルド「何を言ってるんだ。これは『君』だぞ、キラ・ヤマト」
 キラ「えっ!?」
 バルトフェルド「正確には、この時はまだ、キラ・ヒビキなんだがね」
 一同「時空を超えちゃった!?」

 (その後、003役はラクスが執念で勝ち取り、赤ん坊の頃のキラを存分に抱きしめました)



ショート104.
SEEDキャラで演ってみよう/幽遊白書編
(スペリオンさんのリクエスト)

 幽助(キラ)「霊丸(れいがん)ーーーーーっ!」
 飛影(イザーク)「邪王炎殺黒龍波!」
 蔵馬(ニコル)「薔薇刺鞭刃(ローズウィップ)!」

 桑原(ディアッカ)「うーん……。よくよく考えたら、レギュラー四人の中で、俺だけが必殺技を持
            ってないんだよなあ。技の名前も叫ばないし」
 ぼたん(ラクス)「まあまあ。それでも霊力は高いし、活躍シーンも多いし、可愛い恋人(雪菜。
           配役はミリィ)も出来るんだから、いいじゃない。SEED本編同様、何気にオ 
           イシイ役どころよ」
 桑原(ディアッカ)「それもそうだな。ようし、頑張るか!」
 ぼたん(ラクス)(ボソッと)「メインキャラの中で一番人気が無いのも同じだけど」
 桑原(ディアッカ)「何か言ったか?」
 ぼたん(ラクス)「いいえ、何も」



ショート105.
なぜなにSEED・パート2

その1.目くそ鼻くそを笑う

 ナタル「前回(ショート100)は取り乱して済まなかった。あのような失態は晒さぬよう、気をつ
      ける。それでは今回は、SEEDに登場する組織や国家について説明する。まずは地
      球連合軍だが、トール・ケーニヒ、これがどういう組織なのか簡単に説明してみろ」
 トール「はい。プラント理事国や反コーディネーター国家で構成されている多国籍軍ですね。大
      西洋連邦とユーラシア連合の二大強国が中心となっています」
 ミリアリア「でも、アラスカの事件でユーラシアは戦力の大半を失ったのよね」
 サイ「ああ。そして連合の主導権は大西洋連邦と、その上層部に食い込んでいたブルーコス 
     モスの手に移ったんだ」
 ナタル「ブルーコスモスの名が出たところで、フレイ・アルスター、この組織について説明しろ」
 フレイ「どうして私なのよ? まあ、いいわ。簡単に言えば『コーディネイターなんて大ッッッッ嫌
      い! みんな死んじゃえ!』って人たちの集まりね。元々は自然環境の保護を訴える、
      よくある団体だったみたいだけど、いつの間にか極悪テロ組織になっちゃったのよね」
 カガリ「確かにその通りだが、お前、自分の父親も入っていた組織の事を、よくそんなに悪く言
      えるな」
 フレイ「事実じゃない。私はメンバーじゃないし。あの組織の人たち、パパ以外はみんな品の 
      無い人たちばかりだし。一緒にしないでほしいわ」
 一同「……………」
 フレイ「なっ、何よ、みんなその眼は!」
 カズイ「いや、第一クールの頃のフレイを思い出していただけだよ」
 フレイ「!」
 トール「あの頃のフレイは輝いていたなあ……」
 ミリアリア「あのまま突き進んでくれたら、もっと面白かったのにねえ……」
 サイ「俺は少し複雑な気分だけど、確かにその通りだな」
 ナタル「うむ。それは私も同意見だ」
 フレイ「……あんたたち、遺言を書く時間ぐらいなら与えてあげる。覚悟は出来ているんでしょ
      うね?」
 一同「!」

 (フレイ様、大暴れ)


その2.その後フレイはカガリの蹴りを食らい、現在、気絶中です

 ナタル「話を戻そう。次はザフトについてだ。サイ・アーガイル、説明しろ」
 サイ「はい。ザフトとは『自由条約黄道同盟』の略称で、プラントの軍隊です。コズミック・イラ5
     0年にシーゲル・クラインとパトリック・ザラが結成した政治結社『黄道同盟』が基盤とな 
     っています。後にパトリック・ザラの手によってプラント内の警察的保安組織と合併し、モ
     ビルスーツを装備した軍事的組織として再編成されました」
 トール「地球軍のような少尉とか大佐とかの階級が無いのが特徴的だよな。軍隊というより、
      市民からの有志によって結成された市民軍って感じ」
 ミリアリア「人数は地球軍より少ないけど、巧みな戦術とMSの力で、数で勝る地球軍を圧倒し
        ていたのよね」
 カズイ「けど、地球軍がMSを使うようになってからは形勢逆転しちゃったね」
 カガリ「ああ。そしてパトリック・ザラの憎悪の念に引きずられて、Nジャマーキャンセラーやジ
      ェネシスのような危険な兵器を作り出した。まったく、困ったものだ」
 ナタル「数で劣るザフト軍が勝つためには、MSやジェネシスのような新兵器に頼るしかない。
      それは分かるが、ジェネシスはやり過ぎだな。必要以上に相手の敵意を煽るのは、自
      軍の破滅にも繋がるというのに……」
 サイ「そうですね。結局、パトリックはジェネシスのあまりの威力に危険を感じた部下に撃たれ
     て死んでしまった。自業自得、といえばそうなんでしょうけど、悲しいですね」
 ミリアリア「そうね。? カガリ、何を考え込んでいるの?」
 カガリ「ああ。少し面白い法則を発見した」
 ミリアリア「何よ?」
 カガリ「頭に濁音がつく組織は、悪役っぽい」
 ミリアリア「……はあっ?」
 カガリ「ザフト、ジオン(初代ガンダム)、ザンスカール(Vガンダム)、デストロン(ライダーV3)、
      ブラックサタン(ストロンガー)、ゴルゴム(ブラック)、グールズ(遊戯王)、バロックワー
      クス(ワンピース)……。なっ? どれも凄く悪っぽいだろ?」
 カズイ「あ。確かにそうだね」
 ミリアリア「ザフトって、名前を付けられた時点で悪役決定だったのね」
 トール「濁音じゃないと、逆にマヌケな名前になるな」
 ミリアリア「サフト、シオン、サンスカール、テストロン、フラックサタン、コルコム……プッ、確か
        にすっごくマヌケね」
 サイ「けど、濁音じゃない悪の組織もたくさんあるぞ。ショッカーとかロケット団(ポケモン)とか」
 カガリ「いや、だがやっぱり……」

 ナタル「………………うがああああああーーーーーーっ!!!!!!」
 トール「うわあっ!? ナタル先生がまたキレた!」
 ナタル「授業中の雑談は禁止だーーーーーっ!!!!!」
 フレイ「はああああああっ!!!!」
 ミリアリア「きゃあ! フ、フレイも目を覚ましちゃった!」
 カガリ「逃げろ! 全員、退避ーーーーーっ!!!!」

 (結局、フレイとナタルの二大暴走怪獣によって、教室は半壊。学生の皆さん、授業中の雑談
  は控えめに)



ショート106.
SEEDキャラで演ってみよう/サザエさん編
(一剣さんのリクエスト)

その1.子供キャラの絵は「SEED Cleb」の「たねっぴ」を参考にしてください

 キラ「……このマンガをSEEDキャラに演らせようと考えた一剣さんは凄いね」
 ラクス「そうですね。ある意味、全員ミスキャストですから。でも、一番凄いのは、このリクエスト
      をお受けした管理人さんだと思います」
 キラ「そうだね。一体、どんなSSになるのやら……不安だなあ」

 波平(ハゲヅラ被ったクルーゼ)「母さん、カツオ(アスラン)はどこへ行った?」
 舟(ナタル)「カツオなら庭でワカメ(ラクス)やタラちゃん(キラ)たちと一緒に遊んでいますよ」
 波平(クルーゼ)「また、遊んでいるのか。まったく、あいつはちゃんと勉強をしているのか?」
 サザエ(マリュー)「やってないんじゃない? あの子が机に向かうところなんて、最近見てない
             もの」
 波平(クルーゼ)「っておい! だったら注意しないか!」
 サザエ(マリュー)「いいのよ。二週間、あの子が机に座らなかったら、私の勝ちだから」
 波平(クルーゼ)「なっ……」
 マスオ(ムウ)「何を賭けたんだ?」
 サザエ(マリュー)「お風呂掃除。私が勝ったらカツオが、カツオが勝ったらお父さんが風呂掃
            除するの」
 波平(クルーゼ)「勝手にわしを巻き込むな!」


その2.あれば便利だけど、無くてもそれほど困らない

 中島(キラ・通常バージョン)「…………」
 カツオ(アスラン)「どうした?」
 中島(キラ)「信じられない……。今時テレビゲームもパソコンも、オーディオ機器さえ無いなん
         て。ここ、本当に日本なの?」
 カツオ(アスラン)「中島の家にはあるのか?」
 中島(キラ)「無い」
 カツオ(アスラン)「なら、それでいいだろ。そういう世界なんだよ」
 中島(キラ)「うーん。恐るべし、サザエさんワールド……」


その3.花沢さんがやって来た

 花沢(カガリ)「磯野くーん!」
 カツオ(アスラン)「あ、花沢さん」
 ワカメ(ラクス)「こんにちは」
 花沢(カガリ)「こんにちは、ワカメちゃん。さあ、磯野君、行くわよ」
 カツオ(アスラン)「行くって、どこへ?」
 花沢(カガリ)「昨日、私とショッピングに付き合ってくれるって約束したじゃない。まさか、忘れ
          たの?」
 カツオ(アスラン)「バカな! 俺がお前との約束を忘れるはずが無いだろ!」
 花沢(カガリ)「えっ?」
 カツオ(アスラン)「さあ、行こう、今すぐに! 何でも買ってやるぞ!」
 花沢(カガリ)「え? いや、ちょっと待て、おい!」

 (アスランに手を握られ、二人退場。そしてそのまま、『本当の』ショッピングへ)

 ラクス「……素で返してしまいましたね。すいませーん、NGですわ。二人が戻ってくるまで、休
     憩しましょう」


その4.まあ「SEED」とは対極の世界だからなあ

 一同「…………」(全員、落ち込んでいます)
 ラクス「あまりに世界観が違うので、皆さんの精神が持たなかったみたいですね。わたくしは楽
      しかったですけど」



ショート107.
SEEDキャラで演ってみよう/名探偵コナン編
(ゲオルギウスさんのリクエスト)

その1.コナンは「たねっぴ」の彼です

 コナン(キラ)「たった一つの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人。その名は、名探偵コナ
          ン! 真実は、いつも一つ!」
 一同「…………」
 コナン(キラ)「な、何だよ、みんなして冷たい眼で?」
 目暮警部(パトリック)「いや。自分で自分の事を『名探偵』っていう人も珍しいな、と思ってね」
 毛利蘭(カガリ)「頭脳は大人、っていう割には性格は子供っぽいし」
 服部平次(ディアッカ)「連載が始まって随分経つけど、肝心の黒の組織への手がかりはほと
               んど掴んどらんし」
 毛利小五郎(バルトフェルド)「人を何度も何度も何度も何度も麻酔で眠らせるし。絶対、体に
                   悪いぞ、あれは」
 灰原哀(フレイ)「まあ、仕方ないわよ。古今東西、名探偵って自意識過剰で社会生活不適合
           者が多いんだから」
 一同「うん。それには凄く納得できる」
 コナン(キラ)「う……うわあああああん!」


その2.この二人、結構好きです

 ジン(ミゲル)「…………」
 ウォッカ(イザーク)「…………」
 ジン(ミゲル)「なあ」
 ウォッカ(イザーク)「なんすか、兄貴?」
 ジン(ミゲル)「この前、気付いたんだが……」
 ウォッカ(イザーク)「ええ」
 ジン(ミゲル)「俺たち、物語の鍵を握る重要キャラにしては、出番、少なすぎやしねえか?」
 ウォッカ(イザーク)「……今更ですねえ」
 ジン(ミゲル)「次の出番はいつだろうな?」
 ウォッカ(イザーク)「今年中にあればいいですねえ……」



ショート108.
SEEDキャラで演ってみよう/ジョジョの奇妙な冒険・第三部編
(KENTさんのリクエスト)

 承太郎(フラガ)「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」
 ジョゼフ(バルトフェルド)「『隠者の紫』! そしてくらえ、太陽のエネルギー『波紋』!」
 アヴドゥル(ディアッカ)「Yes I am! チッチッチッ」
 花京院(ニコル)「さあ、お仕置きの時間だよ、ベイビー」
 ポルナレフ(イザーク)「ケッ、祝いになんかくれるっつーなら、てめーの命をもらってやるぜ!」
 ディオ(クルーゼ)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」

 一同「…………うーん。何かが足りないような…………あっ、そうか!」

 キラ「ドンッ! ズギューーン! ドドドドドド……。ズンッ! バァ〜〜〜〜ン!」
 カガリ「キラ、何をやっているんだ?」
 キラ「擬音係だから、その練習。タイミングを合わせないとね」
 カガリ「……まあ、確かに荒木先生のマンガには欠かせないものだけど、芸達者だな、キラ」



ショ−ト109.
シャニの呟き

その1.アナグラムというやつです

 オルガ「…………」(本を読んでいる)
 クロト「…………」(携帯ゲームをしている)
 シャニ「…………」(音楽を聴いている)
 オルガ「…………」(本を読んでいる)
 クロト「…………」(携帯ゲームをしている)
 シャニ「…………なあ」
 オルガ「ん?」
 クロト「何だ?」
 シャニ「今、ふと思ったんだけど……」
 オルガ「…………」(本を閉じる)
 クロト「…………」(携帯ゲームを一時停止する)
 シャニ「アズラエルの奴の名前をいじって、『ズラアエル』にすると、結構面白くないか?」
 オルガ「…………」
 クロト「…………」
 シャニ「…………」
 オルガ「面白いな」
 クロト「ああ」
 シャニ「だよな」

 (会話、終了。再びそれぞれ自分の世界へ)


その2.そういう展開も面白かったかも

 オルガ「…………」(本を読んでいる)
 クロト「…………」(携帯ゲームをしている)
 シャニ「…………」(音楽を聴いている)
 オルガ「…………」(本を読んでいる)
 クロト「…………」(携帯ゲームをしている)
 シャニ「…………なあ」
 オルガ「ん?」
 クロト「何だ?」
 シャニ「今、ふと思ったんだけど……」
 オルガ「…………」(本を閉じる)
 クロト「…………」(携帯ゲームを一時停止する)
 シャニ「バジルール艦長って、結構美人だよな。俺、割と好きだ」
 オルガ「あ、俺も」
 クロト「俺も。顔はいいし、胸もあるし」
 シャニ「放送話数がもう少しあったら、もっと仲良くなれたかもしれないな。残念」
 オルガ「ああ、そうだな」
 クロト「残念、無念」

 (会話、終了。再びそれぞれ自分の世界へ)



ショート110.
SEEDキャラで演ってみよう/セーラームーン編
(芳野秋生さんのリクエスト)

 うさぎ(フレイ)「愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラームーン! 月に代わって、オシ
           オキよ!」
 マリュー(今回は監督です)「違あーーーう! 腕をクロスする時の足の運びは、こう! そし 
                   て、眼線は常にカメラに向けておく! はい、もう一度!」
 レイ(カガリ)「マリューさん、拘ってるなあ。あの熱の入れよう、見ているこっちにまで伝わって
          くる」
 亜美(ラクス)「『先代』としては、色々と思うところがあるのでしょうね」
 まこと(ナタル)「そうだな。私たちもラミアス監督の熱意を受け止め、演技に力を入れないと…
           …? どうした、みんな。妙な眼で私を見て?」
 美奈子(ミリアリア)「まあ、年齢不詳のプロフェッサーがやるよりはマシだけど……」
 亜美(ラクス)「似合っているような、そうでないような……。バジルール様のセーラー服姿、非
          常に微妙ですわね」
 レイ(カガリ)「取りあえず、読者はこのSSが絵付きでなかった事を感謝すべきだな」
 まこと(ナタル)「???」



ショート111.
SEEDキャラで演ってみよう/カードキャプターさくら編
(芳野秋生さんのリクエスト)

その1.三日前、知世ちゃんの家から帰ってきてから……

 さくら(ミリアリア)「闇の力を秘めし鍵よ! 真の力を我の前に示せ。契約のもと、さくらが命じ
            る。『封印解除』(レリーズ)!」
 知世(ラクス)「今日もさくらちゃんが大活躍! ビデオにも撮れて、大満足ですわ〜!」
 ケロちゃん(ハロ)「コニャニャチワー! ミトメタクナイ!」
 さくら(ミリアリア)「ねえ、知世ちゃん。最近ケロちゃん、ちょっとおかしいんだけど……。片言 
             だし、体が妙に丸くなってるし」
 知世(ラクス)「気にすることはありませんわ。さくらちゃんの活躍シーンはバッチリ撮れてます
          から。ええ、今日はいつも画面の隅の方でチョロチョロうろついている、犬だか
          鳥だか分からない未確認生物が大人しくしてくれたおかげで、美しい映像が撮
          れましたわ♪」
 さくら(ミリアリア)「と、知世ちゃん、まさか……!?」


その2.彼らの苦悩は続く

 小狼(アスラン)「『クロウカード』を持っているな。出せ。残りは俺が探す」
 さくら(ミリアリア)「だめ!」
 桃矢(ディアッカ)「てめー、うちの妹に何してやがる!」
 さくら(ミリアリア)「お兄ちゃん!」
 雪兎(キラ)「桃矢ーーっ、ぶたまんあったよーーーっ! あと、ピザまんとカレーまんと……あ
         れ? ……みんなも食べる?」(小狼にぶたまんをあげる)
 小狼(アスラン)「!!!!」(顔を真っ赤にして走り去る)
 さくら(ミリアリア)『な、なんなのおおおおっ!?』

 アスラン「…………」
 ニコル(エリオル役です)「アスラン、どうしてあんなに落ち込んでいるんですか?」
 ミリアリア「『こんなシーンを放送したら、またキラとのホモ疑惑が深まる』って…」
 ニコル「今更という感じがしますけど。あれ? ディアッカはどこへ行ったんですか?」
 ミリアリア「監督(マリュー)に呼び出されたんじゃない? 何度もNG出してたから」
 ニコル「ああ。『うちの妹』を『俺の女』って、何度も言い間違えてましたね」
 ミリアリア「ワザとじゃなくて、本気で言ってるところがバカよねえ。……ホント、バカ」

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