読者投稿SS PHASE−01
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鏡伝&鏡伝2を題材にした物のみ受け付けています。

ショート01.もしもクロトとシャニが生きてたら
(銀牙さんの作品)

その1.自分の墓を見るのって、複雑な気分だよね

(鏡伝最終話。ディアッカ達と別れた後)

 オルガ「さてと、そろそろ行くか」
 クロト「おう、たまには帰ってこいよな」
 シャニ「お土産よろしくね〜」
 オルガ「って、わあああああ!!! クロト! シャニ! お前ら生きてたのかよっ!?」
 クロト「勝手に殺すな!」
 シャニ「薄情者〜」
 オルガ「イヤ、あの状況を見たら誰だって死んだと……」
 クロト「それはやっぱ…」
 シャニ「ねぇ〜」
 クロト・シャニ「ブーステッドマンだし」
 オルガ「答えになってねえー!!!!」


その2.やっぱ友情よりも……

 オルガ「まあいい。とりあえず俺は予定通り旅に出る。お前らも元気でやれよ」
 クロト「ああ、元気でな。俺とシャニはしばらく一緒だけどな」
 シャニ「またお前と一緒なの? ウザ〜イ」
 オルガ「あ?どういうことだ?」
 クロト「俺達また軍に戻ることになったんだよね〜。今度はちゃんとしたバジルール艦長の部 
     下として♪」
 オルガ「何っ!?」
 シャニ「今度の軍にはやばい薬もウザイおっさんもいないし。これで心置きなく艦長を口説け 
      るね」
 クロト「あ! 何だよシャニ、艦長を口説くのは俺なんだからな!」
 シャニ「おまえじゃ無理」
 クロト「んだと〜! お前マジで撃滅! あ、そろそろ艦長との待ち合わせの時間だ」
 シャニ「行かないとね。じゃあね〜オルガ」
 クロト「艦長のことは俺達に任せろ。達者でなー」
 オルガ「って、はいそーですかって任せられるか! 待ちやがれお前らー! お前らに艦長は
      渡せねぇ! 俺も軍に戻るからなーーーーっ!!」


その3.その後のプリパシティの日常

 クロト「ね〜ね〜艦長。この後、一緒に食事に行こうよ♪」
 オルガ「艦長が行くかってんだよ」
 クロト「何だよ。オルガには聞いてないだろー!」
 オルガ「うるせーんだよ、お前は。横からしゃしゃり出てくんな!」
 シャニ「あ〜ウザイ(ブツブツ)艦長と二人がいい……(ぶつぶつ)」

 ナタル「お前達、各自持ち場に戻れ」
 オルガ・クロト・シャニ「え〜〜〜〜〜」
 ナタル「文句を言うな! うう……、(胃を抑えながら)なんで3人とも私の下に配属されてくる 
      んだ?」
 ピエルト「それはあなた以外にこの三人が扱えないからです。あ、艦長、胃薬を飲む前にこち
       らの書類のチェックをお願いします」
 ナタル「ううう……(涙目)ラミアス艦長、あなたの当時の大変さを私は身を持って知ることが出
      来ました。助けてください……」

 記念すべき投稿作品の第一作です。ナタルさんラブな三人組が微笑ましいですね。もしクロト
とシャニが生き残っていたら、本当にこういう光景が繰り広げられていたかも。ナタルさん、苦労
人艦長の道をまっしぐら?
(決闘王F.K)



ショート02.気合
(I/Dさんの作品)

 オルガ「気合だー!」
 ルーヴェ「ハイッ!」
 ギアボルト「………」
 オルガ「気合だ―――!!」
 ルーヴェ「ハイッ!!」
 ギアボルト「………」
 オルガ「気・合・いだぁぁぁああああ!!!」
 ルーヴェ「ハイッ!!!」
 ギアボルト「先生、気合で空腹は満たせませんよ? もう食料が底を尽いて一週間です。そろ
        そろおかしくなってきましたか?」
 オルガ「お前は飴玉があるんだから良いだろがぁ!!」
 ギアボルト「食べますか? 甘くて美味しいですよ」
 ルーヴェ「うっ」
 オルガ「それは……いらない……」

 天下のカラミティ・トリオ解散――改め消滅――の危機?

 空腹状態のオルガさえ食すのを拒むとは……。ギアボルトの甞めている飴って、糖度はどれく
らいなんだろう?
(決闘王F.K)



ショート03.闘神の遺言
(I/Dさんの作品)

 私は戦うことのためだけに生きてきた。
 それが私の"宿命"だから。

 この馬鹿げたゲームの参加者は皆、愚か者で"あった"。そう、愚か者"ではない"。
 少なくとも私が認めたあの戦士たちは違うのだ。

 私は"友"を知らなかった。如何なる形においても。
 だが、戦士たちのおかげで気付くことができた。
 こんな私にも"戦友"という"友"が持てることに。そして、その"友"のために戦う喜びを。

 私はここで舞台から降りよう。未来のために。
 いや、そうではない。
 "友"の未来のために私は散るのだ。


 さらば、素晴らしき世界よ! そして強く生きろ、素晴らしき戦友よ!

 戦場で生まれ、過ごし、戦う事を愛した彼は、笑っていた。実に豪快に、楽しそうに。


 鏡伝2第25章で壮絶な最期を遂げたクルフ・ガルドーヴァに捧げられた詩。戦いに生き、戦
いを喜び、戦友の為に散った男の魂を語っています。いい作品です。
(決闘王F.K)



ショート04.雷神の夢
(I/Dさんの作品)

 私の"夢"は叶わない。

 私の"願い"は叶わない。

 だって、彼がそれを拒むから。
 そして、それを喜ぶ自分がいるから。

 だから私の"夢"は叶わない。

 だから私の"願い"は叶わない。

 あの二人の為にも。
 たとえ卑劣な裏切り者に示されたことでも。

 それは私の"夢"。

 それは私の"願い"。

 だから私もすぐに行くわ。
 そう、だから待っていてね。
 ねえ、二人とも。


 鏡伝2第26章の終盤のステファニーの気持ちを現しています。悲しい過去を振り切れない女
は、今、愛している者達を敵に回す事を選んだ。その戦いの結末は…?
(決闘王F.K)



ショート05.
夢?の共演
(秋風さんの作品)

 ダブルG「なぜだ、なぜ私は負けたのだ!」
 ???「それはあなたが彼らより下等だったからでしょう」
 ダブルG「だれだ!」
 メレア「初めまして、と言うべきかな?」
 ダブルG「名を名乗れ!名を!」
 メレア「いやだなぁ。こういう場合は自分から名乗るのが先じゃない?」
 ダブルG「なにぃ! 貴様、一番初めに私の名を呼んでいたではないか!」
 メレア「……まぁ、そうだけどね。そんな真顔でつっこまれるなんて、って君に顔なんてないか」
 ダブルG「言うな、人が気にしている事を!」
 メレア「気にしてるんだ。まぁ、それはそうと、いい加減自己紹介させてくれないかな」
 ダブルG「まだ自己紹介してなかったのか、とろい奴だな」
 メレア「………いちいち勘にさわるけど許してあげよう。僕はメレア・アルストル。世界を救済 
     する者さ」
 ダブルG「世界を救うだと? ふん、そんな事が出来る訳がなかろう。世界は複雑なものだ。た
       った一人の人間が救う事など不可能だ」
 メレア「その理屈だと、たった一人の人間が『滅ぼす』事も不可能だね。そんな事も分からない
      から君は負けるんだよ」
 ノーフェイス「メレア様、そろそろ」
 メレア「ん、分かった」
 ダブルG「何だその仮面男は? いつからそこにいた!」
 メレア「煩い人だな。将来ハゲるよ。って、死んでるんだっけ、もう」
 ダブルG「くそ、また気にしている事を!」
 ノーフェイス「メレア様、こんなヒステリーにお付き合いなさらずに」
 メレア「分かってる。じゃね、『おじいちゃん』」
 ダブルG「誰が『おじいちゃん』だ! 貴様だっていい年だろうが! こら、戻ってこーい! た 
       っぷり説教してやる! あと作者! 私はこんな性格じゃないぞ!」

 知ったっこっちゃありません。あなた死んでますしby作者

 ダブルG「ぐはっ」

 鏡伝1と2のボスキャラが夢の対面。実際のこの二人は、かなり仲が悪いです。顔を合わせた
途端、バトル発生でしょうね。やれやれ。
(決闘王F.K)



ショート06.
大戦後の二人
(RIONさんの作品)

その1、大戦後も変わらず……

 ヴィシア「お疲れさま、エリナちゃん」
 エリナ「ちゃん付けすんな! まあ、私とデュエルの相性が良かったから勝てたのよ」
 ヴィシア「そうか、そうか。まあ大戦も終わってひとまず落ち着いたことだし、どこかへ出かけな
       いか?」
 エリナ「はぁ? 何よ、いきなり」
 ヴィシア「いやぁ、気晴らしにでもと思ってさ」
 エリナ「……分かったわよ。ただし、あんたが決めておいてよね、行く場所は」
 ヴィシア「どこかリクエストはないのかい?」
 エリナ「無いわよ。基本的に楽しめるところならどこでもいいわよ」
 ヴィシア「分かった。考えておくよ」


その2、デートの基本は遊園地か映画館です

 ヴィシア「やあ、エリナちゃん」
 エリナ「ちゃん付けすんな」
 ヴィシア「相変わらずだね」
 エリナ「で、今日はどこ行くのよ」
 ヴィシア「そうだね、とりあえず映画館に」
 エリナ「え、映画?」
 ヴィシア「そうだけど、嫌かい?」
 エリナ「そうじゃないけど……あんたの事だからどこかとんでもない所へ行くのかと思ってた」
 ヴィシア「まっさか〜。イザークじゃあるまいし」

 イザーク「ぶふぇっくしょん!!!」
 フレイ「うわ、ちょっとやだ! きったないわね!!」

 ヴィシア「何か見たいものある?」
 エリナ「そうねぇ……。あれなんかどうかしら?」
 ヴィシア「銀髪オカッパの武勇劇? どこかで聞いたようなあれだなぁ……」
 エリナ「これ、前々からお兄ちゃんが見たいって言ってたのよ。なんか自分の事を言われてい
     るみたいで興味が沸いたって」
 ヴィシア「おいおい……。ま、いいか。すいません。大人一枚子供一枚」
 エリナ「……ちょっとあんた」
 ヴィシア「はいさ」
 エリナ「さりげなく私を『子供券』で入場させようとしたわね?」
 ヴィシア「ん? 何の事?」
 エリナ「…………」


その3、その後は至って順調でした

 ヴィシア「いやあ、楽しかったなぁ」
 エリナ「そうね。あんたにしては良いのをチョイスしたじゃない」
 ヴィシア「……」
 エリナ「? どうしたのよ」
 ヴィシア「いや、言い忘れた事があるんだが」
 エリナ「何よ」
 ヴィシア「俺、ガーネットさんと一緒にプラントへ行く事になった」
 エリナ「は……?」
 ヴィシア「本当はもっと早くに言おうと思ってたんだけど……ごめん」
 エリナ「…………ふ、ふぅん、そうなの。へぇ……」
 ヴィシア「…………」
 エリナ「……そういうのは、もっと早くに言いなさいよね」
 ヴィシア「ああ、今度から気をつけるよ。それじゃあ」
 エリナ(……ふん、何よ……。バカ)


その4.この人の『副官』になった時点で彼の運命は決定しました

 ヴィシア「はぁ……」
 ガーネット「なぁに辛気臭い顔してるのよ」
 ヴィシア「あ、支部長」
 ガーネット「あ、支部長、じゃないわよ。この間の書類は?」
 ヴィシア「あ」
 ガーネット「あ、じゃないわよ。まったく、そんなにエリナの事が心配?」
 ヴィシア「!!」
 ガーネット「大丈夫。あの子なら心配ないわよ。あたし等と一緒にあの戦いを潜り抜けたんだ 
        から。それよりアンタがそんな状態じゃ私の補佐なんて勤まらないわよ。しっかりし
        てよね、エスクード副官?」
 ヴィシア「そうですね……。分かりましたよ、バーネット支部長」
 ガーネット「よし! それでこそ私の副官! これからカラオケに行くよ!」
 ヴィシア「ええっ? いや、俺はまだ仕事が…」
 ガーネット「支部長のテンションを上げるのも副官の仕事よ。さあ、行くわよ! 今夜はオール
        ナイトで歌いまくるわよー!」
 ヴィシア「それ絶対に『仕事』じゃない! 誰か助けてーっ!」

 「実は鏡伝のカップルの中で一番健全なんじゃないのか?」と言われているヴィシア&エリナ。
不器用な男と、元気な女の子の組み合わせは好きです。この二人には幸せになってもらいたい
ものですねえ。
(決闘王F.K)



ショート07.
ハルヒノ・ファクトリー座談会・会議は踊る
(T.M.さんの作品)

 ミナ「え〜〜〜〜! 何でチェシャキャットじゃダメなの?」
 ギアボルト「まがりなりにも戦闘用のMSに、この名前はどうかと」
 オルガ「確かにな。だが、チームを組んでやってるんだから、やっぱ何らかの共通性は持たせ
      るべきだろ? という訳で会議開始だ。ギアのMSにいい名前をつけてやろうぜ」(ニ
      ヤリと微笑む)
 ダン「オルガさん、遊ぶ気満々だな」
 ステファニー「そう難しく考えなくてもいいと思うけど。共通性のある別の名前にすれば?」
 ルーヴェ「やっぱりルイス・キャロルの小説に出てくるキャラクターの名前からですかね。例え
       ば…」


第一の案−ナイト(騎士)

 ダン「まあ、有名どころだな」
 ミナ「悪くはないわね。いかにも正義の味方っぽくてカッコいいし」
 オルガ「でも、あまりにも「いかにも」すぎて、かえって恥ずかしいぞ」
 ステファニー「そうね。それにナイトって確か、別のMSの名前に使われるはず…」
 ミナ「いえ、ステファニーさん。あれはボツになりました」
 ステファニー「あら、そうなの? 公式HPに載せたから、あの名前で決定だと思ったんだけど」
 ミナ「大人の事情は複雑みたいです。それじゃあ次の案を」


第二の案−ホワイトラビット(白兎)

 ギアボルト「やめてください。ミナさんの妄想を暴走させるような名前にするのは」
 ミナ「あ〜〜〜〜!! ひど〜〜〜い!!」
 ステファニー(笑いをこらえながら)「ま、まあまあ。でも、それじゃあマーチヘア(三月兎)もだ 
                       めよね」
ギアボルト「……は、はい、可愛い名前だけどダメです」(ちょっと未練ありそう)


第三の案−マッドハッター(いかれ帽子屋)

 オルガ「まあ、人型のMSなら帽子ぐらいは被れるわな」
 ミナ「テンガロンハットを被って、ライフルを構えるMS……。西部劇みたいでカッコいいかも」
 ダン「ああ。けど、そもそもMSが帽子を被る事に意味はあるのか?」
 オルガ&ミナ「カッコいいからだ。それ以外に理由など要らない!」
 ダン「どっちもバカか。ん? でもマッドハッターの帽子って、シルクハットじゃなかったか?」
 ミナ「シルクハット……。うん、これはこれで」
 ギアボルト「どっちも却下です。次、行ってください」


第四の案−ドーマウス(眠りネズミ)

 ルーヴェ「機体の色と元の名前(グレイダム)から連想できなくもないですが……」
 ギアボルト「戦闘中に寝ててもいいんですか?」
 オルガ「そりゃ困る」(苦笑)


第五の案−ハンプティ・ダンプティ(神の卵)

 ステファニー「何だか丸そうな名前ねぇ」(笑)
 ミナ「ダメ! こんな太っちょ体系になりそうな名前、女の子として絶対に認められない!」
 ギアボルト「私は別に気にしませんが」
 ミナ「とにかくダメ!! 次よ次!」
 ダン「ミナ、暴走してきたな」


第六の案−クィーン・オブ・ハート(ハートの女王)

 オルガ「女王様って、ギアのイメージじゃねーよな。ステファニーならともかく」
 ステファニー「あら、それどういう意味?」(極上のスマイル)
 ダン「ま、まあ、たしかに彼女には似つかわしくないな」
 ルーヴェ「そうですね。ギアちゃんなら、どちらかというとプリンセスですか」
 ギアボルト「……」(ちょっと赤面)
 ミナ「そうね。それにこのネーミングは、なぜかボクシングの世界チャンピオンを連想させるの
    よね。好きなものは女の子、嫌いなものはピエロ、必殺技は豪熱マシンガンパンチ、って
    感じの人」
 ダン「やけに具体的だな。誰の事を言ってるんだ?」
 ステファニー「宇宙に日本列島型のコロニーが浮かんでいる世界の事ね。でもミナちゃん、異
          世界の事はあまり言わない方がいいわよ。消されるから」


結論

 ダン「他に何かキャラクターってあったか?」
 ステファニー「うーん、ギアちゃんのイメージがプリンセスって言うなら……思い切って「アリス」
          とか?」
 一同「それだ(よ)!!」
 ギアボルト「悪くないですね。ではそれで…」
 オルガ「じゃあ戦闘時のBGMは『君の瞳は10000ボルト』を流そう。堀内孝雄、サイコー!」
 ルーヴェ「何言ってるんですか、オルガさん! アリスの名曲といえばやっぱり『チャンピオン』
       ですよ! 谷村新司、サイコー!」
 ギアボルト「そっちのアリスかよ。……ツッコミは難しいですね。やっぱりチェシャキャットのま 
         までいいです」

 アリスはアリスでも「あのアリス」、というオチは私が考えたものです。T.M.さん、勝手に書き
加えてすいません。実はマーチヘアはチェシャキャットの名前候補の一つでした。でもギアボル
トは兎というより猫っぽいイメージがあるので、こちらの名前にしました。ミナ、残念でした(笑)。
(決闘王F.K)


ショート08.
大好きな太陽と雷(いかずち)のために
(芳野秋生さんの作品)
(この作品は鏡伝2第27章を読んだ方だけ、お読みください)

 悔しかったのは本当。だって、私が最初に彼と知り合ったのに。

 でもそれ以上に。あなたを大事だと思ったのも本当。

 美味しいお料理と紅茶、雷神というMSの雰囲気そのままで、激しくってキラキラした人。

 もしお姉ちゃんがいたらこんな感じなのかな、って思ったの。



 あの人があなたを好きだと気付いた時、悔しかったし悲しかった。

 でもね。

 あなたには生きていて欲しいし、二人とも大事な人だから。



 幸せになって欲しいと思ったの。



 だから、待ってて。

 『あの人』と会って、話をしてくる。あなた達の幸せを守るために。



 私の力はとても弱いけど。

 大好きな人のためなら、私はきっと変われるから。


 鏡伝2第27章終了後のミナの心境を現した詩です。ミナの切ない気持ちが上手く表現されて
おり、彼女の心そのものが伝わってきます。素晴らしい詩を、どうもありがとうございました。
(決闘王F.K)



ショート09.
ゼノンの弱点?
(ymaさんの作品)

外伝 レジェンド・オブ・カラミティより
 エド「最後に一つ、教えてくれ。あんたの名前は?」
 ゼノン「私の名はゼノン。ゼノン・マグナルド。この世界の全てを支配する男だ」
 エド「ゼノン・マクドナルド? 変な名前だな」
 ゼノン「違う!!」

第6章 死を願う雷神より
 ノーフェイス「やあ、元気かね、ゼノン・マクドナルド君」
 ゼノン「貴様、わざと言ってるだろう」

第19章 二人のミナより
 ステファニー「…………来たのね、彼が、ついに」
 ダン「!? ステファニー、お前、シニストさん達をあんな風にした奴の事を知っているのか?」
 ステファニー「コロニー級の宇宙船をたった一機で破壊するほどの戦闘力。そして、シニストさ
          ん達を相手に行なった残酷極まりないゲーム……。間違いないわ。そいつは私
          やダンと同じ、サードユニオンのゲームの参加者の一人。六人目の、そして最 
          強の男よ。彼は私がこの世で最も嫌悪する男。傲慢で、冷酷で、残忍で、狡猾
          で、強すぎる男。彼の名はゼノン・マグ『ナルト』よ!」

 エド「ゼノン様、ため息なんかついて、どうかしたんですか?」
 ゼノン「いや、もう勝手に勘違いしていろ、こうなったら影分身とか螺旋丸とかマスターしてやろ
      うかなー、と思って」
 エド「?」

第26章 メイルシュトロームより
 ウナト「ゼノン・マグネット殿ですか。ウナト・ロマ・セイランです。もうご存知かもしれませんが、
      少々困った事が起きまして…」
 ゼノン「新しい切り口だな。でも貴様はクビだ!」
 ウナト「ええっ!?」
 エド「残念だなあ。マグネットパワーを体得すれば、地球の自転を逆転させて、時間を戻せる 
    のに」
 ゼノン「出来ねーよ。お前は私を何だと思っているんだ」
 エド「完璧超人」
 ゼノン「いい響きの言葉だな。だが、微妙に侮辱されているような気がするんだが…」
 エド「気のせいですよ。きっと。多分」

オマケ
学園編ショート147.大学部の悪魔たちより
 ゼノン「おや、これはこれは。誰かと思えば、年下のガキにメロメロになって、講義もサボりが
      ちなガーネット・バーネットじゃないですか。妊娠おめでとう。出産祝いは弾ませてもら 
      いますよ」
 ガーネット「ご丁寧な挨拶をどうも、この前の論文討論会で私にコテンパンにされたゼノン・幕
        の内弁当君」
 ゼノン「『ま』しか合ってないだろうが! 絶対に殺す!!」
 ガーネット「やってみな、ド○ルド野郎!」
 ゼノン「それを言うなーーーー!!」

 タリア「校長、また大学部のトダカ学長から連絡です!!『ガーネット・バーネットとゼノン・マグ
     ナ○ルタの第○次対決が勃発。至急、応援を請う』」
 デュランダル「至急、ニコル君を大学部に向かわせたまえ。あとトダカ君には「ストレスが溜ま
          っているのは分かるが、ゲームは程々に」と伝えたまえ」

 名前ネタでここまで押し切ったymaさんの押しの強さに絶句。そして爆笑。本編では冷酷な悪
役として活躍しているゼノンですが、ショートショートなどではギャグキャラにされる場合が多いん
ですよね。なぜだろう? って、私が言っても説得力無いか(笑)。
(決闘王F.K)



ショート10.
この二人の対決がこんなだったら嫌だなぁ
(秋風さんの作品)

 キラ「ダン、僕は、お前を!」
 ダン「キラ、俺は、お前を!」

 睨み合う両者。そして、

 キラ「倒す!」
 ダン「殺す!」

 これまで以上の激闘が始まった。

 キラ「くらえ、衝撃のファーストブリット!!」
 ダン「噛み砕け! バオウ・ザケルガァァァ!!」
 キラ「まだまだ! 根ッ性ーーー!!」
 ダン「切り裂け! ストライクレーザークロー!!」
 キラ「覚悟しろ、風月流究極奥義、空破斬!!」

 カガリ「凄い戦いだな。まるで別次元の戦いのようだ」
 アスラン「実際に別次元なんだけどな。ああ、何だか『第九』を鼻歌で歌いたくなったきた」
 カガリ「アスラン、お前はその歌は歌わないほうがいいと思うぞ。首が落ちるから」

 声優ネタのオンパレード。全部分かった人はいるかな? 秋風さんの説明によれば、キラは
上から順に、
 「スクライド」のカズマ
 「ロストユニバース」のケイン・ブルーリバー
 「ゲーム・マグナカルタ」のカリンツ

 ダンは、
 「金色のガッシュ・ベル」の高嶺清麿
 「ゾイド新世紀/ZERO」のビット・クラウド

 だそうです。バオウ・ザケルガやストライクレーザークローはキャラ本人が放つわけではない
のですが、それは言いっこなし(笑)。ちなみに最後のアスランのネタは……言わなくても分かり
ますよね。歌はリリンの生み出した文化の極みです。
(決闘王F.K)



ショート11.
ある少年の挽歌
(双翼義人さんの作品)
(この作品は鏡伝2第25章を読んだ方だけ、お読みください)

 これで…終わりか……。

 でも、楽しかったなあ……。

 最高の戦友(なかま)と一緒に戦えた。

 デスフレイムのみんな、もうすぐそっちへ行くよ、君達を殺したジャック・スカーツを道連れにし
て。

 クルフさん、あなたも、もうすぐ逝くんでしょう? そしたら、デスフレイムのみんなに紹介します
ね。多分いい友達になれますよ。

 最強の戦友(ライバル)と戦えた。

 ギアボルトさん、ルーヴェさん、あなた達も『向こうの世界』に行ったら、また戦いましょうね。

 ……愛する人とも出逢えた。

 アヤセ、君だけは幸せになって欲しい。
 ずっと、幸せに……いつまでも……。
 自分勝手だってわかってる。でも、君だけは幸せになって欲しいんだ。

 さて、そろそろ時間かな?

 イザークへの忠義を貫いて散った男、ジール・スメイザーの最後の『思い』。キャラ原案者であ
る双翼さん自らの執筆です。若きサムライに黙祷。
(決闘王F.K)



ショート12.
悪い事ばかりじゃないさ
(このSSは、鏡伝2・第30章を読んだ人だけご覧ください)
(マキュラさんの作品)

その1.ジェラシーなのかな?

 ダン「ううっ、まさか俺が四十過ぎのオッサンで、クソ外道野郎だったなんて……。記憶なんて
    思い出さなければ良かった…」
 オルガ「まあ、元気を出せ。これでアダルトビデオも堂々と借りれるし、H本も買えるし、18禁
      ゲームも出来るじゃないか。男としての天国の始まりだ。一緒に歩こうぜ!」
 ギアボルト「その励ましはどうかと思います。あ、先生、この前『カラミティ・トリオ』名義で通販 
        で買ったアダルトビデオ十五本は処分しておきました。料金は先生が払ってくださ
        いね」
 オルガ「ぐおっ! て、てめえ、俺宛の郵便物を勝手に開けやがって!」
 ステファニー「『カラミティ・トリオ』名義なんだから、ギアちやんが中を確認するのは当然よ。ダ
         ンも気を付けてね。変な物を通販しちゃったら、私、怒っちゃうから」
         (顔はニコニコ。でも、凄まじい殺気を放っている)
 ダン「イ、イエッサー!」


その2.プレゼント・フォー・ユー

 バルトフェルド「ダン、俺からのプレゼントだ。『ディプレクター最高齢のMSパイロット』の座は
           君に譲るぞ」
 ダン「いらねーよ」
 ニコル「じゃあ僕からは『SEED1の童顔パイロット』の称号をお譲りします」
 ダン「もっといらねー。それにその称号はメレアに送るべきじゃないか?」
 メレア「僕はいいんだよ。僕は心も体も少年だから。心はピュアピュア、体はピッチピチ♪」
 ダン「黙れ、ジジイ。二百歳過ぎてるのに『僕』なんて言いやがって。キモイんだよ、お前は」
 メレア「君に言われたくはないね。四十過ぎのオッサン。加齢臭が漂っているよ」
 ダン「あははははははははははははは」
 メレア「ははははははははははははは」
 ダン&メレア「………殺す!」
 ニコル「さすが親子。息がピッタリですね」
 ステファニー「ピッタリ過ぎて憎しみしか沸き上がらないみたいね。あの二人にはジョージ・グレ
          ンから『SEED1のトラブルメーカー』の称号が送られるそうよ」
 バルトフェルド「相応しすぎて、ツッコめない称号だな」

 衝撃の真実を台無しにするSSですね(笑)。ダンとメレアのガチンコバトルは壮絶なものにな
るでしょう。バルトフェルドさんは、やっぱり気にしていたのか。ちなみに彼はデスティニー時では
32歳。デュランダル議長と同じ年齢だそうです。
(決闘王F.K)



ショート13.
鏡伝2人気投票の結果を見て
(マキュラさんの作品)

その1.キャラ人気投票

 1位 キラ・ヤマト  217票
 2位 ラクス・クライン  190票
 3位 カガリ・ユラ・アスハ  179票
 4位 シン・アスカ  141
 5位 オルガ・サブナック  104票
 6位 ギアボルト  80票
 7位 ステラ・ルーシェ  57票
 8位 ガーネット・バーネット  55票
 9位 アスラン・ザラ  47票
10位 ダン・ツルギ  32票

 シン「…………」
 ダン「…………」
 アスラン「…………」
 キラ「いや、そんな『鏡伝では本編ほど活躍していないくせに』なんて目で睨まれても」
 ラクス「人気者は辛いですわね、キラ」
 カガリ「いや、それはちょっと違うと思う」
 ステラ「シン、ちょっと怖い……」
 ギアボルト「鏡伝のオリジナルキャラの中では私が一位ですね」
 ガーネット「当然の結果ね。私もギアちゃんに投票したわ」
 オルガ「って、自分やニコルには投票しなかったのかよ? 恐ろしい女だ」


その2.MS人気投票

 1位 フリーダムガンダム  184票
 2位 サンライトガンダム  112票
 3位 ストライクフリーダムガンダム  68票
 4位 ネオストライクガンダム  47票
 5位 シュトゥルムガンダム  41票
 6位 ヘルサターンガンダム  31票
 7位 スーパーダークネスガンダム  22票
 8位 ザムザザー  20票
 9位 ジャスティスガンダム  19票
10位 ジャバウォック  17票

 アスラン「鏡伝ではフリーダムは俺の機体なんだから、本来なら喜ぶべきなんだろうが、微妙
       に喜べないな」
 キラ「アスラン、その……頑張ってね。色々な意味で」
 ダン「ザムザザーがベスト10入りしているぞ。確かに管理人も大好きなMAらしいが、同志は
     かなりいるようだな」
 シン「みたいだね。その内、ザムザザー愛好会なんて出来たりして」
 他の出演者一同「何を今更。っていうか、君達まだ入ってなかったの?」
 ダン&シン「えっ?」


その3.カップル人気投票

 1位 キラ&ラクス  395票
 2位 アスラン&カガリ  230票
 3位 シン&ステラ  212票
 4位 オルガ&ギアボルト  101票
 5位 ニコル&ガーネット  59票
 6位 ゼノン&ミナ  58票
 7位 オルガ&ナタル  44票
 8位 キラ&ステラ  39票
 9位 ダン&ステファニー  31票
10位 イザーク&フレイ  29票

 アスラン「圧倒的だな。なんかもう、文句を言う気も無くなるよ」
 オルガ「確かに。おめでとー、としか言えねえな、こりゃ」
 キラ「うん、ありがとう」
 ラクス「応援してくださる皆様の為にも、キラとの仲を深めますわ♪」
 カガリ「ラクス、そのコメントはギリギリのような気がするぞ」
 ギアボルト「どうして私とオルガ先生の二人がこんなに高位置なんでしょう? 読者の皆さんの
        考えが分かりません」
 ガーネット「オルギア派とオルナタ派の戦いは熾烈なものになりそうね。ま、私とニコルには関
        係ないけど」
 ゼノン「ちっ、あと一歩であのバカップルの牙城を崩せたのに……」
 ミナ「いいじゃないですか。私はゼノンさんとの仲を読者の皆さんから支持されて、凄く嬉しい 
    です」
 ゼノン「む……。お前は天然で恐ろしい事を言うな」
 ミナ「?」
 ガーネット「あんた達だって人の事言えないじゃない。お幸せにー」
 ダン「主人公カップルなのに、ライバルのカップルに負けるなんて……」
 ステファニー「まあまあ。ベスト10に入れただけでもいいじゃない。くよくよせずに前向きに生 
          きましょう」
 シン「キラ・ヤマト、どうしてお前とステラのカップルがベスト10入りしているんだ! やっぱりブ
     ッ殺す!」
 ステラ「シン、ちょっと怖い。ところでキラ・ヤマトって、誰?」
 ニコル「あらら。でも、仕方ないか。この二人、本編でも鏡伝でも会話してませんからね。ホン
      ト、どうしてこの組み合わせがベスト10入りしたんだろう? 謎だ……」

 2005年7月に行われた鏡伝2人気投票の結果を基にしたSSです。私もキラ&ステラの投票
結果にはビックリしました。そしてザムザザー人気の高さにもビックリ。同志よ!(笑)
(決闘王F.K)
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