SEED学園編 PHASE−14
ショート199.
ジェス・リブルのSEED学園取材記録 パート2

その1.自分の事って、意外と分からないものです

 ジェス「月刊アストレイの売れっ子記者ジェス・リブル、復っかああああつ! ついでにSEED 
      学園への取材活動も復っかああああつ! 取材しまくるぞ!」
 カイト「おいおい、張り切るのはいいが周りには注意しろよ。この学園の恐ろしさはよーく分か
      っただろう?」
 ジェス「大丈夫、分かっているよ。PS装甲を使ったヘルメットとメタルジャケットを装備している
      からな。ダンプカーにぶつかっても何とも無いぜ!」
 カイト「そ、そうか。それなら安全だな。……高校生の生活を取材する記者の装備じゃないぞ。
     こいつもこの学園の色に染まりつつあるようだな」


その2.戦争中は、生と死の境界線が曖昧になります

 カイト「それで、まずは何を取材するんだ?」
 ジェス「高等部の部活動だ。この学園のサッカー部とバスケット部は、どちらも全国大会で優 
      勝している強豪チームだ。そのパワーの原動力は何なのか、調べてみるよ」

(サッカー部は隣町のティターンズ高校と練習試合)
 マユ「キラ先輩、頑張ってーーーっ! あ、お兄ちゃんは足を引っ張らない程度に頑張ってね」
 シン「マ、マユ……。ちくしょおーーーーっ!」
 キラ「あ、種が割れた。でも、どうして味方の僕にタックルしようとするの?」
 ステラ「シン、ちょっと可哀想……」

(バスケット部は男子部と女子部の合同練習)
 メイリン「こんにちは、放送部から取材に来ました! まずはアスラン先輩、私との単独インタ
       ビューをお願いします」
 アスラン「えっ、あっ、いや、その……インタビューなのにどうして腕を絡ませているんだ?」
 メイリン「近づかなきゃ、アスラン先輩の声が聞こえないじゃないですか。うふふふふ」
 カガリ「メイリン、貴様……覚悟は出来ているんだろうな?」
 ルナマリア「カ、カガリ先輩、落ち着いて! メイリンも挑発しない! 私だってアスラン先輩と
        手を組みたいのに!」
 カガリ「姉妹揃って、お前らーーーーーっ!」
 ルナマリア&メイリン「きゃあーーーっ!」
 アスラン「俺まで巻き込むなーーーーーっ! ぐほっ!」

 ジェス「…………なるほど。普段からこういう環境で鍛えられていれば、強くなるのも当然だ 
     な。メモメモ」
 カイト「ツッコむ前に仕事はしておくのか。さすが社会人だな」


その3.文化系の部の方も覗いてみましょう

 ジェス「郷土資料研究会はなかなか面白かったな。あのイザークっていう部長、かなり熱を入
      れて説明してくれたし」
 カイト「こっちのインタビューには全然答えず、自分ばかり喋っていたけどな。隣に座っていた
     赤い髪の女の子は苦笑いしてたぞ」
 ジェス「確かに、あの部長は人の話を訊いてくれなさそうな感じの子だったな。えーと、次は料
      理部で、その次は化学部か。なあ、カイト、この二つの部も、どちらも部活動案内の資
      料の説明文にドクロマークが入っているんだけど、どういう事だ? カイト……って、い
      つの間にかいなくなってる。ま、いいか。俺一人で行こう。こんにちはー」
 ミリアリア「あ、お待ちしていました。ようこそ料理部へ。私たち部員の手作り料理で歓迎しま 
        ーす」

 ノイズ「記者の奴、遅いなあ。取材の予定時間はとっくに過ぎているぞ。ん? 救急車のサイレ
      ン音が近づいてくるぞ。何かあったのかな?」

 (ジェス、再び入院。料理部の注意事項に『賞味期限のチェックは怠らないように』『胃腸が鍛
  えられていない人にミリアリア・ハウの料理を食べさせないように』という項目が追加されまし
  た)



ショート200.
学生の本分は勉強……のはずです。多分。きっと。恐らく

 アウル「う、嘘だろ!?」
 スティング「信じられん……」
 シン「は、はははははは。夢だ、俺は悪い夢を見ているんだ。そうさ、きっとそうさ。でなけゃ、
     俺がトップから落ちるなんて、そんな事があるはずが……」(実は一年トップ)
 レイ「事実は認めなければならない。だが、くっ……」
 インパルス「敵を侮っていたか。いや、この人を敵だと認識していなかった事がそもそもの敗 
         因なのかも。くっ!」

 ルナマリア「みんな、ちょっとショックを受けすぎよ」
 メイリン「平均点ギリギリのお姉ちゃんには理解できないわよ。私だってショックなんだから。ま
       さかあの子が学年トップになるなんて……」

 ステラ「うふふふふふ。ステラ、やれば出来る子。ら〜ららららら♪」
 一同「本当に信じられない!」
 ルナマリア「『テストの頭の良さ』と『人間としての頭の良さ』は違うものだから」
 メイリン「お姉ちゃん、さり気なく酷い事を言ってるわね」



ショート201.
ミスター・ダンディ&ミス・プリティコンテスト
(トモキさんのリクエスト)

その1.何があったのか、想像しない方が身の為です

 キラ「『この大会は二十歳以上の男性・女性を対象にしたコンテストです。生徒の父兄も参加 
    できますので、皆さん奮ってご参加ください』か。生徒会も面白いイベントを考えるね。で
    も、どうして今年のコンテストは二十歳以上なんだろう? 去年までみたいに生徒でやれ
    ばいいのに」
 サイ「キラ、お前、去年の事を忘れたのか?」
 キラ「……ゴメン、あまりにも辛すぎる記憶だから封印していた。そうだったね、去年のコンテ 
    ストは…」
 サイ「男性は約一名を覗く全員が、コンテスト当日に謎の奇病で入院。一人だけ無事だったノ
     イズって奴に疑惑がかかったけど、証拠が無くて無罪放免。結局、コンテスト自体が中 
     止になったんだよな」
 キラ「ノイズ君はあの後、誰かにボコボコにされたそうだけどね。彼、しばらくの間、女性恐怖 
     症になっていたみたいだよ」
 サイ「その女性陣のコンテストだが、あれは地獄だったな」
 キラ「参加メンバーはラクスにカガリ、フレイにミリアリア、ギアボルトちゃんにレヴァストさん、 
     大学部からガーネットさんも来たし……」
 サイ「このメンバーが集まって、何も起きない方がおかしい」
 キラ「結局、起きちゃったしね。死人が出なかったのは奇跡だよ」

 (去年の惨劇を思い出した二人、顔色が真っ青になっています)


その2.大会開催

 (翌週の日曜日、高等部の校庭でミスター・コンテスト開催。参加メンバーは……)

 ムウ「悪いが、優勝はいただくぜ」
 バルトフェルド「ふっ、そうはいかん。優勝は私のものだ」
 ウズミ「キサカ、まさかお前と戦う事になるとはな」
 キサカ「かつての上司とはいえ、遠慮はしませんよ、ウズミ様」
 パトリック「ふん、若造どもが。男の真の魅力を見せてやる!」
 シーゲル「やれやれ……。まあ、たまにはこういうのも良いだろう」
 劾「くだらんイベントだな。だが、生徒が楽しませるのも教師の勤めだ。そして、戦うからには 
   必ず勝つ」
 クルフ「ふっ、勝つのはこの俺だ。我が力、存分に味わえ!」
 ノーフェイス「うーむ、こういうコンテストでは仮面を付けた私は不利なような気が……。だが、
         この仮面を外すわけにはいかないし、ああ、どうすれば……」
 デュランダル「確かに私はこの学校の校長だが、裏工作などせんよ。正々堂々と戦おう」
 ゼノン「ニ十歳以上なら私にも参加資格はあるな。このコンテストに優勝して、名実共にこの 
      学園の頂点に立つ!」

 メレア「へー、優勝商品は『好きな人とのデートに最適! 国内どこでも使える二泊三日分の 
      旅館&遊園地のフリーパス』か。よーし、僕も参加してステファニー先生とのデートに 
      使おう!」
 ダン「…………」
 メレア「あれ? いつもみたいに止めないの?」
 ダン「止めないさ。参加しろ。そして、お前の正体が『究極の若作りキャラ』だという事を皆さん
     に晒すがいい。さあ、さあ、さあ!」
 メレア「ぐっ……。肉体の設定年齢をもっと上にすべきだったか。いや、でもこれ以上年を取っ
      たら『子供の振りをして銭湯で女湯に堂々と入れる』特権が失われてしまう! ここは
      堪えるしかないか。クソッ!」
 ダン「ノーフェイス、警察を呼んでくれ。この変質者を突き出してやる」


その3.一方、女性のエントリーキャラは

 マリュー「男のコンテストの方はムウが、こっちは私が、夫婦揃って優勝よ!」
 ナタル「それは無理です。この私も参加しますから」
 ステファニー「私だって、教師としては新米ですけど、女としては負けませんから!」
 レヴァスト「ふっ。二十歳過ぎの現役女子高生の力、見せてあげるわ!」
 ガーネット「ダブッてるだけじゃない。現役女子大生のパワーには勝てないわよ」
 タリア「……開始前から頭痛がしてきたわ。このコンテスト、無事に終わればいいんだけど…」

 ミリアリア「あら、参加メンバーはこれだけ? 意外と少ないわね」
 ラクス「根も葉もない噂が流れているそうですわ。『このコンテストに出たら無事ではすまない』
      とか『迂闊に優勝したら、間違いなく地獄を見る』とか」
 ミリアリア「…………それって『噂』?」
 ラクス「ええ、『噂』ですわ」(ニッコリ)


その4.観客席にて(教室の様子はテレビ中継されています)

 キラ「コンテストは容姿・知力・体力・精神、そして総合的な能力を競い合うんだけど、容姿と体
     力はやっぱり若い人が有利みたいだね」
 アスラン「トップは劾先生。次にゼノン先輩か。デュランダル校長やノーフェイスも好成績だ」
 キラ「ノーフェイスさんは、あの仮面が逆に好評だったみたいだね。ミステリアスな雰囲気が出
     てて、女性票を集めたみたい」
 シン「ふーん。世の中、何がウケるか分からないなあ」
 レイ「次はいよいよ精神力のテストか。先輩、彼らは何をやるんですか?」
 キラ「ラクスから聞いたんだけど、『蟲だらけの教室の中に入ってもらって、逃げ出すまでの時
    間を競い合う』んだって」
 アスラン「…………蟲? 『虫』じゃなくて『蟲』? しかも逃げ出す事を前提にしているのか?」
 シン「な、何だか凄く……」
 レイ「嫌な予感がする……」

 (予感的中。教室の中にいたのは『蟲』と呼ぶに相応しい生き物。しかも一杯。観客も含めて 
  阿鼻叫喚地獄絵図)


その5.観客席にて・女性編

 メイリン「あら? 男性のコンテスト会場の方から救急車のサイレン音が聞こえませんか?」
 カガリ「いつもの事だ。気にするな。それよりこっちのコンテストもクライマックスだな。今のとこ
      ろ知力(五教科のテスト)はバジルール先生、体力(障害物競走。地雷あり)はガーネ
      ット、精神力(ミミズの一杯詰まったツボの中から物を取り出す)はケリオン先生が一
      番か」
 ルナマリア「優勝はこの三人に絞られたと考えていいですね。でも……」

 ニコル「ガーネットさーん! 頑張ってくださーい! ガーネットさんなら優勝できます!」
 ガーネット「当然! 優勝は私のものよ!」
 ダン「ステファニー…じゃない、ケリオン先生、負けるなー!」
 ステファニー「ふふっ、ありがとう。頑張るわ♪」

 ルナマリア「個人的な応援団がついているあの二人が、優勝に一番近い気が…」
 メイリン「お姉ちゃん、甘いわよ。他の人たちを見て」
 ルナマリア「えっ?」

 マリュー『あらあら、見せ付けてくれるじゃない。私だってムウがいれば……。負けられない。 
       この二人にだけは絶対に負けられない、負けたくない!』
 ナタル『…………勝利あるのみ、だな』
 レヴァスト『ふん。どーせ私はナンチャッテ女子高生よ。彼氏なんていないわよ。でも、だから 
        こそ勝つ!』
 タリア『ニコル君もダン君も、校長とは大違いね。まったく、あの人は私に苦労ばかりさせて…
     …。いいわ、男運が無い女の意地を見せてあげる!』

 フレイ「うわあ、みんな燃えているわね」
 ミリアリア「ちょっと燃え過ぎじゃない?」
 メイリン「女の嫉妬って怖いから」(しみじみと)
 ルナマリア「そーそー」(しみじみと)
 カガリ「? なぜ私の顔を見る?」


その6.結果発表

 ミスター・コンテスト 優勝……ギルバート・デュランダル

 タリア「校長」
 デュランダル「言いたい事は分かるがね、教頭。私は不正などしていない。コンテストそのもの
          は厳密に行なわれ、票の操作もしていない。この学園の校長として断言しよう」
 タリア「分かりました。その事については校長を信じます。ですが……」

 ミス・コンテスト 優勝……全員最終テストをボイコットした為、失格

 デュランダル「君も含め、なぜ彼女たちはボイコットしたのだろう? 分からんな」
 タリア「最後の総合力テストが『この学校への忠誠心を現す為、校長を褒め称えなさい』なんて
     バカ丸出しのものでなければ、ボイコットなんかしません。生徒会にいくら渡したんです
     か?」
 デュランダル「学校食堂の一ヶ月フリーパス。ワイロではない。偶然入手した物を、日頃から 
          学園の為に働いている生徒会の皆さんに感謝の印として…」
 タリア「すいません校長。射撃部の練習に付き合っていただけませんか? 的役として」



ショート202.
天才とバカは紙一重、迷惑度さらにアップ
(ほりさんのリクエスト)

 ノイズ「あははははは! 出来た、ついに出来たぞ! 人類の永遠の夢の一つ、年齢を若返
      らせる事が出来る薬、その名も『ワカガエリとヒキコモリって、何となく似てる言葉だね』
      だ!」
 ルーヴェ「そのネーミングについては、最近、徹夜続きで疲れているからだ、という事にしてお
        こう。人体実験はやったのか?」
 ノイズ「いや、まだだ。こいつをミネルバ寮の貯水タンクに入れて、寮のみんなを若返らせて、
      データを収集する」
 ルーヴェ「極悪だな。だが、それでこそノイズだ。早速始めよう」
 ノイズ「おーっ!」

 ノイズ「……とタンクに薬を放り込んでから一週間。未だに誰にも変化が無い。なぜ? 失敗 
     作だったのかな? いや、そんなはずは……」
 ルーヴェ「いや、薬のこうかは出ているぞ」
 ノイズ「どこが? みんな、見ためはかわってないじゃないか!」
 ルーヴェ「なんだ、きづいてなかったのか?」
 ノイズ「えっ?」

 ダン「あ、ノイズくんだ。こんにちはー」
 シン「ダン、いまはあさだから、あいさつは『おはよー』だよ。おはよー」
 レイ「ダンせんぱい、シン、おはよー。いっしょにがっこうへいこう」
 ダン「うん、いこういこう」
 シン「あー、まってよ、ダン、レイ。ぼくもいくよー!」

 ルーヴェ「見た目は大人だが、こころが子供になっている。セリフにかんじが使われてないし」
 ノイズ「き、気付かなかった……。てっきり作者がへんかんし忘れているのかと…」
 ルーヴェ「ノイズくんは作者を全然しんらいしてないんだね。で、このくすりはどうするの?」
 ノイズ「んー、そうだなー、どうしようかなー? そういえばぼくたちのセリフも、ちょっとおかしい
      ような気が……ま、いっか。ルーヴェにいちゃん、いっしょあそぼー!」
 ルーヴェ「そうだな、あそぼー! あはははははは!」
 ノイズ「わーいわーい! あははははははは!」

 (ハッピーエンド……かな?)



ショート203.
デュランダル校長ととクルーゼ先生
(ymaさんのリクエスト)

 デュランダル「人と言うのは難しい生き物だな。優しくすれば相手も優しくしてくれるとは限らな
          いし、その逆もある。期待を裏切られる事もあれば、その逆もある。実に面白
          く、そして実に腹立たしいものだよ」
 クルーゼ「デュランダル。十年来の友人として忠告するが、他人に期待するのはやめた方が 
        いい。また期待を裏切られ、失望を味わうつもりかね? ならば最初から期待など
        しない方がいい」
 デュランダル「確かに何も期待しなければ、心が傷付く事は無い。だが、何かに感動する事も
          無い。クルーゼ、君と違って、私は人という種を見捨てられないのだよ」
 クルーゼ「愚かな……。まあ、君らしいがね。ならば見届けてやろう。君の期待が報われるの
        かどうかをな。君の見果てぬ夢が叶う事を願っているよ」

 デュランダル「という訳でタリア君、夏のサマーGドリーム宝くじを買ってきてくれたまえ。私の 
          指定した売り場でな。統計学的にはあの売り場で一等が出る確率は非常に高
          い。枚数は……」
 タリア「すいません。頭が痛くなってきたので早退します」



ショート204.
学生達がよく使うデートスポット

 キラ&ラクス………映画館、演劇場、落語の寄席など
             (最近のラクスは落語に嵌まっているそうです)

 アスラン&カガリ………野球場、サッカー場、レストランなど
                (カガリはスポーツは見るのもやるのも好き)

 イザーク&フレイ………博物館、女性向け同人誌ショップなど
                (博物館はイザークの趣味。同人誌ショップはフレイの趣味)

 ディアッカ&ミリアリア………海、レストランなど
                   (デートというより『二人で遊びに出かけた』という感覚)

 ニコル&ガーネット………スポーツの競技場、音楽ホールなど
                 (静と動の極端。スポーツ観戦ではカガリたちとよく会うそうです)

 シン&ステラ………動物園、遊園地、海水浴場など
             (二人きりのデートではなく、友達と一緒に行きます。海はステラが泳げな
              いので、みんなで砂浜で遊びます)

 ダン&ステファニー………クラブ、ライブハウスなど
                 (大人のデートスポットを使用。ダンは未成年のはずなのですが、 
                  なぜかこういう場所には慣れているようです)

 ゼノン&ミナ………パーツショップ、公園など
             (デートと言うより、ミナの機械いじりに使うパーツを買うのにゼノンが付き
              合っただけ。その帰りに公園で一休み。二人とも楽しかったそうです)

 アスラン&ルナマリア………デパート、レストラン
 アスラン&メイリン………姉と同じ
 アスラン&カノン………アスランの行く所、全て二人のデートスポット
 アスラン&ミーア(彼女はSEED学園の生徒じゃないけど)………コンサートホール

 カガリ「………アスラン?」(こめかみがピクピクしています)
 アスラン「お、落ち着け、カガリ! ホーク姉妹とは町で偶然会って、買い物の荷物持ちを手伝
       ってあげただけだし、カノンは単にストーキングされているだけだし、ミーアはコンサ
       ートの招待状を貰ったから義理で顔を出しただけで、ギャアアアアアアアーーーーー
       ーーーッ!!」

 ラクス「女性に優しすぎるのも問題ですわ。優柔不断な男性は嫌われますわよ」



ショート205.
一学期終了・SEED学園の通知表

その1.キラの場合

ほとんどの成績が5。4以下は無し。

担任からの一言……勉強も部活も頑張っています。これからどんな道を歩むにせよ、君
には何の心配もしていません。二学期もこの調子で頑張ってください。あ、でもラクスさん
とのバカップルは程々に(笑)。

 キラ「普通の内容だね」
 アスラン「……そうか?」


その2.シンの場合

キラと同じく、ほとんどが5。ただし、嫌いな教科の成績はイマイチ。

担任からの一言……成績だけでなく、人間関係にも好き嫌いの激しいところがあります。
誰とでも仲良く、とまではいいませんが、そうなるように努力はすべきだと思いますよ。口
より先に手が出るのも感心しません。まずは話し合いましょう。

 シン「結構辛辣だな……」
 ルナマリア「でも、間違った事は言ってないわよ」
 レイ「そうだな。マユちゃんに話しかけられていたキラ先輩を問答無用で殴り倒そうとする男に
    は相応しいコメントだ。あっさりかわされたが」
 シン「うっ」


その3.ダンの場合

成績は平均レベル。体育だけは4で、あとは3の行列。わずかだが2もあり。

担任からの一言……どうも本気で勉強に取り組んでいるような気がしません。やれば出
来ると思いますので、もっと頑張ってください。

 ダン「一度やったところだからなあ。今更、勉強する気にはなれないし、本気を出したら…」
 ミナ「何か言った、ダン?」
 ダン「いや、別に」(苦笑)



ショート206.
さあ、夏休みだ!

その1.三年生は大変だ

 アスラン「俺たち三年は、高校生活最後の夏休みか。みんなは何か予定はあるのか?」
 キラ「遠くに行く予定は無いよ。一応、受験生だしね。今年の大学部への編入試験は難しいみ
    たいだし、今から準備しておかないと」
 ラクス「わたくしは夏の全国縦断コンサートがありますから」
 カガリ「私も遠出は無理だな。一学期の成績は悪かったから、勉強しないと」
 ディアッカ「おいおい、みんな、何暗い事言ってるんだよ! 夏だぜ! サマーだぜ! 海へ山
        へ川へ谷へ、夏遊ばないで、いつ遊ぶんだよ!」
 イザーク「お前は春夏秋冬いつでも遊んでいるだろうが!」
 ディアッカ「ごふっ!」
 ニコル「うわあ、見事なボディーブローですね」
 サイ「ああいうパンチって、地味に効くんだよなあ」
 フレイ「受験生に『谷』なんて言葉、使わないでよ! 奈落の底へ落ちていくイメージ浮かべち
      ゃったじゃない!」
 ディアッカ「へぼっしゅ!」
 ミリアリア「うわあ、プロ並の威力のアッパーカットだわ。た〜ま〜やー!」
 キラ「さようなら、ディアッカ。夏の空に散った君の事は忘れないよ」
 ディアッカ「勝手に殺すな〜〜〜〜〜………」(星が光りました)


その2.夏休みの間、寮は閉鎖します

 シン「ダン先輩、夏休みなのに家に帰らないんですか?」
 ダン「ああ。あの家には帰りたくない。夏休み中は知り合いの家に泊めてもらう」
 シン「知り合いって、誰ですか? レイとかインパルスとか、それともステファニー先生の家?」
 ダン「……泊まりたいのは山々だが、さすがに教師の家に生徒が泊まる訳にはいかないだろ
    う。心配するな。いいバイトを見つけた。夏休みが終わるまで、住み込みでそこで働く。小
    遣いも稼げるし、一石二鳥だ」
 シン「へー。どんなバイトですか? 海の家ですか?」
 ダン「いや、あるお屋敷の下働きだ。女性ならメイドみたいなものか」
 シン「……うえっ!」
 ダン「想像の中でも、俺にメイド服を着せるな!」
 シン「ゴ、ゴメンナサイ。俺もダメージ受けたけど、ゴメンナサイ。で、誰のお屋敷で働くんです
     か?」
 ダン「この辺りでは聞かない名前だったな。えーと、確か……セイラン家とかいうどこかの国の
     貴族か王族の別荘で…」

 アスラン「!? な、何だ、今、もの凄ーーーーーーーく嫌な予感がしたぞ。思い出したくも無い
       奴が出て来て、とんでもないトラブルに巻き込まれそうな予感が……」



ショート207.
SEED学園魔法少女伝説再び、つまりアスランの地獄も再び

その1.地獄行きの車の中で

 アスラン「いよいよ今日から夏休み。三年生である俺にとっては、高校生活最後の夏休みだ。
       思い出深いものにしたいとは思っていたし、カガリと「どこかへ行かないか?」と約束
        していた。だが……」
 ラクス「あら、何か言いましたか、アスラン?」
 ガーネット「後ろの座席でブツブツうるさいわね。車の運転に集中出来ないじゃない」
 アスラン「なぜ俺はガーネット先輩の運転する車に乗っている? そしてなぜ、俺は縄で全身 
       グルグルに縛られている? そして俺はどこへ連れて行かれるんだ?」
 ガーネット「カガリ達は先に着いているのよね?」
 ラクス「昨日の内に出発しましたわ。今頃はわたくし達が来るのを待っているでしょうね」
 ガーネット「私達七人全員が集まるのも久しぶりね」
 アスラン「七人?」
 ラクス「アスランも懐かしい人に会えますわ」
 アスラン「懐かしい人?」
 ガーネット「あの変身は楽しかったわよね」
 アスラン「変身? な、何だ、この不吉なキーワードは……まさか!」
 ラクス「あ、見えてきましたわ。あれがセイラン家の別荘、この世界と妖精さんの世界を繋ぐゲ
     ートがある場所ですわ」
 アスラン「お、お、降ろせーーーーーっ!! この車から降ろしてくれーーーーーっ!!」
 ラクス「ダメです。アスランも連れて来ないと、あの別荘に泊めてもらえませんから」
 ガーネット「良かったわね、アスラン。お友達が待っているわよ。あちらさんもあんたに会いた
        がっているそうよ」
 アスラン「…………」(失神寸前)


その2.地獄に到着

 カガリ「アスラン、やっと来たか。待っていたぞ…って、どうした、お前、顔色が悪いぞ? 夏バ
      テか?」
 フレイ「だらしないわね。今年の夏はかなり熱いそうだから、体力が無いと乗り切れ無いわよ」
 ステラ「フレイ、『熱い』の字が違う。正しいのは『暑い』……」
 フレイ「発音は同じじゃない。いいのよ、別に」
 ミナ「だ、大丈夫ですか、アスランさん? 冷たい物を持ってきましょうか?」
 アスラン「あ、いや、大丈夫だ。お構いなく……」
 ルナマリア「本当に大丈夫ですか? 顔色、凄く悪いですよ」
 アスラン「大丈夫、車に少し酔っただけだから。あと、これから始まる事を想像すると寒気がし
       て……。試作品の音撃武器を持ってくれば良かったな、と後悔も少ししている」
 ルナマリア「何だかよく分かりませんけど、大丈夫なんですね。良かった」
 ユウナ「うん、本当に良かった良かった。君に倒れられると困るからねえ」
 アスラン「うぷっ!」
 ユウナ「人の顔を見た途端に吐くなよ。汚い奴だな」
 アスラン「吐いてない! 少し気分が悪くなっただけだ! お前こそ、何の前触れも無くいきな
       り出てくるな!」
 ユウナ「ここは僕の別荘なんだから、僕がいて当然だろ? それよりよく来てくれたね、アスラ
      ン。僕は嬉しいよ。君にまた会えるなんて」
 アスラン「俺は悲しいよ。お前とまた会えるなんて。そして後悔している。夏限定の紅(くれな 
       い)モードに変身できない事に。もっと鍛えておけば良かった」
 カガリ「息がピッタリだな。いいコンビだ」
 ラクス「わたくし達と会う前から組んでいますから。深く堅い友情と信頼の絆で結ばれているの
      でしょう」
 ミナ「そう……なのかな?」


その3.本当に勘弁してください

 アスラン「しばらく姿を見なかったから、死んだと思っていたんだが、まだ生きていて、しかも人
       間界にいたとはな。さっさと妖精の世界に帰れ。そして二度と現れるな」
 ユウナ「連れないなあ。君達にとってもラッキーな話を伝えに来たのに」
 アスラン「お前がここにいるという事実で、全てのラッキーは相殺された。で、何の用だ? 俺
       だけでなく、みんなまで集めて」
 ユウナ「いや、実は僕のパパがこっちの世界に興味を持ってね。可愛い女の子は多いし、食 
      べ物は美味いし、まさにパラダイス!って言ったら、パパもこっちに来たいって…」
 アスラン「カガリ、国防軍に連絡してくれ。人間界の存亡の危機だ」
 ユウナ「オーバーだなあ。僕のパパは機械帝国のようなワルじゃないよ。ただちょっとハゲて 
      てる中年親父で、蝶ネクタイ付きのフリフリドレスを着てるだけさ」
 アスラン「黙れ、変態親子め。地球は絶対に渡さないぞ!」
 カガリ「アスラン、それは機械帝国の連中に言うセリフじゃないのか?」
 ミナ「え、えーと、私はアスランさんを支持します。人の趣味はそれぞれだと思うけど、やっぱ 
    り、ちょっと……」


その4.人選ミス

 ダン「騒がしいなあ。何やってるんだ?」
 アスラン「ダン! お前、どうしてこんな所に?」
 ダン「俺、ここで夏休みの間、住み込みで働いているんですよ」
 アスラン「住み込み!? という事は二十四時間このバカ妖精と一緒に…」
 ダン「妖精? 何ですか、それ? この空き別荘には俺しかいませんけど」
 アスラン「えっ?」
 ユウナ「そうなんだよ。こいつ、僕の姿が全然見えないんだ。魔法を使える素質が全く無いみ
      たいなんだよ。まったく、事務局の連中はどうしてこんな不便な奴を雇ったんだ? バ
      イトの採用基準をチェックしないと」
 ダン「それで、セイランって家の奴らからは、この別荘の管理と住人や来客の世話を任されて
     いるんですけどね。肝心のセイラン家の連中は全然姿を見せないし、ちょっと困ってい 
     るんですよ。ちゃんと給料貰えるのかなあ…って、アスラン先輩? どうしたんですか、 
     涙ぐんだりして」
 アスラン「いや……。お前が羨ましくなった。見たくない物、見ない方がいい物が見えないお前
       の事がな」
 ダン「?」
 ユウナ「で、こいつじゃ不便だから君を呼んだんだ。さあ、アスラン、僕の為に働いてくれたま 
      え。獣の如く、馬車馬の如く、さあ!」
 ダン「お客が来るとは聞いてたけど、まさか先輩達だったとは。ゆっくりしていってください」
 アスラン「ああ、そうさせてもらうよ」
 ユウナ「うわあ、完全にシカトされちゃった」
 カガリ「私達も泊まらせて貰うぞ」
 ラクス「お邪魔いたします。キラ達も呼んでもいいでしょうか?」
 ダン「ええ、どうぞ。賑やかな方が楽しいし」
 ユウナ「って、おい! ここは僕の別荘だぞ! 僕の許可無く勝手な事をするな! ダンはとも
      かく他の連中は僕の声が聞こえるはずだ。僕の言う事を…ヘボッシュ!」
 ガーネット「よーし、うるさいのは片付けた。別荘の中に入れさえすれば、あんたにはもう用は
        無いの。みんな、大いに楽しみましょう!」
 一同「おーっ!!」
 ミナ「い、いいのかな? それに問題は何も解決していないような気がするんだけど……」



ショート208.
SEED学園魔法少女伝説・機械帝国からの使者

 ウラノス「ふん。ここが人間界か。汚らしい世界だな」
 ネプチューン「じゃが建物は多いぞ。妖精界の建物より、壊し甲斐がありそうじゃのう。ほっほ
          っほっ、楽しみ楽しみ」
 プルート「人も一杯いるわね。あはっ、たくさん殺せそう♪ ね、殺してもいい?」
 ウラノス「駄目だ。遊ぶのは任務を片付けてからだ」
 プルート「ちぇっ、つまんないの。じゃあさっさとお仕事片付けて、たっぷり遊びましょ♪」
 ネプチューン「そうじゃのう。で、ウラノスよ、ワシらの今回の任務は何じゃ? 要人暗殺か、機
          密文書の強奪か、それとも…」
 ウラノス「それは…む、何だ、あの人だかりは?」
 プルート「楽しそうね。何をやってるのかしら?」
 ネプチューン「ふむ、調査してみる必要があるな。行ってみよう」

 プルート「す、凄い……。この世界の技術力って、もっと低いって思ってたんだけど…」
 ネブチューン「我が帝国でさえ作っていない物を作るとは……。人間界、侮れんのう」
 ウラノス「そうだな。人間の能力については検討し直す必要がある。大至急、本国に報告せね
       ば……」

 (以上、穴開き包丁の実演販売を見た三人のコメントでした)



ショート209.
SEED学園魔法少女伝説・vs機械帝国戦、開始?

その1.戦いは既に始まっている

 ミナ「あ、あのー、ユウナさん、結局、私達を呼んだ理由って何なんですか?」
 ユウナ「おお! 僕の話を訊いてくれるのかい? ああ、やっぱり頼りになるのは君だけだよ、
      ミナ・ハルヒノ! そんな素敵な君には、『僕の花嫁』という最高の幸福を与え…」
 アスラン「最高の不幸だろうが。それで、俺達を呼んだ理由は何だ? 役に立たないダンの代
       わり、なんて言ったら本当にシバくぞ。というか殺るぞ。斬るぞ」
 ユウナ「人間サイズのガーベラストレートなんてどこから持ってきたんだ? まあいいや。さっ 
      きも言ったけど、僕のパパがこっちの世界に来ようとしているんだ。でも、それを察し
      た機械帝国の奴らが刺客を送り込んできたみたいなんでね。君達にガードしてほしい
      のさ。もちろん報酬は払うよ。って言うか……」

 (ミナを除く六人の女達、現在、ガーネットを中心にドンチャン騒ぎ中。冷蔵庫の中は空っぽ。
  地下の蔵に保管されていたワインも飲まれており、酔っ払ったガーネットによって調度品も 
  壊されている)

 ユウナ「もう払っちゃったようなものだね。いや、こっちが貰いたいぐらいだよ。賠償金という名
      の報酬をね」
 アスラン「さすがにこれは謝る。すまなかった」
 ミナ「ゴメンナサイ。それから花嫁の件はお断りさせていただきます。絶対に」(キッパリ)


その2.刺客、襲来!

 ウラノス「ここがセイラン家の別荘か」
 ネプチューン「うむ、妖精の生体反応もあるし、間違いないじゃろう。ここまで来るのに随分と 
          時間がかかってしまったが…」
 プルート「そうね。さっさと殺っちゃって帝国に帰りましょう。おみやげも一杯買ったし♪」

 (三人とも巨大な風呂敷鼓を背負っている。中には穴開き包丁を始め、そういう種類のグッズ
  が一杯)

 プルート「でも、ちょっと買いすぎちゃったかな? お小遣い、全部使っちゃったし」
 ウラノス「大丈夫だ。領収書を書いてもらったから、経費で落とせる」
 ネプチューン「ほっほっほ。帝国のいい加減な財務処理バンザイ、じゃのう。妖精如きに苦戦
          している理由も何となく分かるし」


その3.機械vs魔法……にはなりませんでした

 ウラノス「無駄話はこれくらいにしよう。行くぞ」
 プルート「玄関から堂々と正面攻撃? 刺客のやる事じゃないわね」
 ウラノス「あのバカ王子を殺すのに策など不要。五秒で殺してやる。失礼する!」

 (別荘の中はワインの臭いが充満している。ラクスもカガリもルナマリアもフレイもステラもアス
  ラン達も倒れており、ただ一人ガーネットだけが酒を飲んでいる。ちなみに今回の彼女は  
  『遊戯王』のブラックマジシャンガールの格好をしています。すっごくセクシーですが、ちょっと
  無理があります)

 ウラノス「……思考処理機能が一瞬フリーズしたぞ。何だ、この状況は? そしてあの女はな
       ぜあんな格好をしている?」
 プルート「あ、私知ってる。あれって『コスプレ』ってやつよね?」
 ネプチューン「いや、どうやら人間が妖精の力を借りて変身し、魔法が使えるようになったよう
          じゃ。気を付けろ、何をしてくるか分からんぞ。
 ガーネット「…………」(眼が座っています)
 三人「…………」
 ガーネット「飲め」
 三人「えっ?」
 ガーネット「駆けつけ三杯。まずは飲め」(眼が座っています。怖いです)
 三人「い、いや、私達の体の中は機械なので水分は……」
 ガーネット「飲め」
 三人「いや、だからその…」
 ガーネット「飲め」(ウラノス達の話を訊いてません)
 三人「あ、あわわわわわわ……」

 ダン「買出しから帰って来れば、みんな酒の飲みすぎでダウンしているとは……。で、こっちで
     倒れているこの見覚えの無い三人組は誰なんだ?」
 ウラノス「ピ、ガガガガガ……。人間界、怖い。人間、恐ろしい。帝国の人間界侵攻計画には 
       大規模な修正が必要と判断します……」



ショート210.
ニックネーム

 ステラ「スティングがね、『親しい奴にはニックネームを付けるものだ』って言ってたの」
 ギアボルト「そうなんですか?」
 ステラ「うん。だからステラも考えてみたの」

 シン……ステラを『好き』って言ってくれる人
 スティング……お兄ちゃんみたいな人
 アウル……意地悪な人
 ステファニー先生……優しい先生
 ダン……ステファニー先生の好きな人
 フレイ……面白い本を読ませてくれる人
 ナタル……面白い本を書いている人

 ギアボルト「これはニックネームというのとは少し違う気がします。あと、シン君のニックネーム
        ですが、彼の思いは今ひとつ届いていないようですね」
 ステラ「?」
 ギアボルト「まあいいです。他人の恋愛に口を挟めるほど、経験豊富ではありませんから。私
        も考えてみました」

 キラ……凄い人その一
 アスラン……凄い人その二
 ラクス……ピンクガール
 カガリ……ジェラシーガール
 オルガ……先生
 クロト……二文字熟語
 シャニ……鬼○郎
 ダン……シングル・ゴールドアイ
 ゼノン……ダブル・ゴールドアイ

 ガーネット……バカ女。もしくはストーカー
 ニコル……そんなバカ女の恋人をやっている奇特な人

 ガーネット「そんな……。私のギアちゃんの私に対する評価って、こんなに低かったの? どう
        して!?」
 ギアボルト「自分の胸に手を当てて聞いてみてください。今日だって私達を付け回しているし」


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