ガンダムSEED編 PHASE−22
ショート326.
酒は飲んでも飲まれるな
(銀色小麦さんのリクエスト)

その1.未成年者の飲酒は法律で禁じられています

 ムウ「という訳なんで、このSSは俺たち大人キャラオンリーだ。みんな、グーッと飲んで、パー
     ッと騒ごうじゃないか!」
 マリュー「ムウ、お酒を飲む前から酔わないで」
 タリア「いいじゃない。宴会に盛り上げ役は必要よ」
 ナタル「そうですね。私には出来ない事ですから」
 オルガ「そうそう、せっかくのパーティーだ。楽しまなきゃ損だぜ」
 クロト「おおっ、俺も飲むぞ! 激飲!」
 シャニ「そんな単語は無いよ。ネタが尽きてきた?」
 クロト「うるせえ!」
 ナタル「お前が一番うるさいぞ。って、どうしてお前たちがここにいる! 未成年者の飲酒は法
      律で禁止させている、出て行け!」
 オルガ「冷たいなあ。いいじゃないか、俺たち年齢不詳キャラだし」
 クロト「そーそー。設定では十代後半ってだけだし。四捨五入すれば立派な二十代だぜ!」
 シャニ「薬より飲みやすいしねー。ングング」
 アズラエル「おや、君たち二十代だったんですか。だったらこれを渡しておかないと」
 オルガ「何だよ、この紙切れは?」
 アズラエル「所得税と住民税の確定申告用紙と、保険料と国民年金の払い込み用紙です。納
         税は成人の国民の義務ですからね。きっちり払ってもらいますよ。あと、君達の生
         活費も僕が今まで立て替えていましたが、これからはそれも…」
 オルガ「……ばぶー。何言ってんだか、僕分からないー」
 クロト「うん、ボクたちお子様だからねー。幼稚!」
 シャニ「ングング。ジュース美味しー」
 アズラエル「ちっ」


その2.教訓

 アイシャ「アンディ、はいどうぞ」
 バルトフェルド「お、気が効くねえ。美人に注いでもらうと、酒はより美味くなるからな」
 クルーゼ「そういうものなのか、ギルバート? 私はそういう経験が無いので分からんのだが」
 デュランダル「なぜ私に聞くのかね?」
 クルーゼ「君は昔から女性の扱いが上手かったじゃないか。研究所の同僚とか、スポンサーの
        夫人とか」
 タリア「ギルバート、あなた……」
 デュランダル「ま、待ってくれ。誤解だよ、タリア。彼女たちとは単に食事をしただけで……」
 アズラエル「おや、『女性の扱いが上手い』事は否定しないんですね」
 クルーゼ「最後には振られているがな。自惚れの強い男ほど最後の最後でつまづきやすい。 
       我々のようにな」


その3.そろそろお酒が回ってきました

 ナタル「…………1番、ナタル・バジルール。歌います。曲は『機動戦艦ナデシコ』のEDテーマ
      『私らしく』!」
 マリュー「ちょっ、ちょっとナタル!?」
 ムウ「ちょっと飲みすぎたようだな。彼女、目が座ってるぞ」
 マリュー「やめなさい、ナタル! 歌なんか歌っても無意味なの! 著作権に触れるから歌詞 
       は書けないのよ!」
 ムウ「いや、確かにそうだけど、そんな理由で止めるなよ」


その4.難しいかもしれませんが、デュランダルの声は池田秀一氏でイメージし
てください

 アイシャ「あはははははは、私も何だかいい気分〜♪ 2番アイシャ、『うる星やつら』のラムち
       ゃんの物真似をしまーす♪」
 アズラエル「そうきますか。では私も、3番ムルタ・アズラエル、『勇者王ガオガイガー』の獅子 
        王凱のマネを…」
 クルーゼ「ふん、どいつもこいつも声優ネタばかりか。芸の無いことだな。私が本物の宴会芸を
       見せてやる! やるぞ、ギルバート。この仮面をつけて私とデュエットだ!」
 デュランダル「…………」
 クルーゼ「ギルバート?」
 タリア「どうしたの、ギル?」
 デュランダル「……………………うがああああああああーーーーーーっ!!」
 クルーゼ「む、キレたか」
 タリア「少し飲みすぎたみたいね」
 デュランダル「がおおおおおおおおおーーーーん!!」
 ムウ「うわーっ!」
 マリュー「きゃああっ!」
 アズラエル「こ、これは、薬切れのクロトをも上回るキレっぷり、ぐふっ!」
 クルーゼ「アズラエルを一発KOか。やるな、ギルバート・デュランダル」
 タリア「普段落ち着いている人ほど、お酒を飲むと変わっちゃうのよね」
 ムウ「ってそこの二人! 冷静に分析してないで止めろよ!」


その5.地味な別世界

 アーサー「あっちの席は騒がしいですねえ」
 ジブリール「こっちはこっちで飲もう。静かにな。もう一杯どうかね?」
 アーサー「いただきます。あー、落ち着くなあ……」



ショート327.
SEEDキャラで演ってみよう/ひぐらしのく頃に編
(アストレイさんのリクエスト)

 アスラン「『月姫』と並ぶ同人ゲームの傑作だな。まだ未プレイの人はこちらのHPにある体験 
       版をプレイしてみてくれ。管理人も体験版をプレイしてからハマったそうだ。では、キ
       ャスティングを発表するぞ」

 前原圭一(主人公。東京から雛見沢村にやって来た転校生。熱血漢だがキレ易い)…シン
 園崎魅音(村を支配する御三家の一つ、園崎家の次期頭首。圭一たちのまとめ役)…フレイ
 竜宮レナ(可愛いものが大好き。普段は優しいが怒ると鬼に。別名『鉈女』)…ステラ
 北条沙都子(幼い少女だがトラップの名手。行方不明になった兄を慕う)…メイリン
 古手梨花(御三家の一つ、古手家の最後の一人。圭一たちの友人で愛らしい少女)…ラクス
 園崎詩音(魅音の双子の妹。物語の第五章『目明し編』では主人公に)…ミリアリア
 大石蔵人(定年間近の刑事。雛見沢で起こる連続怪死事件を捜査している)…ジブリール
 赤坂衛(第四章『暇潰し編』の主人公。公安部の刑事。麻雀が激強)…アスラン
 富竹ジロウ(時折、雛見沢を訪れるフリーのカメラマン。惨劇の幕開け役)…ムウ
 鷹野三四(富竹とは友達以上恋人未満の関係な看護士。重度のオカルトマニア)…マリュー
 入江京介(診療所の若き医師。超・重度のメイドマニア)…アズラエル
 知恵留美子(圭一たちの担任。極度のカレーマニア。『月姫』のパロディキャラ)…ナタル
 羽入(ある少女にしか見えない存在。頭から角が生えている)…ミーア

 アスラン「こんなところか」
 キラ「アニメだと圭一の声は僕と同じで、ゲームでもそれをネタにしているよね」
 アスラン「ああ。だがキャラの性格は圭一はお前よりシンに近いからな。本当に良く似ている 
       よ。はぁ〜……」
 キラ「アスラン、頑張って。圭一は『口先の魔術師』って言われているけど、それはシンのイメー
     ジとは違うね」
 アスラン「ああ。あいつは『口先で騙されやすい魔術師』だな」
 シン「否定はしないけど、あんたにだけは言われたくない!」
 ジブリール「あー、ちょっと聞きたいのだが、この山のような商品は何だね?」
 キラ「ジブリールさんの役は太った人なんです。だからそれを全部食べて太ってください」
 ジブリール「いや、そんな事をしなくても肉じゅばんを着るとか方法が」
 スティング「ゴチャゴチャいってねえで食べろっての!」
 アウル「出番の無い僕たちからのプレゼントだよ。さ、食べて食べて」
 ジブリール「ごがががががが!」
 キラ「ここでも惨劇が始まっちゃったね。デストロイを呼んで大災害を起こす?」
 アスラン「やめろ」



ショート328.
SEEDキャラで演ってみよう/ローゼンメイデン編
(ゆめのたびびとさんのリクエスト)

その1.簡単に言えば「戦わなければアリス(真の少女)になれない」という物語

 キラ「原作はPETCH−PET先生、2004年と05年にアニメ化された作品だね」
 アスラン「アニメは深夜に放映されたが、高い人気を獲得した良質な作品だ。作者もファンの 
       一人だ。原作マンガも面白いので、ぜひ読んでくれ。じゃあキャストを発表するぞ。ま
       ずは七体のローゼンメイデンだ」

 真紅(本作のヒロイン。ローゼンメイデンの第5ドール。厳しくも優しい少女)…ラクス
 雛苺(第6ドール。姉妹の中では最もお子様な性格)…ステラ
 水銀燈(第1ドール。冷酷だが誰よりも愛を求めている、本作屈指の人気キャラ)…フレイ
 翠星石(第3ドール。人見知りな毒舌家。いわゆるツンデレ)…ミリアリア
 蒼星石(第4ドール。翠星石の双子の妹。真面目で男っぽい性格)…カガリ
 金糸雀(第2ドール。名前は「かなりあ」と読む。雛苺に匹敵するお子様キャラ)…メイリン
 雪華綺晶(第7ドール。実体を持たない霊的な存在。狡猾な少女)…ルナマリア

 アスラン「アニメオリジナルのドール『薔薇水晶』の役もルナマリアだ。雪華綺晶(きらきしょう) 
       と姿が似ているからな」
 シン「へえ、ルナが悪のヒロイン役なのか。ちょっと合わない気もするけど」
 アスラン「そうでもないと思うぞ。彼女には色々と苦労させられたからな。いや、悪気があった 
       わけじゃないだろうが、精神的に……その……」
 ルナマリア「確かにモーションかけたけど、アスランの女難は私のせいじゃないでしょ。自業自
        得って気もするけど」
 キラ「大変だったんだね、アスラン。でもカガリへのフォローは自分でやってね」


その2.なんだけど、単なるバトルロイヤルものでもないのですよ、これが

 アスラン「気を取り直して、次は人間キャラのキャスティングだ」

 桜田ジュン(主人公。真紅と翠星石のマスターで下僕。引きこもりの中学生)…シン
 桜田のり(ジュンの姉。ジュンには過保護だが怒ると怖い)…マリュー
 柏葉巴(ジュンの幼馴染で同級生。雛苺の元マスター)…ナタル
 柿崎めぐ(水銀燈のマスター。長い入院生活で生きる気力を失っている)…マユ・アスカ
 草笛みつ(金糸雀のマスター。あだ名は「みっちゃん」。病的な人形マニア)…ミーア
 ラプラスの魔(アリスゲームにちょっかいを出す怪人。顔はウサギそのもの)…クルーゼ
 くんくん(作中の人形劇「名探偵くんくん」の主人公。ドールズ達のアイドル的存在)…?

 キラ「アスラン、人間じゃないキャラも混じっているんだけど……」
 アスラン「気にするな」
 キラ「ナタルさんの役は年齢的にかなり無理がある気がするんだけど……」
 アスラン「気にするな。女子がほとんどドールズの役に回された弊害だ」
 キラ「『害』って言い切ったね。あと、くんくんの役が『?』になっているんだけど……」
 アスラン「今、製作中だからだ。自立歩行式の人形は難しい」
 キラ「アスラン、根を詰めるのも程ほどにね」



ショート329.
タイトルをネタにして考えてみました・パート1

その1.偽りの平和

 アズラエル「うーん、お茶が美味しいですねえ」
 クルーゼ「そうだな。天下泰平とはまさにこの事か」
 キラ「平和そうですけど、凄く不安なツーショットですね」
 ムウ「『嵐の前の静けさ』ってやつだな」

その2.その名はガンダム

 ストライクのOS「私はストライク。ガンダムと呼んでくださっても結構ですよ。どうぞよろしく」
 キラ「自己紹介システム付き!? なんて無駄な機能を…」

 アスラン「今、誰かにバカにされたような気がしたぞ。気のせいか?」


その3.崩壊の大地

 キラ「チェックメイトです。ムウさん、どうぞ」
 ムウ「…………あ、地震だ。あーあ、盤がひっくり返っちまった。最初からやり直しだな」
 マリュー「ムウ、大人げ無さすぎ」
 ナタル「軟弱者ですね」


その4.サイレントラン

 ムウ「いいか、坊主ども。足音を立てるな。そーっと、そーっと……」
 マリュー「女子のシャワールームの前で何をしているのかしら。全員、艦長室に来なさい」


その5.フェイズシフトダウン

 キラ「叩いたら元に戻らないかな? 作者のテレビは叩くと直ったんだけど」
 マリュー「ハイテク製品を叩かないで。それから作者は新しいテレビを買いなさい」


その6.消えるガンダム

 イザーク「ガンダムを消したくらいで威張るなよ、ニコル。昔は橋を消せる人間もいたんだ」
 ニコル「すいません、誰かイザークに手品とミラージュコロイド技術の違いを説明してあげてくだ
      さい」


その7.宇宙の傷跡

 ?「ったくよー、核はバンバン使うわ、年がら年中何か爆発させるわで俺の体はボロボロだ。こ
    っちの身にもなってほしいよ、クソッタレが」

 ラクス「と、思っているのかもしれませんわ。この宇宙も」
 キラ「メルヘンだね、ラクス」
 ムウ「そうか?」


その8.敵軍の歌姫

 ハロ「ハロ、ラクス、ハロ!」
 キラ「それが君の歌? 変わった歌だね。でも個性的でいいと思うよ」
 ラクス「素晴らしい天然ボケですわ。そういうところはアスランとそっくりです」


その9.消えていく光

 ナタル「…………あの、艦長、百物語をするのは止めませんか? いえ、怪談話が怖いという
      のではありませんが、ろうそくの火が消えるたびに何か、この……」


その10.分かたれた道

 ムウ「ここに二つの道がある。一つは賢明だが臆病者の道。もう一つは蛮勇だが漢(おとこ)と
     しての道だ。お前たち、どっちの道を選ぶ?」
 マリュー「わざわざ選ぶ必要はありません。男性は男性用のシャワールームに入りなさい」



ショート330.
タイトルをネタにして考えてみました・パート2

その1.目覚める刃

 ディアッカ「これって32話の隠しタイトルかよ。いやあ、あの時は怖かったなあ」
 ミリアリア「そう。だったらもう一度、怖い思いをしてみる?」


その2.フレイの選択

 フレイ「悩むわね……。食後のデザートはショートケーキか、モンブランか。ううん、ここは我慢
      してダイエットに励むべきね。でも、うーん……」
 ミリアリア「どれを選んでも結局、後悔する事になりそうね。後悔しない選択をするのって難しい
        わよねえ。特に女の子は」


その3.宇宙に降る星

 ラクス「まあ。宇宙からキラの声を演じてくださっている方が降ってくるのですか?」
 キラ「違うよラクス。宇宙から降ってくるんじゃなくて、宇宙に降るんだ。文法は正しく理解しない
     とね」
 アスラン「ツッコミどころが違うぞ、キラ」


その4.果てし無き時の中で

 クルーゼ「時とは果てが無いものだ。たとえ人の世が終わっても、時は流れ続ける。雄大で、 
       そして空しいものだな」
 アスラン「クルーゼ隊長、抜け毛を見ながら何を呟いているんですか?」
 クルーゼ「ふっ。時の流れの残酷さを実感していたのだよ。君もいずれ分かる」
 アスラン「?」


その5.それぞれの孤独

 サイ「アークエンジェルの搭乗員でメガネキャラって俺だけなのか。孤独だなあ」
 チャンドラ「いや、俺もメガネキャラなんだけど」
 サイ「孤独だなあ」
 チャンドラ「無視かよ。孤独だ……」


その6.燃える砂塵

 アイシャ「アンディ、砂風呂を作ったみたの。入ってみて。砂に埋めたら、その上に火を点ける
       のよね?」
 バルトフェルド「ありがとう、アイシャ。ダコスタ君、火傷の薬を用意してくれたまえ」
 ダコスタ「その前に隊長、間違いを指摘する勇気を持ってください」


その7.カガリ再び

 キラ&当時の視聴者「…………カガリって誰?」
 カガリ「あ。そういえば名乗ってなかったな」
 キサカ「ふむ。『ヘリオポリスの金髪娘再び』というタイトルにすべきだったか」
 マリュー「微妙すぎるわね」


その8.ペイバック

 フレイ「ペイバックって何? ハンドバッグの新作?」
 ミリアリア「『払い戻し』って意味の英語よ。それくらい知っておきなさいよ」
 フレイ「む。いいわよ、英語なんて知らなくても生きていけるんだから!」
 ミリアリア「……あなたの名前、英語じゃないの?」
 フレイ「あ」


その9.宿敵の牙

 バルトフェルド「最近、犬歯が伸びてきた気がする。まあこれはこれでワイルドな感じがしてい 
           いかな?」


その10.おだやかな日に

 オルガ「……」(本を読んでいる)
 シャニ「……」(音楽を聞いている)
 クロト「……」(ゲームをしている)
 アズラエル「ま、戦いが無い日は穏やかですからねえ。僕も彼らも。……信用してくださいよ?」



ショート331.
タイトルをネタにして考えてみました・パート3

その1.砂塵の果て

 バルトフェルド「見たまえダコスタ君。砂嵐の向こうに町が見えるぞ。おお、美しいお嬢さんがコ
           ーヒーを片手に私を呼んでいる。今行くぞ!」
 ダコスタ「隊長、あれは蜃気楼です。隊長の妄想もミックスされているみたいですが」


その2.紅に染まる海

 フレイ「海が赤く染まる……。赤潮ね! 大変だわ、早く避難しないと!」
 キラ「フレイ、赤潮ってそういうタイプの災害じゃないから」


その3.運命の出会い

 アスラン「そうだな。この時、カガリと出会わなければ俺の人生はまったく違うものになっていた
       だろうな。まさに運命の出会いだ」
 ユウナ「パパ、モルゲンレーテでタイムマシンって作れない? 過去に遡って、この出会いを無
      かった事にすれば、カガリを僕のものに…」
 ウナト「諦めろ、バカ息子」


その4.二人だけの戦争

 アスラン「…………じゃんけん、」
 カガリ「ぽん! よし、私の勝ちだ! この食料は私が貰うぞ」
 アスラン「ああ。……戦争は空しいものだな」


その5.平和の国

 キラ「これって日本の事かな?」
 アスラン「そうでもないだろう。最近は周りが騒がしいし」


その6.モーメント

 ディアッカ「朝の挨拶…」
 イザーク「それはモーニングだ」
 ディアッカ「クラシック音楽の偉大な作曲家…」
 イザーク「それはモーツァルト」
 ディアッカ「審判っていう意味の……」
 イザーク「それはジャッジメントだ!」
 ニコル「『モー』つながりと見せかけて、『メント』できましたか。いいボケですね」
 アスラン「そうか?」


その7.果てなき輪舞(ロンド)

 ロンド・ギナ・サハク「ん? 私を呼んだか?」
 エリカ「いえ。出来れば帰ってください」


その8.キラ

 キラ「自分の名前がタイトルだなんて、ちょっと照れるね」
 シン「…………くそっ」


その9.さだめの楔

 カズイ「えーと、この漢字って何て読むの?」
 トール「『くさび』だよ」
 ディアッカ「ああ、寿司にも入っている…」
 トール「それはわさび。って、君だれ?」
 ミリアリア「ただのガングロボケ男よ。気にしない方がいいわ」


その10.閃光の刻

 パトリック「クルーゼ。噂で聞いたのだが、お前の仮面を取ると光がピカーッ!と出るそうだな。
        私に見せてくれないか?」
 クルーゼ「はっはっは。んなわけねーだろ、このジェネシスバカ」



ショート332.
タイトルをネタにして考えてみました・パート4

その1.慟哭の空

 フレイ「雨か……。空が泣いているわ。私の心も涙を流している。ううっ……」
 ミリアリア「外に洗濯物を干しっぱなしにしてたあなたが悪いのよ。乾燥機、空いてたかしら?」


その2.約束の地に

 ラクス「約束の時間は過ぎているのに、アスランはまだ来ませんね。……オシオキは何にしまし
      ょう?」
 ハロ「アスラン、ニゲロ! アスラン、ニゲロ!」


その3.闇の胎動

 ディアッカ「俺の黒い体は闇の中では完全に隠れる。よーし、アークエンジェルを停電にして、 
        女子更衣室に……」
 ミリアリア「そんな事したら殺すわよ。問答無用で」


その4.まなざしの先

 キラ「僕のまなざしの先にいる人は……」
 ラクス「もちろん、わたくしですわ」
 カガリ「いいや、私だ。姉として弟の面倒は見てやらないとな」
 フレイ「いい気にならないで。キラの初めては私が貰ったのよ。うふふふふふ」
 キラ「……誰を選んでも地獄を見るんだろうなあ。はあ」


その5.舞い降りる剣(つるぎ)

 ムウ「何だ? 空から剣が降ってきたぞ」
 マリュー「剣が変形したわ! あれはまさか……」
 黄金の剣「ズ、バーン!」
 ムウ&マリュー「『ボウケンジャー』ネタかよ!」
 キラ「ネタの意味が分からない人はボウケンジャーの公式HPを見てください。そして作者はこ
    んなフォローをしなくちゃならないネタをするのはやめてください」


その6.正義の名のもとに

 キラ「自分から『正義の味方』を名乗る人って、大抵は実は悪役なんだよね。本当のヒーロー 
     は自分から正義は名乗らないんだよ」
 アスラン「言いたい事は分かる。けどキラ、このMSにジャスティスと名付けたのは俺じゃない 
       ぞ。だからそんな冷たい目で見ないでくれ。カガリも」


その7.神のいかずち

 ディアッカ「神様なんていないだろ。だからこのタイトルは意味ねえよ」
 キラ「それを言ったら何もかもオシマイだよ」
 アスラン「作者にネタ出しさえ許さないとは……。ディアッカ、侮れない奴だ」


その8.決意の砲火

 オルガ「オラオラオラーッ!」
 クロト「激滅! 抹殺!」
 シャニ「ウ〜〜〜アーーーーッ!」
 アズラエル「あの三人は決意などなく、好き勝手に暴れているだけですよ。やれやれ、困ったも
        のですねえ。ん? 何ですか、その冷たい目は」


その9.アスラン

 シン「……ちくしょーーーーーーーっ!!」
 アスラン「SEEDデスティニーで、シンが俺に懐かなかった理由はこれだったのか。シン、すま
       ない」


その10.暁の宇宙(そら)へ

 キサカ「ウズミ様、宇宙は暁色になんて染まりませんよ。永遠に黒いです」
 ウズミ「いや、そんな冷静にツッコまれると私も困るんだが」
 カガリ「感動の別れのシーンも台無しだな……」



ショート333.
タイトルをネタにして考えてみました・パート5

その1.ゆれる世界

 ムウ「ああ、世界が揺れている……オエッ」
 マリュー「お酒の飲みすぎね。パイロットなんだから自重して」


その2.ラクス出撃

 キラ「すいませんでした。許してください」
 アスラン「キラ限定の必殺兵器だな。いや、俺もちょっと怖いけど」


その3.立ちはだかるもの

 アズラエル「僕には敵が多くて。どうしてみんな僕の邪魔をするんでしょうねえ」
 ナタル「『類は友を呼ぶ』……いや、それだと私もこの男の同類になってしまうな。ううむ……」


その4.螺旋の邂逅

 キラ「この場合の螺旋は遺伝子の模様のことだね」
 アスラン「そうだ。二重螺旋の模様は、ある意味自然の生み出した芸術だな。その遺伝子同士
       が出会って、新しい命が生まれるんだ」
 ディアッカ「なるほど。つまりこのタイトルの意味は男と女が出会って…」
 アスラン「それ以上言うとミリアリアが来るぞ」
 ディアッカ「!」
 キラ「一瞬で顔が真っ青になった。習性って悲しいね……」


その5.開く扉

 ムウ「ちっ、どうしてこの扉は開かないんだ!」
 ディアッカ「クソッ、この扉の向こうに俺たちのパラダイスが待っているのに!」
 アスラン「あの二人は女湯の扉の前で何をやっているんだ?」
 キラ「マリューさんが女湯の鍵を変えたそうだよ。合鍵を作るのが先か、マリューさんが新しい
    鍵を作るのが先か。まるで血を吐きながら続けるマラソンだね」
 アスラン「キラ、いいセリフだが、そのセリフは使いどころが違う気がするぞ」


その6.たましいの場所

 マルキオ導師「霊魂なんてあるんでしょうか?」
 ラクス「あなたがそれを言ってはオシマイな気がしますわ」


その7.悪夢は再び

 ナタル「ドミニオンに乗ってから、私には日常そのものが悪夢だ……」
 アズラエル「それは大変ですねえ。薬を用意させましょうか?」
 ナタル「…………」(拳を震わせている)


その8.怒りの日

 ディアッカ「船の…」
 イザーク「それは錨(いかり)だ」
 ディアッカ「ドリフターズのリーダー…」
 イザーク「それはいかりや長介。役者としても素晴らしい人だったな」
 ディアッカ「イカを輪にして揚げた…」
 イザーク「それはイカリングだ!」
 キラ「コズミック・イラにもイカリングってあるのかな?」
 アスラン「知らん。俺に訊くな」


その9.終末の光

 ムウ「ああ、もうダメだと思ったその時、俺は見たんだ。宇宙を包み込むほどの光を。気が付 
     いたら俺は見た事の無い場所にいた。手術室とか実験室みたいな所だった」
 アスラン「奇跡の生還、か。こうして訊くとUFOにさらわれた人のコメントみたいだな」
 キラ「嘘みたいだけど事実なんだよね。世界は不思議で溢れているんだね」


その10.終わらない明日へ

 アスラン「実際、終わらなかったな。むしろここからが本当の戦いの始まりだった。はあ〜〜〜
       〜〜〜〜〜……」
 キラ「アスラン、頑張って。戦いはまだ終わってないんだから」

HPトップページに戻る
「創作ギャラリー」トップページに戻る