ファンタジー編 PHASE−10
ショート100.
ゼノン&ミナ、魔王と対峙する

その1.ゲットだぜ

 ゼノン「ミナ、探したぞ。ん? その子供は何だ」
 ミナ「迷子らしいです。お母さんとはぐれたらしくて、一緒に探してあげてたんです」
 メレア「おじちゃん、こんにちわ」
 ゼノン「…………」
 コートニー「ゼノン様、子供の発言です。本気で怒らないでください」
 ゼノン「ああ、分かっている。しかしこんな危険な谷で迷子だと? 信じられんな。小僧、貴様、
      もしや…」
 メレア「ぎくっ」
 ゼノン「モンスターを使って戦う子供だな。聞いた事があるぞ。カプセルにモンスターを閉じ込め
      て、そいつらを戦わせる外道な遊びが子供たちの間で流行っていると」
 コートニー「ゼノン様、ツッコミの難しいボケは止めてください」
 ミナ「メレア君、そんな遊びやってるの? 危ないよ。モンスターはオモチャじゃないんだから」
 コートニー「二人とも本気で言ってますね。いい加減にしてください」
 メレア「君も大変だね。あとポ○モンはやった事ないんだ、ゴメン」


その2.天然ボケなバカップル

 コートニー「二人とも、ボケは止めて真面目になってください。この子は普通の子供ではないよ
        うです」
 ゼノン「何だと?」
 ミナ「メレア君、普通の子供じゃないって、君はまさか……」
 メレア「バレちゃったか。そう、僕は…」
 ミナ「世界ビックリ人間大集合みたいなのに出てくる子みたいな、凄く変わった子供なのね!」
 ゼノン「ほう、貴様は何か芸が出来るのか。面白い、やってみろ。面白かったら私が経営する 
      ホテルの専属にしてやってもいいぞ」
 メレア「えーと、ごめん。このボケは無視してもいいかな?」
 コートニー「ご自由に。迷惑をかけてすいません」


その3.メレアは飽きっぽい性格です

 メレア「僕は魔王メレア。魔界を支配する魔王の一人だ」
 ミナ「えーっ! メレア君が魔王!? 信じられない……。あんなに可愛い子なのに。ゼノンと 
     私に子供が出来たら、きっとこんなに可愛いんだなあって思って、ちょっと嬉しかったの 
     に……」
 ゼノン「ミナ、嬉しい事を言うじゃないか。だが安心しろ。私とお前の子供だ。あんな魔王のガキ
      よりも可愛くて賢い子供に決まっている」
 ミナ「ゼノン……」
 コートニー「お二人とも、二人だけの世界を作らないでください」
 メレア「聞こえていないみたいだね。何だか戦る気を無くしちゃった。僕、帰ってもいいかな?」
 コートニー「すいません、今回はお引取りを。次に会う時はバトルをさせますので」
 メレア「期待しないで待ってるよ。じゃあね」
 コートニー「行ってしまった……。これはこれで勝った事になるのだろうか?」



ショート101.
死闘!……じゃないな、これは

その1.ピンチの時こそ冷静になろう

 スティング「ぐおっ!」
 アウル「うわあ! や、やられた〜〜〜〜」
 ダン「あっさり負けるな! まあ元から戦力には数えていなかったが」
 ステファニー「残ったのは私達だけね」
 キラ「あの二人は、どっちも幹部クラスの実力者みたいだ。気を付けて戦おう」
 シン「大丈夫、俺達が力を合わせれば、どんな敵にも負けない!」
 カガリ「そうだな。私もモンスターを召喚して戦うぞ。来い、デュエルカーバンクル! 魔法のバ
      リアでみんなを守れ!」
 ラクス「わたくしもサポートいたしますわ。踊りで皆さんの攻撃力をアップしましょう」
 ステファニー「どうするの? 勇者二人だけでも手強いのに、他の二人も厄介よ。私達だけじゃ
          勝てそうにないわ」
 ダン「確かにそうだな。だが背を見せて逃げるのも嫌だ。よし、ここは……」
 ステファニー「ここは?」
 ダン「奴らの方を向いたまま逃げるぞ。来い、ステファニー!」
 ステファニー「ダン、冷静になって! ダーーーーーン!」


その2.スティングとアウル、旅の終点?

 カガリ「変な格好で逃げていったぞ。追わないのか?」
 キラ「深追いは禁物だよ。僕達も他のみんなと合流しないといけないし」
 ラクス「そうですわね。ところで、こちらに倒れたままのお二人はどうなさるのですか?」
 スティング「…………」(気絶している)
 アウル「…………」(実はちょっと起きている)
 シン「止めを刺しておけばいいんじゃないの?」
 ラクス「でも、このお二人はモンスターではなく人間のようですわ。何か事情があって魔王軍に
      協力していたのかもしれません。お二人のお話を聞いてみては…」
 カガリ「待て、みんな、敵だ!」

 リカントガイアの群れがあらわれた!

 キラ「魔王軍じゃない。この谷に住んでいるモンスターみたいだね」
 シン「俺達を食べるつもりみたいだぜ。上等だ、相手になってやる!」
 ラクス「皆さん、気を付けてください。わたくしもサポートいたしますわ」

 スティング「…………行ったか」
 アウル「ああ。スティングも起きてたのか」
 スティング「あんなに耳元でガンガン騒がれれば、誰だって目を覚ますぜ」
 アウル「そうだな。どうやらお互い、命拾いしたみたいだぜ」
 スティング「そうみたいだな。クソッ、魔王軍に入ればもっと楽が出来ると思ったんだが、当てが
        外れたな。いい機会だ、魔王軍はもう辞めて、まともな生活に戻ろうぜ」
 アウル「ああ。でもまずはこの状況を何とかしないとな」

 リカントガイアの群れがあらわれた!
 スティングとアウルはリカントガイアの群れに囲まれている!

 スティング&アウル「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」



ショート102.
これはヤバい

その1.実は勝負の最中でした

 メイリン「い、いきなりラスボスと遭遇するなんて……。どうする、どうしよう、どうすれば?」
 影太郎「落ち着け。まずはみんなのHPを回復させよう。歩き回って疲れているからな」
 レイ「攻撃力と防御力を増加させる魔法もかけよう。ボス戦のパターンだ」
 ステラ「分かった。ステラ、光の魔法でみんなを助ける」
 マリュー「気になっていたんだけど、光の魔法ってどんな魔法なの? 魔法は黒と白しか無いと
       思っていたんだけど」
 ステラ「ステラが考えた魔法。みんなピッカピカになって、汚い服も真っ白になるの」
 樹里「お洗濯の魔法? 戦闘では役に立ちそうに無いですね……」
 夏「ここは拙者に任せられよ。サムライの刃で悪を斬るでござる!」
 イザーク「俺もやるぞ。魔王など、この拳で叩きのめしてやる!」
 ダブルG「ふっ、意気込みだけは立派だな。だが、貴様らなど我らの敵ではない。一瞬で灰にし
       てやる!」
 アズラエル「あ、ダブルG様、その捨て牌、ロンです。人和(レンホー)で役満」
 ダブルG「何っ!? バ、バカな、人和などそう簡単に出来るはずがない。貴様、イカサマをし 
       たな!」
 アズラエル「ふっ。イカサマに気付かない方が悪いんですよ。負けた分はきっちり払ってもらい
         ますよ」
 ダブルG「ふざけるな! 無効だ無効だ!」
 クルーゼ「ダブルG様、往生際が悪いですよ」
 ガーネット「そうよ、負けた分は払うのがルールでしょ。私だって払ってるんだから。ニコル、銀
        行から預金を下ろしてきて。今日は勝つまでやるわよ!」
 ニコル「ガーネットさんは今日は運が悪いみたいですね。僕が代わります。大丈夫、取られた 
      分は取り返してみせますよ」
 ノーフェイス「退屈しのぎの麻雀が白熱してきましたね。勇者の皆様、もう少しお待ちください。
         待っている間、お茶でもどうですか?」
 メイリン「あ、はい、いただきます」
 影太郎「うーん、美味しいお茶だ。何か間違っている気はするけど」


その2.ギャンブルは程々に

 ダブルG「バ、バカな、この私が、手も足も出ないとは……」
 アズラエル「ぼ、僕が考えたイカサマが全て見抜かれるなんて……」
 クルーゼ「何という強さだ……。間違いなく、私が会った中では最強の相手だ」
 ニコル「どうも。それでは皆さん、負けた分は払ってもらいますよ。足りない分は後日取りに行 
      きますから、借用書を書いてください」

 ダブルGは450000のせいしんてきダメージを受けた!
 アズラエルは2500000のせいしんてきダメージを受けた!
 クルーゼは260000のせいしんてきダメージを受けた!

 ダブルG「…………」
 アズラエル「…………」
 クルーゼ「…………」
 影太郎「みんな呆然としているぞ。戦う前から大負けして、立ち直れないみたいだな」
 レイ「精神的ダメージの数字=負けた金額か。アズラエルは特に酷いな。一人だけ桁違いだ」
 イザーク「ニコルの奴、まったく容赦しなかったな。アズラエルが気の毒になったぞ」
 ニコル「いえいえ、そんな。僕はただ、ガーネットさんをイカサマに引っ掛けた人に報いを与え 
      ただけですよ」
 マリュー「恐ろしい子ね。魔王よりも強いんじゃないかしら?」
 ノーフェイス「否定できないのが辛いですね」


その3.パーティーがパーティーに参加する……つまらないシャレですいません

 ガーネット「ありがとう、ニコル。やっぱりあなたは最高だわ♪ 」
 ニコル「ガーネットさんの前で負ける訳にはいきませんからね。このお金、どうしますか?」
 ガーネット「ギャンブルで勝ったお金なんて、所詮はあぶく銭よ。パーッと派手に使いましょう。 
        今日はみんなで大宴会よ! あ、そっちの人達も一緒にどう?」
 メイリン「いいんですか? 私達、敵なのに」
 ガーネット「いいのいいの。今日は無礼講よ。パーティーは人が多い方が楽しいし」
 メイリン「あ、ありがとうございます。みんなもいいわよね?」
 樹里「そうですね。お腹も空いてたし」
 夏「腹が減っては戦は出来ぬ。お呼ばれするでござる」
 イザーク「ふん。マズい飯を出したら承知せんぞ」
 マリュー「……これでいいのかしら?」
 レイ「いいというより、我々に勇者メイリンに逆らう権利はありません。勇者パーティーでは勇者
     の判断が全てですから」
 影太郎「いや、もうホント、色々とすいません。パーティーの一員として謝ります」
 ノーフェイス「やれやれ。魔王も勇者も大変ですね。そして平和だ。いつまで続くか分からない 
         平和ですが」



ショート103.
仲間が敵になる、というイベントは盛り上がりますよね

その1.人の物を勝手に食べたり飲んだりしちゃダメ

 アスラン「はあっ! ルナマリア、大丈夫か?」
 ルナマリア「は、はい。ありがとうございます」
 ムウ「よし、狙い撃つぜ!」
 マリュー「ムウ、後輩の台詞を取っちゃダメよ」
 ディアッカ「そうそう。俺の『グゥレイト!』はオリジナルだけどな」
 ギアボルト「雑談をしながらも見事に戦っている。さすが勇者パーティー。やりますね」
 アヤセ「こっちの攻撃は全部防がれてるわよ!」
 ギアボルト「モンスターも全て倒されましたか。狭い道も通れる小型モンスターを選んで連れて
         来たのですが、歯が立ちませんね」
 アヤセ「どうするのよ?」
 ギアボルト「手はあります。アヤセさん、このジュースを飲んでください」
 アヤセ「…………何、この不気味な色の液体。グニグニ動いてるんだけど」
 ギアボルト「気にしないでください。さあ、グッと一杯」
 アヤセ「絶対、嫌!」
 ディアッカ「ふー、喉が渇いたぜ。あ、そのジュース飲まないの? だったら俺にくれよ」
 アヤセ「あ」
 ギアボルト「あ」
 ディアッカ「ふー、グゥレイトに美味いぜ! って、あれ? お、おかしいぞ、力がみなぎって… 
        …グオオオオオオオオオ!!」
 アスラン「なっ!? ディアッカがモンスターに!」
 ギアボルト「失敗しましたね。いえ、飲み物の効果は成功でしたが」
 アヤセ「あ、あんた、あんな物を私に飲ませるつもりだったの!? 殺す、今日こそ確実にブッ
      殺す!」
 ギアボルト「いいじゃないですか。あなたのしぶとさはモンスターレベルなんですから」
 アスラン「それは俺達にも言える事だな」
 マリュー「世界を救うまでは死ねないものね。勇者も大変だわ」


その2.本当はボスレベルの強さなんだけど

 ディアッカギガンティスがあらわれた!

 ディアッカ「グオオオオオオオオオオッ!!」
 アスラン「ディアッカ! くっ、完全に理性を失っている」
 ギアボルト「思わぬ展開になりましたが、悪くはありませんね。仲間同士で殺し合いなさい」
 アスラン「仕方ないな。みんな、殺るぞ」
 ギアボルト「えっ?」
 ムウ「おう」
 ルナマリア「はい!」
 マリュー「ディアッカ君、成仏してね」

 勇者達は最大レベルの攻撃を繰り出した!
 ディアッカギガンティスをあっさり倒した!

 アスラン「ふう、スッキリした」
 ルナマリア「私もです。心が晴れ晴れとしました」
 アヤセ「ぜ、全力で仲間を倒すなんて……」
 ギアボルト「鬼ですか、あなた達は」
 ムウ「大丈夫。こいつは殺したくらいじゃ死なないから」
 マリュー「あなたもそうだけどね。不可能を可能にする不死身の男さん」


その3.本当に大丈夫でした

 ディアッカ「ふ、ふふ、ミリィ、俺、今日も頑張ってるぜ。グゥレイト……」
 遠い町にいるミリアリア「寒っ! な、何、この寒気は」



ショート104.
魔神登場!(超・反則ネタ)

 シン「ところで、この谷にいる魔神ってどんな奴なんですか?」
 キラ「それが分からないんだ。恐ろしい魔神っていわれているけど、姿を見た人はいないみた 
     いだね」
 カガリ「なんだ、大した事ない奴なのか?」
 ラクス「そうではないみたいですわ。霧の中に浮かぶ魔神の影を見ただけで、みんな震えてし 
      まって逃げてしまうのだそうです」
 シン「見た目だけの奴みたいですね。だったら俺一人で…」
 キラ「! みんな、気を付けて。何かいるよ」

 魔神「この谷は我の支配する地。立ち入る事は許さん。引き上げるならば良し、さもなくば死あ
     るのみ!」
 キラ「あ、あの影は……」
 ラクス「そ、そんな……」
 シン「げげっ! まさか……」
 カガリ「う、嘘だろ!?」

 魔神ガーゼットがあらわれた!

 シン「ん? 魔神をカタカナにして、ゼットをZにすると…………げっ、そっちの魔神かよ!」
 キラ「ダメだ、あの魔神とは戦えない……」
 カガリ「私もだ。ロボットアニメのキャラとして、偉大な先輩に牙を向けるなんて出来ない!」
 ラクス「仕方ありませんわね。この方がいなければ、ガンダムシリーズも作られなかったのです
      から。ちなみに魔神の声は石○博也さんですわ」
 キラ「ジャッキー・チェンの声を演じている人だよ。いつまでも頑張ってください」
 シン「応援してる場合じゃないですよ! ああ、どうすればいいんだ!」
 魔神「消えろ。ブ○ストファイヤー!」
 キラ「うわあああああああああああああ!!!!!」

 キラ達はぜんめつした……?



ショート105.
魔神を倒せ!

その1.DVDは全16巻で好評レンタル中

 キラ「く……。み、みんな、大丈夫?」
 シン「大丈夫……じゃない。かろうじて生きてはいるけど……」
 ラクス「みんなHP1状態ですわ……」
 カガリ「あの攻撃を受けたら、強制的にHPが1になるのか……。恐ろしい、攻撃、だ……」
 魔神ガーZ「攻撃する。ロケッ○パンチ!」
 シン「うわっ、危ない!」
 キラ「名前がちょっと変わってるね。もう元ネタを隠すつもりは無いみたい」
 シン「んな事気にしてる場合じゃない! 今のは何とかかわしたけど、もう、体力が……」
 魔神ガーZ「とどめだ。ル○トハリケー…」
 アスラン「そこまでだ!」
 魔神ガーZ「む?」
 アスラン「色々な意味でギリギリな魔神、それ以上の攻撃は俺達が許さない!」
 ルナマリア「そうよ。いちいち技名を伏せ字にするのって、意外と面倒なんだから。どんな技が
         あるのか調べるのも大変だし」
 マリュー「ルナマリアさん、作者のグチは言わなくていいのよ」
 ムウ「古いアニメだけど資料はたくさんあるからな。そういう点ではラッキーだった」
 マリュー「あなたも余計な事は言わないで。DVDを全巻レンタルしそうになった事も言う必要は
       ないわよ」


その2.通常兵器相手なら強いんですけどねえ

 アスラン「ルナマリアはキラ達の治療をしてくれ。マリューさんとムウさんは俺の援護を!」
 ムウ「了解、任せろ!」
 マリュー「相手の防御力を落とす魔法を使うわ。フェイズシフトダウン!」

 マリューの魔法は効かなかった!

 マリュー「そんな、どうして?」
 ムウ「仕方ないだろ。あいつの硬さはPS装甲によるものじゃないからな」
 アスラン「それに、わざわざ防御力を落とさなくてもいいと思いますよ。はあっ!」
 魔神ガーZ「ぐわっ!」

 アスランのかいしんのいちげき!
 魔神ガーZはかなりのダメージを受けた!

 マリュー「あら、意外と脆いのね」
 ムウ「原作でも結構やられていたからな。イメージってのは怖いぜ」


その3.1984年に日本テレビ系で日曜朝10時30分から放映。全23話

 ルナマリア「はい、これでOK。みんな回復したわよ」
 キラ「ありがとう。アスラン、僕達も戦うよ!」
 アスラン「頼むぞ、キラ。力を合わせて魔神を撃破だ!」
 魔神ガーZ「むむ……。ならばこちらも仲間を呼ぼう」
 シン「仲間ってまさか、グレートマ○ンガーか? それともグレ○ダイザー?」
 ムウ「マジ○カイザーだったらヤバいぞ。あれはシャレにならん」
 カガリ「いや、アフ○ダイAやダイア○ンAかもしれないぞ。それなら何とか……」
 ラクス「わたくしはボスボ○ットが好きですわ」
 マリュー「ロボッ○ジュニアは……ちょっとマイナーかしら?」
 キラ「あ、何か出て来たよ」

 ゴッド魔神ガーがあらわれた!

 全員「えーと、あなた、誰ですか?」
 ゴッド魔神ガー「ガーン!」

 ゴッド魔神ガーは致命的なダメージを受けた!
 ゴッド魔神ガーを倒した!

 キラ「あ、思い出した。マジンガーって名前は付いているけど、実はまったく別の作品だね」
 アスラン「番組を見ていた人は少ないだろうな。せめてスパロボに出演していれば……」


その4.幸運なのか不運なのか

 キラ「これで……」
 アスラン「とどめだ!」
 魔神ガーZ「ぐわあああああああああ!」

 魔神ガーZを倒した!

 魔神ガーZ「み、見事だ、勇者達よ……。我が守りし宝を持って行くが良い。この谷にかけてい
         た霧の呪いも解消しよう。勇者達に幸運あれ……」
 アスラン「あ、ありがとうございます。悪いモンスターではなかったんだな」
 キラ「僕達の力を試していたんだね」
 ルナマリア「あ、宝箱がありますよ。何が入っているのかしら?」
 カガリ「とてつもない魔力を感じるぞ。凄い物が入っているみたいだな」
 ラクス「楽しみですわ」
 ムウ「じゃあ俺が開けよう。せーの!」

 魔神ガーZの声「でも負けたのは悔しいから、ちょっとだけ呪いをかけておく。一番最初に箱を
            開けた欲深な者には……」

 なんと、ムウはモンスターになってしまった!
 ムウスライムがあらわれた!

 ムウ「よりにもよってスライムかよ! うわ、体が冷たい! プルプルして動き難い! 誰か何 
     とかしてくれーっ!」
 マリュー「バカは放っておきましょう」
 キラ「そうですね。スライムじゃ経験値は少ないし」
 ルナマリア「メタル系だったら迷わず倒していたんですけどね。残念」
 ムウ「うわー、良かった。って違う! 元に戻してくれーっ!!」


その5.そして、忘れられた男

 ディアッカ「…………うーん。あれ? みんなはどこに行ったんだ? アスラン達にボコボコにさ
        れる夢を見た気がするんだけど。ははは、まさかな。みんなの人気者な俺が仲間に
        ボコられるなんて、そんな事…………ないよな? 夢の話だよな? な?」



ショート106.
神が残した最後の『秘宝』……?

その1.心配した気持ちの裏返しなのかな?

 ムウ「お、元に戻った。時間が経つと戻る呪いだったのか。助かったぜ」
 マリュー「あのままスライムだった方が人気は出たかもしれないわよ」
 ムウ「おいおい、そんな必要は無いだろう。俺はSEEDでもトップクラスの人気キャラだぜ」
 マリュー「そう? 最近のあなたはキャラ的にディアッカ君と被っている気がするんだけど。人気
       も彼の方が上なんじゃないかしら?」
 ムウ「がーん!!」
 マリュー「さて。立ち直れないほどのショックを受けたおバカさんは放っておいて、宝箱の中身 
       を見ましょう」
 シン「マリューさんって、何気に怖い人なのか?」
 カガリ「敵にはしたくないな」


その2.明かされた真実

 宝箱には一冊の本が入っていた!
 キラたちは本を手に入れた!

 キラ「普通の本だね」
 アスラン「普通だな。特に魔力も感じない」
 ラクス「強い魔力を出していたのは、宝箱ですわ。この本を封じる為の強固な封印だったようで
      すわね」
 シン「そんなに大事な本だったのかな? 何て書いてあるんですか?」
 アスラン「待ってろ、えーと……」

 ○月×日 人間界の様子を見る。今日も人間は元気だ。そして可愛い子が多い。あんな
        に可愛い子と浮気したいけど、カミさんが怖いので出来ない。

 ○月△日 仕事をサボって天国の花園で一休み。ああ、可愛い女神ちゃんに膝枕しても
        らいたいなあ

 ◇月◎日 魔界の魔族が妙な動きをしているらしい。でもそんなの関係ねーw。神様だ 
        って疲れているんだ。何かあったら人間どもに適当な武器を与えて、勇者だ
        とおだててやろう。それで全て解決。

 ◇月☆日 しまった、手違いで三人も勇者にしてしまった。ま、いいか。ちょうど魔王も三
        人いるし、後は連中に任せよう。私は女神ちゃんとデートしよう。おっと、カミ
        さんにお土産も買ってやらないと。あんな女とは別れたいけど、あいつの嫉
        妬深さは異常だからなあ。ブルブルガタガタ。

 キラ「…………日記、みたいだね」
 アスラン「ああ。日記だな」
 シン「えーと、これ、誰の日記なんでしょう? まさか神…」
 アスラン「シン、人の日記を見るのはいけない事だぞ」
 シン「え、いや、人じゃなくて、この日記は神様の…」
 キラ「シン、それ以上言ったらダメな気がする。だからよそう。そして、今見た事は全部忘れよ 
     う。いいね?」
 シン「は、はい。納得できないけど、そうします」

 キラ達は第七の秘宝「神?の日記」を手に入れた!



ショート107.
ついに揃った七つの秘宝

その1.本当に長かったなあ……

 太陽のような光で深い闇を照らす『魔法のランプ』
 星をも砕く『星剣スターゲイザー』
 呪いを防ぐ効果を持つ『ハウメアの首飾り』
 魔を貫く為に作られた『超神槍ドラグレイ・キル』
 世界中の宝の在り処が記された『神の地図』
 あらゆる物を盗み取れる『強奪の手袋』
 誰が書いたのか分からない禁断の書物『神?の日記』

 キラ「ついに揃ったね」
 アスラン「ああ。これだけの物が揃うと、さすがに壮観だな」
 シン「そうですね。ここまで来るのは長かったなあ……」
 メイリン「ええ、本当に凄いわね。私達、頑張ったわね」
 ダブルG「しかし、七つ揃えたが何も起きんな」
 メレア「そうだね。全部集めたら、願いを叶えてくれるドラゴンが出てくると思ったのに」
 ガーネット「いや、これはそういうアイテムじゃないから」
 アスラン「ってちょっと待て。何でお前らがここにいるんだ。よく見たら、勇者側も魔王側も全員
       集合している!」
 ノーフェイス「私が集めました。七つの秘宝が揃った、歴史的なシーンですからね。大勢で見た
         方が盛り上がると思いまして」
 影太郎「こいつ凄いな。一番敵にしたくない奴かも」
 ギアボルト「同感です。盛り上げる為なら何でもやる、こういう人が一番怖い」
 ゼノン「私のホテルのマネージャーとして雇いたい人材だ。この戦いが終わったらスカウトして 
      みるか」
 ミナ「ゼノン、社長魂を発揮するのはいいけど、空気を読んでね」


その2.皆さんも気を付けてください

 キラ「あ、秘宝が輝きだしたよ」
 ラクス「まあ。七つの秘宝が一つに集まっていきますわ」
 カガリ「な、何が起きるんだ?」
 ルナマリア「宝を全部集めたら奇跡の力が使えるって聞いたけど、これがそうなの?」
 ダン「……なあ。俺、ものすごーく、嫌な予感がするんだが」
 ステファニー「私もよ。いえ、私達が魔族だからとかじゃなくて……」

 七つの宝は一つになって、光の中に消えてしまった!
 キラたちは奇跡の力を得た!

 ムウ「いや、だから奇跡の力って、何なんだ?」
 マリュー「別に強くなった感じはしないわね。パワーアップとかじゃないみたいだわ」
 ステラ「あ、紙が落ちてる。何か書いてある」
 レイ「ふむ。これは奇跡の力についての説明書だな。アフターケアも万全とは、さすが伝説の 
     秘宝だ」
 樹里「それって褒めてるんですか?」
 夏「それで、何と書いてあるのでござるか?」
 レイ「読んでみよう」

 おめでとうございます! 貴方は奇跡の力を獲得されました!
 ですがこのままでは力を使う事は出来ません。至急、この説明書の裏面に必要事項を
記入して、一度だけの低参加料金と一緒に返送して下さい。追加料金は一切必要ありま
せん。参加料金は……

 キラ「大変だ、早く料金を払わないと!」
 アスラン「待てキラ、これは罠だ!」
 ゼノン「海外宝くじが当たった、とか言って金を払わせる悪徳商法か。くだらん。こんな事を考え
      る奴はカスだな」
 ラクス「日本で海外の宝くじを買う事は法律で禁じられていますわ。買った覚えが無い宝くじの
      話が来る事自体、変ですわね。読者の皆さん、こんなおかしな手紙が来たら、迷わず 
      ゴミ箱に捨ててください」


その3.絶望の後に希望あり

 ダブルG「ふん。まさか奇跡の力とやらがサギ商法だったとはな」
 メレア「バカバカしい。時間の無駄だったね」
 ガーネット「さすがに私も呆れたわ。ニコル、帰りましょう」
 ニコル「そうですね。皆さん、麻雀の負け分は後できっちり支払ってもらいますよ。それじゃ」
 キラ「行っちゃったね。いいの?」
 アスラン「悔しいが、今の俺達のレベルでは魔王には勝てん。見逃してもらった事を喜ぶべき 
       だな」
 メイリン「でも、魔王達の言うとおりよ。苦労して得た奇跡の力が、こんなのだったなんて……」
 シン「だよなあ。俺もさすがにヘコんだぜ……」
 ステラ「? みんな、待って。あれ、何?」
 カガリ「ん? 空から何か降ってきたぞ」
 影太郎「あれは……卵!? 結構デカいぞ」

 キラ達の前に、大きな卵が落ちてきた。
 キラ達は謎の卵を手に入れた!

 樹里「うわあ、大きい。私と同じくらいあるわよ」
 マリュー「もしかしてこれが、本当の『奇跡の力』じゃないかしら?」
 ムウ「おいおい、これは卵だぜ。それともこいつの中に奇跡の力が入っているのか? じゃあ 
     割ってみるか」
 レイ「いや、この卵は生きています。割るのは早計かと」
 ラクス「そうですわね。わたくし達にとって必要な何かが生まれるのかもしれませんわ」
 キラ「そうだね。少し様子を見てみよう」
 アスラン「ああ。だが、これが奇跡の力だとしたら、あの詐欺手紙は一体?」
 メイリン「神様の小遣い稼ぎだったりして」
 アスラン「はっはっは、それは……無い、とは言い切れないのが辛いな」
 キラ「そうだね。あの日記を見たら否定できないよね」
 シン「この世界の未来って、結構暗いですね……」


その4.その頃、彼らは運命?の出会いを

 ディアッカ「ここはどこだ? みんなどこに行ったんだ? おーい!」
 スティング「はあ、はあ、やっと逃げ切ったぞ……」
 アウル「も、もう嫌だ、こんな生活。真面目に働いた方が百倍マシだ。さっさと帰ろ…」
 ディアッカ「ん?」
 スティング「あ?」
 アウル「へ?」



ショート108.
TA・MA・GO

その1.ディアッカがいなくなったら、この人がこのポジションに

 シン「七つの秘宝が一つになって大きな卵になるなんて、信じられないよな。けどこれ、何の卵
     なんだろう?」
 ルナマリア「鳥の卵……じゃないわよね。神様が作った秘宝から生まれた卵だから、もしかして
         神様の卵だったりして」
 ステラ「えっ? 神様って卵から生まれるの?」
 ムウ「はっはっは、面白い事を言うなあ、ステラちゃんは。よし、お兄さんが神様というか人間 
     がどうやって生まれてくるのか、手取り足取りして説明を……というのは冗談です。だか
     らマリューさん許してウギャーッ!!!!」


その2.『孵化』という字は何気に難しい

 アスラン「バカな事を言って天罰を受けた人は放っておいて、この卵、どうすればいいんだ?」
 カガリ「目玉焼きにしたら、ボリュームありそうだな」
 アスラン「カガリ、やめてくれ。やはり孵化させるべきなんだろうが、どうやれば孵るんだろうか」
 夏「誰かが暖めるべきなのでござろうか?」
 樹里「でも誰がやるの? それにこの卵、暖めても孵るかな?」
 ラクス「こういう場合、何らかのアイテムを使うのがパターンですわ」
 キラ「卵を孵す為のアイテムを探すんだね。でも、そんなアイテムの話、聞いた事も無いよ」
 レイ「私も無い」
 メイリン「私のパーティーもそんな情報、聞いた事は……あ、ちょっと待って。そういえばこの 
       前、通りかかった町で卵を孵化させる機械の噂を聞いた事があるわ」
 シン「うわー、出来すぎた話だなあ」
 キラ「RPGのお約束だよ。ゲームをプレイしている人が忘れないようにしないとね」
 ラクス「情報を解禁するタイミングは、慎重かつ出来るだけ早く。情報管理の基本ですわ」


その3.まだ谷にいます

 ディアッカ「おーい、みんなー、どこ行ったんだ? おーい、おーい!」
 アウル「スティング、もしかして俺達もこいつも見捨てられたんじゃ……」
 スティング「いや。恐らく単に忘れられただけだ」
 アウル「そっちの方がダメージ大きいぜ。あー、どうして俺達だけこんな目に」
 ディアッカ「おーい、おーい!」



ショート109.
TA・MA・GOの中身は…

その1.話のスピードアップ

 ルナマリア「やっと着いたわ。メイリン、卵を孵化させる機械があるのって、この町?」
 メイリン「そういう機械があるって噂を聞いただけよ。この町にあるとは限らないわ」
 アスラン「とにかく詳しい情報を集めよう。すいません、そこの人、ちょっと聞きたい事が…」
 町の人「はい、こんにちわ。私は流れの孵化させ屋だよ。私が作った特別性の機械で、どんな
      卵も孵化させてみせるよ。さあ、卵を出してくれ」
 全員「安直過ぎるわ!」


その2.モンスター=…

 ムウ「けど、まあいいじゃないか。この期に及んでまたダンジョンに入ったり、お使いさせられる
     よりはマシだ」
 ラクス「そうですわね。では卵を孵化させましょう。よろしくお願いします」
 孵化させ屋「はい、毎度あり。おお、これは大きい卵だねえ。悪いけど特別料金を取らせてもら
         うよ。お代は…」
 キラ「はい、これ僕達の有り金全部です」
 ムウ「おいおい、そんなにやっていいのかよ!」
 マリュー「構わないわ。もう武器は買わないし、お城があるから宿代も必要ないし」
 カガリ「必要になったら、そこいらを歩いているモンスターを倒せばいいんだ。終盤になって敵 
      も強くなってきたけど、落とすお金も多いから、すぐに溜まる」
 ムウ「なるほど。それもそうだな」
 アスラン「いや、それで納得するのは人として間違っているような気がしないでもないんだが」
 シン「そうかな? 俺なんて今までずっとそんな感じでやってきたけど」
 レイ「この場合はシンが正しい。やはりお前は『勇者』だ」


その3.意外な正体

 孵化させ屋「ほんじゃらほんじゃらほんじゃらったった……きえーーーーーっ!!!!!」

 卵の殻が割れた!
 卵から何かが生まれた!

 キラ「生まれた!…………って、何、これ?」
 影太郎「矢印、だな。それも三つ」
 樹里「空に浮いているわね。そして、それぞれ別の方向を指しているわ」
 夏「この方角に行けば、何かあるという事でござろうか?」
 孵化させ屋「うむ、そのとおり。その矢印は三人の魔王がいる場所を指し示しているのだ」
 アスラン「そうだったのか。ん? 何であなたがそんな事を知っているんですか?」
 孵化させ屋「ふっふっふ。孵化させ屋とは仮の姿。私の正体は………………はあっ!」
 シン「き、消えた!?」
 ?「いいや、私は君達の目の前にいる」
 ルナマリア「ど、どこにいるのよ?」
 ステラ「声はすれども姿は見えず。ほんにあなたは屁のような」
 夏「ステラ殿、古い言い回しを知っているのでござるな」
 ?「どうやら君達には私が見えないようだね。私は神だ」
 全員「………………えっ?」
 神「勇者達よ、君達の活躍は天界から見守っていた。よくぞ七つの宝を集めた。君達の力なら
   魔王にも対抗できるはず。さあ、行きたまえ。そして神に逆らう魔王を倒して…って、何だ 
   ね、その疑いに満ちた眼差しは」
 ラクス「神様という事は、あの日記を書いた方でございますわね」
 カガリ「ああ。あのバカバカしい日記をな」
 キラ「それに自分で神を名乗る人って」
 アスラン「大抵、悪の大ボスだな」
 シン「俺達を戦わせて、自分は何もしないなんて、図々しいだろ」
 メイリン「最低ですね。という訳で」
 全員「覚悟ーーーーーっ!!」
 神「ギャー!」

 全員で全力で攻撃!
 神をたおした!


その4.神様の声は蒼月昇(ダブルオー出演時の芸名)さんです

 神「って、神を殺すな!」
 ラクス「あら、まだ生きていましたわ」
 ルナマリア「しぶといわね」
 神「な、何て勇者どもだ。神を殺そうとする勇者なんて初めて見たぞ。おい、そこの小僧、何だ
    そのチェーンソーは?」
 影太郎「伝説の神殺しの武器。これでバラバラに…」
 神「古いゲームネタはやめい! それよりさっさと矢印に従って、魔王どものいる城に行って、
    奴らを倒すのだ! 私は天界以外の場所では力を発揮できん。君達に頼るしかないのだ」
 キラ「究極レベルの他力本願ですね」
 アスラン「だが、魔王討伐は俺達の最終目的でもある。ここは神様の言う事を聞いてやろう」
 マリュー「そうね。ところで神様、どうして私達にはあなたの姿が見えないんでしょう?」
 神「それは君達がSEED世界のキャラクターだからだ」
 全員「?」
 神「私は『ガンダム』だ。だがガンダムという名のMSは、SEED世界には存在しない。一部の
    MSをマニアがそう呼んでいるだけだ」
 キラ「僕、マニアだったのかな。自覚無いんだけど」
 ガンダム神「そういう理由で、ガンダムが存在しない世界のキャラクターである君達には私の 
         姿は見えないのだ。残念だったな」
 アスラン「なるほど。では他のガンダム世界のキャラには、あなたの姿が見えるのですね」
 ガンダム神「ああ。それぞれの世界によって、姿は違うようだが。もしこの世界にガンダムがあ
         れば、私はどう見えたのかな」
 全員「ストライクダガー。もしくはザムザザーかゲルズゲー」
 ガンダム神「お前達、神の罰を与えてやろうか?」


その5.そして、この男も動き出す

 アスラン「冗談はこれくらいにして、そろそろ行こうか」
 カガリ「ああ。それじゃあ私達はこの矢印が示す方向に行ってみよう」
 キラ「じゃあ僕達は、この矢印の方へ」
 シン「俺達はこっちだ。行くぜ!」
 メイリン「あ、みんなそれぞれの矢印に従って行っちゃった。でも矢印は三つしかなかったわ。
      私達のパーティーはどうすればいいんだろう?」
 ガンダム神「大丈夫だ。君達のパーティーにもラスボスはいる。ある意味、魔王よりも厄介な相
         手だが」
 メイリン「あ、何かもの凄ーく、嫌な予感」

 ゼノン「? 少し寒いな。風邪でも引いたか? ふっ、この私がまさかな。待っていろ、デュラン
      ダル王に世界各国の王どもよ。貴様らの玉座は私が頂く!」


その6.金は天下の、いや天界でも回り物のようです

 キラ「あ、神様。卵を孵化させる時に渡したお金、返してください。神様にお金なんていらないで
     すよね?」
 神様「いや、それがそうでもないのだよ。ツケの支払いとか、慰謝料とか、あの子へのプレゼン
     ト代とか、その他もろもろと」
 アスラン「あなた、いやお前は神失格だ。地獄に落ちろ」



ショート110.
いざ、魔王の城へ

その1.キラパーティー、出撃する前に

 キラ「いよいよ魔王の城に乗り込むんだね。神様から取り返したお金で、決戦の準備を整えよ
     う。食料やアイテムもたくさん買っておかないと」
 ラクス「そうですわね。キラ、おやつはいくらまで買えるのですか?」
 マリュー「ラクスさん、遠足じゃないんだから」
 ムウ「なあ、マリュー。これは真面目な話なんだが、バナナはおやつに入るんだから、いちごや
     メロンだって…」
 マリュー「知りません。それに私が通っていた学校では、果物はおやつに入らなかったわ」
 ラクス「おやつのルールは今も昔も子供を悩ませますわ。それが楽しいんですけど」


その2.アスランパーティー、出撃前の再チェック

 アスラン「俺達の準備は整った。では行こう、魔王の城へ!」
 カガリ「おーっ!」
 イザーク「任せろ。……ん? 何か足りないような、どうでもいい事を忘れているような」
 カガリ「どうでもいい事なら忘れててもいいだろ」
 イザーク「ふむ。それもそうだな」

 ディアッカ「アスラーン、イザーク、カガリ〜〜〜〜。みんなどこに行ったんだよ〜〜〜。そして、
        ここはどこだ〜〜〜〜?」
 スティング「ふっ、昔の事を思い出してしまった。いよいよ俺も最期の時が…」
 アウル「ま、待ってくれ、スティング! 俺を一人にしないでくれ。あのガングロと二人っきりって
      のはマズい気がするんだ。おい、眼を開けてくれ、おーい!」


その3.シンパーティーは既に出撃していました。そして…

 ルナマリア「山を乗り越え、河を渡り、海を突き進んで、モンスターどもを倒しながら、ついに来
         ました、魔王城! ついに最終決戦ね。ちょっとドキドキしてきたわ」
 ステラ「ステラもドキドキしてきた。魔王の城、凄く大きくて、凄く広そう。かくれんぼ、したい」
 ルナマリア「あのねえ」
 シン「かくれんぼか。悪くないけど、俺は鬼ごっこの方が好きだな。かくれんぼより体を動して、
     いい運動になるし」
 レイ「俺は家の中での遊びも好きだ。百人一首には自信がある」
 ルナマリア「話が脱線しているわね。ま、いつもの事だけど。みんなマイペースよねえ。私も落 
         ち着いてきたし、これでいいのかな?」

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