ガンダムOO編 #07
ショート76.
イノベイターとイノベイドの違い

 リボンズ「そうだね。一言で言えば……」
 刹那「言えば?」
 リボンズ「主人公側とヤラレ役、かな。特に僕以外のイノベイドは」
 刹那「身も蓋も無い言い方だが、納得も出来る。本当に微妙な強さだったからな」
 リボンズ以外のイノベイド達「反論できない…………」
 アニュー「わ、私は例外ですよね? そうですよね?」
 刹那「ノーコメントだ。視聴者の判断に任せよう」



ショート77.
オリジナルの太陽炉が大量生産できない本当の理由

 イアン「肝心なところにセキュリティがかかっているんだよ。下手にいじると…」
 刹那「爆発するのか?」
 イアン「いや、こっちのコンピューターにウィルスを送り込んできて、履歴をネットにバラまかれ 
      ちまう。あのHPを覗いた事が知られたら俺は破滅だ。特にリンダに知られたら大変な
      事になる。俺の家庭を守る為にも、絶対に太陽炉はいじれん!」
 刹那「組織のコンピューターで危険なHPを見るな」
 ミレイナ「パパ、最低ですぅ」
 リボンズ「僕達にとっては幸運だったけどね。結局負けたけど」



ショート78.
スメラギ・李・ノリエガ、最大の失敗

 スメラギ「誰ともカップルになれなかった……。寂しい独身生活にピリオドを打ちたいのに」
 ビリー「僕がいるじゃないか。さあ、一緒に婚姻届を出しに行こう!」
 スメラギ「(ボソッと)こんなのしかいないのが最大の失敗よねえ。第一期でアレルヤに手を出し
       ておくべきだったわ」
 ビリー「ははははははは、僕達の幸せな人生に乾杯だ! あははははははは!」



ショート79.
奇妙な偶然

 刹那「ダブルオー第二期の後番組は『鋼の錬金術師』か。そういえばガンダムSEEDの後番組
     も同じ作品だった。この作品とガンダムシリーズは縁があるのかもしれない」
 アレルヤ「という事は、ハガレンが終わったらダブルオーの新シリーズが始まるんだね。タイト 
       ルは『ガンダムOOデスティニー』かな?」
 刹那「いや、まずは劇場版が先だろう。延期されまくるかもしれないが」
 アレルヤ「歴史は繰り返すのかな? それとも……」



ショート80.
劇場版仮面ライダーディケイドのサブタイトルを聞いて

その1.実現したら、文字どおり『刹那が輝く作品』になりそう

 ロックオン「『オールライダー対大ショッカー』か。インパクトあり過ぎるタイトルだな」
 アレルヤ「タイトルどおり、1号からWまでの全ライダーが登場するしね。凄い映画だと思うよ」
 ティエリア「ふむ。ガンダムシリーズでやるなら『オールガンダム対大ジオン』というところか」
 ロックオン「大ジオンって何だよ。どこかのサークルが同人で書きそうなのが怖いような、楽し 
        みなような」
 刹那「オールガンダム……」
 ロックオン「はい、そこ、眼をキラキラさせない」


その2.ライダーマンも『主役級』なので出演。ちなみに演じるのはGACKTさん

 アレルヤ「オールライダーと言っても、ディエンド以外は登場するのは主役級のライダーがほと
        んどなんだね」
 ロックオン「当然だろ。脇役のライダーまで全員出したら大変な事になるぞ。龍騎だけでも13 
        人いるんだからな」
 ティエリア「オールガンダム〜が実現しても、出るのは刹那だけで私達は出られないかもしれな
        いな。ところで今、ガンダムという名のMSは何体あるんだ?」
 ロックオン「さあな。プロトタイプとかバージョンの違う機体とか含めると、軽く百体は超えている
        だろうな。二百はあるかもしれないぞ」
 刹那「二百体のガンダム……ウッ」
 ロックオン「鼻血を出すな。おーい、誰かティッシュ持ってきてくれー」



ショート81.
2009年夏に公開された実物大ガンダムを見て

 刹那「…………」
 ロックオン「刹那、冷静だな。興奮して鼻血でも吹くのかと思ったんだが」
 刹那「実物大も何も、本物を見て乗っているからな」
 ロックオン「そういえばそうだな。ファーストガンダムはOガンダムと似てるから、新鮮味も無い
         しな」
 刹那「だがこういう物が作られた事はガンダムシリーズの関係者としては嬉しくは思う。次は実
     物大エクシアを作ってくれ」
 ロックオン「いや、それは無理だろ。色々な意味で」



ショート82.
グラハム、少しだけ悩む

その1.言動は面白いんだけどね

 グラハム「第二期では目立てなかった気がする……。仮面を被った主人公のライバルキャラな
        のに、なぜだ!?」
 刹那「ライバルという割には、俺とはあまり絡まなかったからだろう」
 カタギリ「顔は第一期で合わせているんだけどね」
 刹那「ライバルと言うが俺にはこいつと闘う理由が無い。ぶっちゃけ単なるお邪魔キャラだ」
 カタギリ「そうだよねえ。君と僕の方が戦う理由はあるよね」
 刹那「スメラギをお前の所から連れ出した事、まだ恨んでいるのか」
 カタギリ「恨み半分、感謝半分かな。あのままだったら飲み代で僕の貯金ゼロになってたし」
 刹那「友人に恵まれない男だな。同情する」
 グラハム「私を無視するな! 本編だけでなく、ここでもイマイチ目立たないのかあ!」


その2.財布の紐は簡単には解きません

 グラハム「カタギリ、マスラオではガンダムには勝てん。新しいMSを作ってくれ」
 カタギリ「無理だよ。新型のMSなんて、そうポンポン作れないよ」
 グラハム「アロウズは次々と新型機を作っているじゃないか。ならばこっちも!」
 カタギリ「じゃあ予算を回してくれ。取り合えず、君の給料十年分くらいを」
 グラハム「新しいMSなどいらん。改良するだけで充分だ。あと予算の請求書はアロウズに回し
       ておいてくれ」
 カタギリ「君がガンダムを倒すのが先か、アロウズをクビになるのが先か、どっちだろうね」



ショート83.
もしもロックオン兄弟が…

その1.双子どころか九ツ子だったら

 ロックオン兄「いやいやあり得ないから。つーか九ツ子って何だよ。母さん頑張りすぎだろ」
 刹那「そうか、残念だ。ダメな奴が来ても替えがあるなら、気にせずに使えると思ったんだが」
 ロックオン弟「リボンズ並に黒い事言ってやがる。特攻兵器として使う気満々だなオイ」


その2.兄弟仲が悪かったら

 ロックオン兄「ちっ、あんな奴、顔も見たくないね」
 ロックオン弟「俺もだ。死ねばいいんだよ、あんなブサイク」
 ロックオン兄「何だと? お前の方がブサイクだろうが!」
 ロックオン弟「いいや、俺の方がマシだね。あと声も俺の方が良い」
 ロックオン兄「ふざけんな!」
 ロックオン弟「やるのかコラ!」
 刹那「どちらも墓穴を掘りまくっているような気がするんだが、俺の気のせいか?」
 ティエリア「そっとしておいてやろう。この戦争には介入すべきじゃない。無駄に疲れるだけだ」


その3.趣味が全く違っていたら

 刹那「これがお前の兄の遺品の本だ。お前も使うだろう。受け取ってくれ」
 ロックオン弟「兄さんの……。すまない、全部処分してくれ。俺、十代の女には興味無いんだ。
          スク水よりビキニの方が好きだし、ジャージよりブルマ派だし」
 刹那「その拘りは良く分からないが、お前がロックオンの弟だという事は理解した。お前達は良
     く似ている」



ショート84.
未来を思い浮かべて

その1.昔の本を読んでみると

 沙慈「昔の人って、面白い未来を予想をしてるね。宇宙人が地球を襲ったり、凄い道具を作っ
     たり。エアカーさえまだ作られてないのにね」
 ルイス「みんな夢を見ていたのよ。現実なんて、なかなか変わらないのにね」
 沙慈「『巨大ロボットが歩き回る世界』は実現したけどね」
 ルイス「世界中で日本人だけが描いていた未来よ。限定されすぎだわ」


その2.刹那もたまにはいい事を言う

 ルイス「本当の2307年になったら、世界はどうなっているのかしら?」
 沙慈「地球は統一されて、みんな平和に暮らして……ほしいけど無理だろうなあ」
 ルイス「統一する前に、人類は滅亡してるかもしれない?」
 沙慈「あり得るね。宇宙への進出ぐらいはしてほしいけど、その為には現在のうちから宇宙開
     発しておかないと」
 ルイス「なのにどこの国も、宇宙開発には二の足を踏んでいるのよね。不景気って嫌だわ」
 沙慈「携帯電話やゲーム機は、今よりもっと小さくなって高性能化してるかも」
 ルイス「立体映像が出たり?」
 沙慈「うん。無駄に変形とかしたり」
 ルイス「あ、それちょっと面白いかも」

 刹那「と、未来は空想している内が一番楽しい。現実の時間になったら空しいものだ。空しく感
     じたくなかったら、そうならないよう努力しよう」



ショート85.
ホームページを作ってみました

その1.本末転倒

 スメラギ「テロリスト扱いされている私達だけど、それは広報活動が足りないせいだと思うの。と
       いう訳で、活動の一環としてHPを作りましょう。フェルト、頼んだわよ」
 フェルト「分かりました。でもスメラギさん、『秘密組織』って言葉の意味、知ってますか?」


その2.現実はそんなに甘くありません(と、体験者は語る)

 スメラギ「大丈夫よ。世界中のサーバーを経由して使っているから、組織の極秘情報とか基地
       の場所とかはバレないわ」
 フェルト「ツッコミどころはまだまだありますけど、いいです。私もこういうのは嫌いじゃないし」
 スメラギ「それじゃあ、まずはアフィリエント契約ね。ネット広告で儲けるのよ」
 フェルト「スメラギさん、あれで儲ける為には色々とコツが必要です。シロウトがやっても、あれ
       では稼げません。ネットオークションの方が百倍マシです」
 スメラギ「そ、そんな……。これでお酒代が稼げると思ったのに……」
 フェルト「現実はそんなに甘くありません。お金が欲しかったら、外に出て働いてください」


その3.リアルタイムでお答えします

 フェルト「『ガンダムマイスターに色々聞いてみよう』というコーナーを作りました。メールで来た
      質問に、マイスターが答えるという企画です」
 ロックオン「俺達が答えるのかよ。面倒だなあ」
 刹那「任務なら了解した。努力しよう」
 ティエリア「真面目な質問になら答えよう。ふざけた質問は回答を拒否する」
 アレルヤ「でもこういうのって、ふざけた方のが多いだろうね。いや、そもそも質問とか来るの 
        かな?」
 フェルト「あ、早速来ました。最初の質問です。えーと…………『ガンダムマイスターって何です
       か?』」
 ロックオン「そういえば一般には広まってないんだよな、この名称」
 ティエリア「組織内では普通に使っていたからな。盲点だった」
 刹那「俺達の気付かなかった事に気付かせてくれるとは。HPとは役に立つものだな」
 アレルヤ「そうだね。どうでもいい事だと思うけど」


その4.ヒット数増加中

 フェルト「『ガンダムマイスターの皆さんの本名を教えてください』」
 刹那(ハンドルネームは『SETSUNA』)「断る。極秘事項だ」
 フェルト「『ガンダムの乗り心地はどうですか?』」
 アレルヤ「悪くはないよ。ティエレンよりはいいと思う。ジンクスとはどうだろう? 乗り比べてみ
       たいね」
 フェルト「『彼女に振られました。新しい彼女が欲しいのですが、どうすればいいのでしょう?』」
 ロックオン「聞くHPを間違えてないか? ナンパでもしろよ」
 フェルト「『最近のアニメは萌えとか美形キャラばかりで面白くありません。何とかなりません  
      か?』」
 ティエリア「そういう事はアニメ会社に言うべきだな。それに、僕達にはそれを否定する資格は
        無い気がする……」
 スメラギ「ちゃんと質問に答えているわね。うん、感心感心。これならアフィリエント広告も期待 
      できそう」
 フェルト「現時点ではヒット数ゼロです。来る人は質問の方に夢中になってるみたいですね」
 スメラギ「来る人が多くても、広告で儲かるとは限らないのね……。お金儲けって、戦争根絶よ
       り難しいわ」



ショート86.
暗躍するリボンズ

その1.お約束のネタです

 刹那「テロ鎮圧の名の下に世界を歪めるアロウズ、その背後にいるのは…」
 リボンズ「僕だよ」
 ロックオン弟「アニューを苦しめ、死に追いやったのは…」
 リボンズ「僕って事になるのかな。ふふっ、あれは面白い見世物だったよ」
 ティエリア「ヴェーダを利用して、世界に偽りの情報を与えているのは…」
 リボンズ「もちろん僕だよ。情報を制する者こそ世界を制するのさ」
 アレルヤ「他のガンダムマイスターより僕の出番が少なかったのは…」
 リボンズ「いや、それは僕のせいじゃない」
 刹那「ああ。それは世界の摂理だ」
 ロックオン弟「自明の理ってやつだな」
 ティエリア「他人を疑う前によく考えるんだな」
 アレルヤ「うわああああああああん! 劇場版こそは目立ってやるううううううう!!」
 刹那「空しい響きだな」(主人公の余裕)


その2.濡れ衣だ!

 スメラギ「私のアル中が治らないのは…」
 マリナ「ヒロインのはずだったのに、刹那とラブラブになれなかったのは…」
 リボンズ「断じて違う。文句は自分の弱い心と製作者に言ってくれ」



ショート87.
スペシャルエディションを見た、ある人の感想

 グラハム「ふざけるなああああああああああ!! なぜ私の出番がこんなにも削られているの
        だ! 阿修羅をも凌駕したあの名シーンさえ無いとは、なぜだ!」
 ビリー「君が微妙なキャラだからじゃないかな? 言動は面白いけど、物語の中で果たした役 
      割はそんなに大きくないんだよね。同じような立ち位置のコーラサワーも出番が削られ
      ているし」
 グラハム「このスペシャルエディションは駄作だ! 私のファンは見る価値は無いぞ!」
 ビリー「第二期の方に期待しようか。一期よりは出番は増えている……のかな? 微妙な立ち
      位置だったのは変わらなかったし」
 グラハム「カタギリ……。私は今、泣いてもいいのか?」
 ビリー「ご自由に。僕みたいに諦めた方がいいと思うけどね」

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