読者投稿SS PHASE−03
投稿はメールでお願いします。
鏡伝&鏡伝2を題材にした物のみ受け付けています。

ショート19.
当てはめてみよう・特別編
(ブレイズザクさんの投稿作を一部改訂しました)

 キラ「今回は、何のナレーションを使うの?」
 アスラン「今回のお題は、ナレーションではなく、これだ」

 『人民』の『人民』による『人民』のための政治

 キラ「アメリカのリンカーン大統領がケネディーバーグでの演説だね」
 アスラン「そのとおりだ。まずは俺から」

 『ラクス・クライン』の『ラクス・クライン』による『キラ・ヤマト』のための政治

 キラ「僕のための政治か。うれいような、怖いような、複雑だな」
 アスラン「あぁ、実際やりかねないな。でも、実際やったら世界はメチャクチャになるな」
 キラ「決め付けないでよ。じゃあ、次は僕がやるね。」

 『アスラン』の『アスラン』による『女難開放』のための政治

 アスラン「キ〜ラ〜!! でも、実際そうしたいよ……」
 キラ「大変だね」
 アズラエル「まったく、センスが無いですねえ。僕がお手本を見せてあげますよ」

 『アズラエル』の『ブルーコスモス』による『青き清浄なる世界のため』の政治

 アズラエル「どうです」
 アスラン「まだこんな事を言っているのか、この男は」
 キラ「そんな事、もうさせない!!」(種割れ)
 リヒター「馬鹿か、そんなの遊びじゃないか。俺の方がよっぽどいい」

 『ジョージ・グレン』の『ダブルG』による『世界破滅』のための政治

 リヒター「どうだ。素晴らしいしだろう」
 キャラ一同「ふざけるな!!」
 リヒター「ぐほぉ!」(袋叩き)
 ディアッカ「まったく、みんなセンスが無さすぎだ。最後は俺がしめてやる」

 『ディアッカ』の『ディアッカ』による『ミリアリア』のための政治

 ディアッカ「これこそ俺にとっての理想郷だ。さぁ、ミリィ!」
 ミリアリア「理想郷? 天国の間違いでしょ。だったら政治なんかしなくて簡単にいけるわよ。手
        伝ってあげるわ」
 ディアッカ「おいおいミリィ、それは、俺を刺そうとしたときのナイフじゃないか。懐かしいなって、
        ちょっと待て、落ち着け。うあぁぁぁ!!」
 アスラン「まったく、懲りない奴だ」
 キラ「でも、あれでこそディアッカだよ」



ショート20.
映画で度肝を抜かす
(天魔さんの作品)

その1.メンバーはこの方達(SEED学園編だと思って下さい)

 天魔「いきなりですが、今日はこのメンバーで映画館に行きたいと思います。もちろん私のおご
     りです」
 シン「へえ、気前いいじゃないか、天魔」
 ニコル「何を見るんですか? どんな物でもいいですけど」
 ガーネット「私的にはホラー物かラブストーリー物かがいいな」
 メレア「もちろん、ポップコーンやコーラも付いているよね?」
 天魔「もちろんですとも。あ、ただですね・・・・・・・・」
 メレア「ただ?」
 天魔「2つ、条件があります。まず、どんな映画でも最後まで見る事」
 メレア「それぐらいならどうってこともないさ。後は?」
 天魔「保険証を携帯する事。」
 メレア「保険証?」
 シン「もしかして、不良とかヤバイ奴がいるのか? その映画館には」
 天魔「いいえ。不良がいたとしても持っていく必要ないじゃないですか。あなた達なら簡単に蹴
     散らすだろうし」
 シン「あ、そうか」
 メレア「逆にその不良が、保険証を持っていた方が良いと思うね」
 天魔「では、行きますか。ふふふふ・・・・」


その2.度肝を抜かす映画 〜私も度肝を抜かしました〜

 ニコル「とりあえず、席は確保できましたね」
 天魔「ええ、そうですね」
 メレア「天魔、ちょっと聞いて良いかな。」
 天魔「何ですか?」
 メレア「どうして僕だけ目隠しをされて、こんなシートベルトみたいなので拘束されなきゃならな 
     いんだ? しかも、取れないし、抜ける事が出来ないし」
 天魔「逃げない様にですよ。目かくしは今、取ってあげます。さぁ、始まりますよ」

(映画が始まった)

 シン「? この映画、どっかで見た事が・・・・・・・・・?」
 天魔「はい。この映画、ゲームにもなっていましてね。僕も一度やってみましたが、本当に度肝
     を抜かれました。ホラーTVゲームの傑作バイ○ハ○ードぐらい、いや、それ以上に怖い
     です。映画としては、呪○とかリ○グ以上ですね」
 メレア「○怨とリン○以上って・・・・・も、もしかして・・・・・・・・」(手足が震えています)
 シン「今、もっとも怖い映画となっている・・・・・・・・・」
 天魔「『S○REN』です」
 メレア「!!!!!」
 シン「な!」
 天魔「大丈夫。僕もホラー映画初めてなので(本当です)」
 メレア「そういう問題じゃない!!」
 天魔「しっ。他のお客さんに迷惑ですよ」
 メレア「お、お前なあ!」(ふと、画面を見てしまう)

 (画面いっぱいにゾンビの顔)

 メレア「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
 シン「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
 天魔「ゾンビ怖―い!!!!」
 ニコル「・・・・・・・・・・・・」(ひたすら、怖い事を考えない様にしている)
 メレア「・・・・・・・・・・・・」(泡ブク吹いて、気絶している)
 天魔「あ、予想通り気絶している。心臓発作してなきゃいいけど。いつでも救急車が来て、答え
     られるようにしておこう。保険証、見せてもらいますよ」
 シン「そのために、保険証を携帯するんかい」
 ニコル「意外と冷静に対応してますね」
 天魔「一度見ましたからね。それに、この人には負けます」
 シン&ニコル「えっ?」
 ガーネット「・・・・・・・・・・ふわあああああ」
 シン「うわ、この女、こんなに凄いホラー映画を見て、アクビしやがった。しかも特大級の」
 ニコル「ガーネットさんはホラー映画を『娯楽』として割り切っていますからね。お化け屋敷に入
      っても、お化けに「そんな動きじゃ誰も怖がらないわよ」って演技指導する人ですから」
 シン「ある意味、ゾンビより怖い女だな」


その3.見終わった後のそれぞれのあがき(ちなみに私は映画が終わると共に、
とんずらこきました。後、シンは寮生ですがこの日は寮じゃなく、家で過ごすとい
う事でお願いします)

パターン1・シンの場合
 シン「くそ、天魔め、あんな映画見せやがって。でも、どうしようかな。今日、母さんもマユもいな
     いし・・・・・・。よし、こうなったら・・・・・・・」

 ルナマリア「あら、電話? こんな夜遅くに誰からかしら。はい、もしもし・・・・・・・シン!?」
 シン「ルナ。悪いけど、今日お前ん家に泊まってきても良いか?」
 ルナマリア「!! い、いいけど、でも、どうして・・・・・・・」
 シン「本当!? じゃあ、すぐに行くから!!」(電話を切る)
 ルナマリア「あっ、ちょっと・・・・・・・・切れちゃった。でも、いいか。これを機会に一気にシンとの
        距離を縮めてやる!! ふふふふふふ・・・・」
 メイリン「お姉ちゃん、どうして舌なめずりしてるの?」

パターン2・ニコルとガーネットの場合
 ニコル「あの、ガーネットさん。ちょっとお願いが・・・・・・・・・」
 ガーネット「分かってる。今日は私の家に泊まりなさい」
 ニコル「あははは。すいません、情けない話ですけど・・・・」
 ガーネット「いいわよ。そういうところも好きになったんだし。久しぶりに飲みましょう」

パターン3・メレアの場合
 メレア「ノーフェイス! 何か面白い話題とかないか?」
 ノーフェイス「面白い話題、ですか? ありませんが・・・・」
 メレア「じゃあ何でも良いから、朝まで僕と語り合おう! 今日は一人で寝るのは寂しいんだ!
      さあ!」
 ノーフェイス「・・・・・メレア様。誤解されるようですが、私はノーマルです。そういう趣味はありま
         せんので」
 メレア「違う!」
 ノーフェイス「チャイルドプレイというのもいいかもしれませんが、どちらかと言えば私は甘えら 
         れるよりは甘える方が萌えるので」
 メレア「違うって言ってるだろ、このバカ! あとマニアックな趣味をしているんだな、お前」
 ノーフェイス「恐れ入ります」
 メレア「いや、褒めてないから」


その4.おまけ−シンの日記−

 今日、ルナの家に泊まる事にした。メイリンもルナのお母さんもOK(ルナのお父さんは
最初、反対していたがお母さんのにらみ目でしぶしぶOKを出した)も出してくれて助かっ
たが、食卓が異常に豪華なのが不思議でしょうがなかった(とりあえず、美味しく頂いた)。
 あと、なぜかルナのお母さんにスッポンの生き血を飲まされた。お母さんは微笑みなが
ら『娘の事、よろしくお願いします』と言っていた。メイリンも嬉しそうに笑って、『よし!! 
これで、ライバルが減った!!』と言っていた。それと、ルナのお父さんはお酒を飲みなが
ら、泣いていた。なぜか、しきりに『遂にこの日が来るとは・・・・・・・・・』と言っていた。泣き
上戸なのかな?
 寝る時、ルナの毛布を借りようとルナの部屋に行ったら、なぜかルナが浴衣姿になって
いた。しかも、ベッドには2つ、枕は1つ。『1人じゃ怖いんだから、一緒に寝てあげるよ』と
言ってきた。最初、断ったがルナが眼をうるうるしながら俺を見たので、しょうがないので
一緒に寝た。スッポンの生き血を飲んだ所為か、なかなか眠れなかった。でも、暫くして眠
れそうになった時、ルナの溜め息が聞こえた。今日の夜は理解不可能な夜だった。



ショート21.
カラオケ大会!!
(聖魔鳳旬さん(旧名・天魔さん)の作品)

その1.アスランの嘆き 〜決闘王F.Kさん、本当にお疲れ様でした〜

 キラ「鏡伝2、終わっちゃったね」
 アスラン「そうだな」
 キラ「振り返ってみればさ」
 アスラン「?」
 キラ「アスラン、影薄かったね。シン以上に」
 アスラン「ああ・・・・・・・」
 キラ「聖魔鳳旬さんの作品ではもっと影薄いよね」
 アスラン「お前もな」
 キラ「・・・・・・・・・・」
 アスラン「・・・・・・・・・・」
 聖魔鳳旬「あの、そんなに出番が欲しいのですか?」
 アスラン「ああ!!」
 聖魔鳳旬「しょうがないですね。あなただけでなく他のキャラもうるさいのですよ。『出させろ!』
       『出させろ!』って。でも、はっきり言って、めんどくさい」
 アスラン「おい!!」
 聖魔鳳旬「しょうがない。トーナメント戦で優勝した人に出演させるという約束をしましょう」
 キラ「大雑把だね」
 アスラン「構わん。それで、何で対決するんだ?」
 聖魔鳳旬「カラオケです」
 アスラン「・・・・・・・・・・」(歌は苦手)
 キラ「とりあえず、やるしかないね」


その2 プロジェクトK(カラオケのカ) 〜挑戦者たち〜

 聖魔鳳旬「では、早速挑戦者の御紹介です。」
 キラ「う〜ん、何を歌おうかな」
 アスラン「くそぉ、どうしろと・・・・・・・」
 カガリ「こうなると、ラクスは楽勝だな」
 ラクス「ええ、歌手をやっていて良かったですわ」
 イザーク「カラオケなんて来たことないぞ。どうすればいいんだ?」
 ディアッカ「自分の好きな歌を歌えばいいんだ。そして負けたら裸踊り」
 イザーク「何だ、その野蛮なルールは!?」
 アスラン「イザーク、本気にするな」
 ダン「デュエットだったら自信あるんだが。それよりも、挑戦者が少なくないか?」
 ステファニー「そういえば・・・・」
 アスラン「ニコルとガーネットとバルトフェルドさんはどうした? シンとルナとステラもいないぞ」
 聖魔鳳旬「あの6人は毎回出すと僕の心の中で決めているので、参加させません。今回は応 
        援です。ちなみに少ないのは、単にめんどくさいだけ。」
 アスラン「本当に適当だな」
 ニコル「頑張って下さい〜」
 ガーネット「負けるなよ〜」
 バルトフェルド「まさか、毎回出してくれるとはね」
 シン「ええ。嬉しいなあ」
 ルナマリア「心が広いわよねえ」
 ステラ「キラ達、聖魔鳳旬さんにとっては影薄いキャラ・・・・・・」
 キラ「・・・・どうしよう。ストライクフリーダムを出撃させたくなったよ」
 アスラン「気持ちは分かるが、このイベントが終わってからにしろ。その時は俺も手伝う」
 聖魔鳳旬「では、行きますか」(怖いので聞こえない振り)


その3.トーナメント開始 〜趣味に走りすぎたかな?〜

 聖魔鳳旬「では、1回戦を始めます。第一試合はキラさんとイザークさん。では、よろしく」
 アスラン「キラは、ポルノグラ○ティの『アゲハ蝶』か。いい歌だが、少し古くないか?」
 キラ「しょうがないよ。これを書いている聖魔鳳旬さん、古い歌しか知らないもん」
 アスラン「このイベントは出だしから間違っているような気がする・・・」

 (結果、イザークの勝ち)

 キラ「ええ、どうして!?」
 カガリ「おかしい。イザークは歌が凄く下手なのに・・・・・」
 イザーク「悪いか。頭脳プレーの勝利だ。俺は『奴』の好きな歌を歌った」
 カガリ「?」
 イザーク「see-s○wの『君は僕に似ている』を歌った。」
 キラ「!!」
 カガリ「そうか、聖魔鳳旬の好きな歌を歌えば、下手でもOKか・・・・・」
 聖魔鳳旬「次は、カガリさんとステファニーさん。」
 カガリ「よし、私は奴が好きだって言っていた、カーペン○ーズの「イエスタデイ ワン スモア」
      を歌うぞ!」

 (結果、ステファニーの勝ち)

 カガリ「! ど、どうして?」
 イザーク「ステファニーの歌はキロ○の「ベストフレンド」。これも奴が好きな歌だ」
 シン「カーペンター○以上に好きなんだね」
 カガリ「うぅ・・・・・・・・・・」
 聖魔鳳旬「次は、アスランとディアッカ」
 アスラン「ええい、どうにでもなれ!!」

 (結果、ディアッカの圧勝)

 ディアッカ「グゥレイト! 完全勝利だぜ!」
 アスラン「・・・・・・・・・・・・」
 ステファニー「まぁ、相手も悪かった、と思って。元気出して、ね?」
 聖魔鳳旬「次はラクスとダン」
 ダン「くっ、一番、当たりたくなかった相手と・・・・」
 ラクス「あらあら、ではこの歌でお相手しましょう」
 キラ「何の歌だろう?」
 ラクス「♪〜〜〜」
 アスラン「こ、これは和田アキ○の『古い日記』!?」
 キラ「芸能界の帝王を目指すなら、この歌を歌わないとダメみたいだね。やっぱり上手いなあ。
     これで、勝ちは確実・・・・・・・・」

 (結果、ダンの勝ち)

 ラクス「!!」
 キラ「!!」
 アスラン「どういう事だ。ダンは何を歌ったんだ?」
 ダン「渡辺美○の『My Revolution』」
 ニコル「あ〜相手が悪かったですね。聖魔鳳旬さん、渡辺○里の大ファンですから」
 ガーネット「しかも、去年の紅白じゃあ、初の出場が出来たから、凄く嬉しがっていてな」
 シン「しかし作者の好みで試合の勝敗が決まるのかよ。いい加減だな」
 ディアッカ「この世界だからいいけどな。普通だったら、審査員失格だぜ」
 聖魔鳳旬「そこ、うるさいですよ。いいんです。私はこのSSの作者なんだから。つまり神」
 アスラン「最悪の神様だな。邪神と呼んだ方がいいんじゃないか?」
 ダン「メレアやダブルG以上の悪魔だな」
 シン「アズラエルやジブリールの方がマトモに見える」
 キラ「やっぱりストライクフリーダムを出撃させようかな? それがこの世界の為になるような気
     がするんだけど」
 ラクス「キラ、その時はわたくしにも声をかけてください。ミーティアをお貸ししますわ」
 聖魔鳳旬「ラクスさん、それはシャレにならないので勘弁してください。それでは次に行きます」


その4.トーナメント準決勝 〜だんだんと辛くなってきた〜

 聖魔鳳旬「まず、イザークVSステファニーで」
 イザーク「よし、この歌に決めた!!」
 ステファニー「それじゃあ私はこの歌で」

 (結果、ステファニーの勝ち)

 キラ「イザーク、いくらなんでも、ジブガキ○の『寿司食いねぇ』は危険すぎるよ」
 イザーク「ちっ。ステファニーはふき○とうの『風来坊』と来たか。マイナーな歌だが上手く歌っ 
       たな」
 ディアッカ「あまり、人気がなかったのが凄く残念だって言っていたな」
 聖魔鳳旬「次、ダンとディアッカ」
 ディアッカ「ふっ、今度もグゥレイトな勝利を手にしてやるぜ!」
 ダン「行くぞ!」

 (結果、ダンの勝ち)

 ダン「ディアッカ、この重要な局面で『およげ、たいやきくん!!』を歌ったお前の度胸は褒めて
     やる。だが、ウケを狙いすぎたな」
 ディアッカ「そういうお前は手堅すぎるんだよ。決闘王F.Kさんも大好きな布○明の『少年よ』な
        んか歌いやがって!」
 聖魔鳳旬「確かに露骨な気もしますが、これも作戦の内ですね。それでは決勝戦です!」


その5.決勝戦 〜文字の打ちすぎで、腕が筋肉痛になりました(実話)〜

 ダン「あ、聖魔鳳旬。俺、棄権するから」
 聖魔鳳旬「え、折角ここまで来たのに。そんな事をしたら私が読者の皆さんに『大切な決勝戦 
        を書かないなんて、何考えてるんだゴラァ!』って怒られるじゃないですか!」
 ダン「安心しろ。お前のSSにマトモな展開を期待している人などいない」
 聖魔鳳旬「ぐおっ!」
 ダン「ステファニーの出番が増えるのなら、俺はそれでいい。これも『償い』の一つだ」
 ステファニー「ダン・・・・・・・」
 聖魔鳳旬「う〜ん・・・・・。では、特例発動!!ダン・ツルギとステファニー・ケリオンのお二人に
        次回のSSの出演権をお渡しします」
 ステファニー「え!?」
 ダン「いいのか?」
 聖魔鳳旬「私も、恋人達の仲を引き裂ける様な真似はしたくないですから。では、これにて、プ
        ロジェクトKを終わりにします」
 ダン「ありがとう。・・・・で、本音は?」
 聖魔鳳旬「腕が疲れて、これ以上書くのはメンドくさいから、さっさとまとめました」
 一同「このダメ作者め!」



ショート22.
アズラエルの逆襲 誘拐編
(煉獄さんの作品)

その1.復活

 アズラエル「ふっふっふっふっふっふっふっふっふっ……。食い逃げなどの刑を模範囚としてク
         リアーし、そして更に宝くじと株で今までよりももうけたこの私が、ついにSEED学
         園に復讐する時がきましたよ。ああ、思えば色々あったなぁ……」

 (一時間後)

 アズラエル「あの時は本当に死ぬかと思いましたが、やっとのことでライオン五十匹を全滅させ
         る事に成功しました……」

 (二時間後)

 アズラエル「で、うっかりワームホールの入り口を開いてしまったせいで機械帝国の実験に巻 
         き込まれて……」

 (三時間後)

 アズラエル「ビームサーベルで温泉を沸かしたり、木星でZマスターと戦ったり、海でクトゥルー
        を見下ろす位置で激戦を繰り広げたり、妖怪ども相手に邪眼をつかって戦ったり 
        ……」
 ?????「アズラエルさん、そろそろ話を進めたいんだが。あと声優ネタは程々に」
 ????「一年かかって機械帝国から密入国してきた俺達の力をそろそろ発揮させてください
        よ。既にラクス・クラインが出てくる芸能番組に割り込んで、メッセージ送っちゃった
        んですけど」
 アズラエル「そうでしたね。パラレルワールドでの戦いの思い出を実感しすぎました。それでは
        僕を散々バカにした連中に思い知らせてやりましょうか。ふふふふふふ……」

 ガーネット「? 今、負け犬の遠吠えというか、カッコつけてる割には全然まったく冴えなかった
        キザなバカの声が聞こえたような気がしたけど、気のせいかしら?」
 ニコル「随分と具体的ですね、ガーネットさん」


その2.予告映像とそれを見た人たちの反応

 アズラエル(映像)「はっはっは。明日、ラクス・クラインを誘拐するから覚悟しておけ。地獄から
             蘇った僕の力を見せてあげよう!」

 SEED学園の全員「この人、自殺志願者?」

 メレア「ん? こいつ、どこかで見たような気がするけど思い出せないなあ……。ま、いっか」
 ノーフェイス「インパクトは強い人なんですけどね。今も根強いファンがいますし」
 ゼノン「一発屋の芸人みたいだな」

 キラ「…………」(無言で戦闘準備)
 ラクス「キラ、無茶はしないでくださいね」
 キラ「僕の事は心配しないで。君は僕が守るから」
 ラクス「キラ……」
 アスラン「それは俺のセリフなんだが……。まあ、いいか。キラ、本当に無茶はするなよ。同級
       生を殺人者にはしたくない」
 キラ「大丈夫だよ、アスラン。手加減はするから」(ニッコリ)
 アスラン「その微笑が怖いんだが」
 ガーネット「すっごく心配。色々な意味で」


その3.そして当日

アナウンサー「ついに謎の男からのあまりにも大胆な誘拐宣言の当日となりました! 本日、ラ
         クス・クライン嬢はこのSEED学園の第一体育館に篭もっています。体育館の中 
         にはラクス嬢ただ一人ですが、体育館の周囲には多数の警察官やラクス嬢の同
         級生が固めており、侵入は困難なものになっています!」

 キラ「そろそろ予告した時間だね」
 アスラン「ああ。だがラクスも考えたな。こんなにも大胆な警備では、誘拐などという姑息な事は
       出来ん」
 ダン「イザとなったら俺達が突撃する手はずになっている。レイたち狙撃班も待機済みだから、
     大丈夫だろう。学校の生徒の行動としては問題大有りだが」
 シン「何を今更。そういう事は気にせず行きましょう。ん? 誰か来たぞ」
 デスティニー「ウガー!! ラクス・クラインたまぁああああああああああっ!!!!」
 ダン「いきなり出てきたか、狙撃班は?」
 レイ「申し訳ありません。PS装甲用の弾丸は流石に用意してませんでした」
 アスラン「なら白兵戦だ! イザーク、やらせるな!」
 イザーク「おおっ! とっとと失せろ、この鉄くずめ! ゴッドフィンガァアアアアア!!」
 デスティニー「なめるな! パルマ・フィオキーナぁああああああ!!!!」

 体育館大爆発

 シン「いてててて……。でもどうなってるんだ? アイツはたしかステラのストーカーのはずなの
    に……」
 キラ「しまった! これは罠だ、ラクス!」
 シン「先輩!?」
 デスティニー「うがーっ!!」
 シン「げっ、まだ生きてる!」
 イザーク「こいつの目、マトモじゃない。誰かに操られているのか?」

 ?????ことゲルフィニート「ふっふっふ。オトリ役はきちんと働いているようだな」
 ????ことNダガーN「さすが、兄貴のウィルスは強力ですね」
 ゲルフィニート「何でも欺き何でも誤魔化せ、機械帝国の住人なら誰でも操れるウィルス。これ
           で帝国を俺のものに出来ると思ったのに、なぜグランドクロスの野郎には通じ
           なかったんだ? まあいい、この戦闘でウィルスのデータを完全なものにすれ 
           ば、今度こそ必ず!」
 NダガーN「それじゃあオトリが頑張っている間に体育館に潜入しましょう」
 ゲルフィニート「うむ。…………いたぞ、あのピンクの髪の奴だ!」
 キラ「ラクスぅううううっ!!」
 ゲルフィニート「おのれ、カンの鋭い奴もいたか! 俺は戦闘は苦手だ。NダガーN、任せたぞ
          ……って、あっさり吹っ飛ばされた!? な、なんて奴だ、仕方がない、ここは 
          一時撤退……」
 アズラエル「ここは僕に任せてください」
 ゲルフィニート「マイ・マスター!?」
 キラ「あなたは、よくもラクスを!」
 アズラエル「心配しなくても、後日きちんとお返ししますよ。でもその前に、かつてのお礼をさせ
         てもらいますよ。殺ァアアアアアアアアッ!」
 キラ「え? 何? この黒い光は……うわぁあああああああああああっ!!」

 デスティニー「あれ? ここはどこ? そしてステラはどこだ? おぉ〜い、俺にとって人工着色
         料なラクス・クラインをはるかに上回るマイエンジェル〜!」
 ダン「なんてことだ。劾先生を初めとする精鋭部隊の三分の一を病院送りにして、なおあれほ 
     どの元気とは……」
 ストライク「流石は機械帝国四天王、核エンジンは伊達じゃないな。あの強さ、伝説の勇者フリ
        ーダムに匹敵するぞ」
 ガーネット「ラクスは大丈夫かしら? キラが行ったから大丈夫だと思うんだけど……」
 アスラン「キラなら大丈夫でしょう。本気のあいつを止められる人間なんて、この世界には……
       あ、カガリ、メイリン、どうしたんだ?」
 カガリ「どうしたんだ、じゃない! 大変な事になったぞ!」
 メイリン「キラ先輩の居所が分かりました。でも……」


その4.騒動の結果、そして地獄の始まり

(夕焼けに照らされるスクラップ場の片隅で)

 キラ「………………」(灰色)
 スカイ・アーヴァン(特別ゲスト、警視)「こ、これは……」
 カケル・シラギ(ゲストその二、警部補)「ひどいですね。完全に自我が崩壊している」
 ミハイル(ゲストその三、医者)「とにかく病院に運ぼう。命に別状は無いようだが、復帰するま
                    でには相当のリハビリが必要だな」
 スカイ「ラクス・クラインも誘拐されるし……。踏んだり蹴ったりだな」
 カケル「SEED学園最大の事件になりそうですね。早く解決したいものですが……」
 ラクス「ご心配なく。すぐに解決いたしますわ」
 スカイ&カケル「…………ええっ!!?? あ、あなたはラクス・クライン! どうしてここに? 
           誘拐されたんじゃなかったのか!?」
 ラクス「息がぴったり合ってますわね。誘拐されたのはわたくしの影武者のミーアさんです。敵 
      を騙すにはまず味方から、というお父様の教えを受け、キラにも秘密にしていたのです
      が、それが仇となってしまいましたわね。キラ……」
 キラ「…………」(無反応)
 ラクス「ミーアさんを誘拐した上、わたくしの大切な人までこんな目に合わせるなんて。アズラエ
     ルさんにはオシオキが必要ですね。うふふふふふふふ……」
 カケル「お、俺の気のせいかな? ラクス・クラインの体からどす黒いオーラが出ているような 
      気がするんですが……」
 スカイ「いや、気のせいじゃない。俺の目にも見える。カケル君、急いで自衛隊の応援を呼んで
      くれ」
 ミハイル「もしもし、病院か? 入院患者が三人ほど出そうだ。部屋の手配をしておいてくれ」



ショート23.
SEED&鏡伝キャラで演ってみよう/ギリシア神話編@
(聖魔鳳旬さんの作品)

 聖魔鳳旬「私がもっとも好きな神話です。ですが神様とか英雄とか本当に多くて、きりがありま
        せん。以前投稿したシャーロック・ホームズと同じ様に、私的に配役するキャラクタ
        ーを制限しようと思います。ちなみに配役中にあるカッコは、その神の意味を示し 
        ています。まずは、これから」

その1.世界が成り立つまで

 聖魔鳳旬「まずは、カオスからしたいと思います」
 キラ「早速だけど、カオスって何? ゲームのボスキャラの名前?」
 アスラン「キラ、ゲームのやり過ぎだぞ」
 聖魔鳳旬「カオスというのは、宇宙が形成される以前の秩序のない状態の事、混沌の事を言 
        っております。全ての始まりみたいなもんですね」
 アスラン「キャラとは違うじゃないか。やらなくても、いいんじゃないか?」
 聖魔鳳旬「何を言う。どんな時でも、最初は混沌から始まる。ギリシア神話はカオスのところか
        ら始めないと意味がないんだ!」
 アスラン「くぅ・・・まぁいい。じゃあ、誰にするんだ?」
 聖魔鳳旬「それを考えていたんだが、このお方になった。我々にとって、尊いお方だ」


 カオス・・・・・決闘王F.Kさん


 アスラン「何!?このサイトの管理人が!?」
 キラ「何で?」
 聖魔鳳旬「このサイトで、君達が忘れられず、やっていけているのは皆、決闘王F.Kさんのお陰
       なんだ。感謝しろよ」
 アスラン「ぐっ」
 キラ「今日のセイちゃん、かなり正論をバンバン言うね。」
 聖魔鳳旬「男に『セイちゃん』なんて呼ばれたくないが、まぁいい。では、次はこれ」



その2.ティタネスとオリュンポス十二神

 聖魔鳳旬「ティタネスとは、ギリシア神話の巨人達の事です。これは複数形で、単体形ではティ
        タンと言います」
 キラ「ティタンって、もしかして・・・」
 聖魔鳳旬「ええ、これが『機動戦士Zガンダム』のティターンズの名前の由来です。『大地の子 
        ら』という意味ですね」
 アスラン「地球至上主義者の集まりにはピッタリの名前だな」
 聖魔鳳旬「ティタンはガイアとウラノスの子供達です。まずは、ガイアとウラノスの配役から」

 ガイア・・・・・マリュー
 ウラノス・・・・ムウ

 キラ「あれ?出番無しじゃなかったけ?」
 アスラン「そういえば、考えてみれば、俺達も出ているしな」
 聖魔鳳旬「プロジェクトKの後、シンとガーネットさんに説得されまして。シンに『可哀想だから出
        してあげなよ。』と言われ、ガーネットさんに『そうだ。それに、これ以上出さないま 
        まにしておくと、お前と決闘王F.Kの身が危なくなる』と言われました。」
 アスラン「シン・・・・・・・」
 キラ「ガーネットさん、また勘違いされそうな事を言って・・・・・・・」
 聖魔鳳旬「泣かせてくれますよ。ところで、どうですか〜。マリューさん。」
 マリュー「ええ、かなりキツイわ。これ・・・・・・」
 アスラン「なんで、下半身が土の中に入っているんだ?」
 聖魔鳳旬「しょうがないです。ガイアの下半身は土なんですから」
 キラ「あっ、そうか。大地の神様だもんね」
 聖魔鳳旬「次、ティタネス。本当だったら、6人の男神と6人の女神がいます。しかし、全部は無
        理なので、もっとも有名なティタネスのこの方に任せます。ウラノスが第1代目の神 
        の王でしたので、この方は第2代目の神の王になりました。」

 クロノス・・・・・ジブリール

 ジブリール「ほう、クロノスとは。第2代目の神の王とは、嬉しいものだ。シャーロック・ホームズ
        同様、良い役をくれたな。礼を言うぞ」
 アスラン「おい、どうしてあの男にした」
 聖魔鳳旬「クロノスも冷酷非道だったから」
 キラ「えっ、クロノスって悪い神様だったの?」
 聖魔鳳旬「ガイアの子供は12人でしたよね。でも、その後にも子供がいたんです。ヘカトンケ 
        イルという100本の腕を持つ怪物3人と、キュクロプスという1つ目の怪物3人でし
        た。それを見たウラノスは、醜いという理由でその6人をタルタロス(冥界の事)の 
        奥深くに投げ捨てたんです。」
 アスラン「何!?」
 キラ「ムウさん、何て酷い事を!」
 ムウ「おい、俺は何もやってない!」
 マリュー「ムウ!!」
 ムウ「ちょっと待て、お前も本気になるな。マリュー、話せば分かる。放してくれ。放し・・・・・・・ぎ
     ゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 キラ「母親の力は怖いね」
 アスラン「偉大だな」
 聖魔鳳旬「話を戻します。これに怒ったマリュー、じゃなかった、ガイアは自分の息子に『ウラノ
        スを殺せ』と命令しました。それに名乗り出たのがクロノスでした。クロノスは大鎌 
        でウラノスの生殖器を切っって神の資格を奪ったのですが、その時、ウラノスが叫
        んだのです。『貴様は、これで新たな王になれるかもしれぬ。しかし、いつか、私と
        同じ様に自分の子供達の1人によって王座を追われる運命になるのだ!!』と」
 アスラン「負け犬の遠ぼえだな。」
 聖魔鳳旬「いや、神様の言葉ですからね。信憑性は高いですよ。それを恐れたクロノスはなん
        と、自分の子供が産まれる度にその子供を飲みこんだのです」
 キラ「無茶苦茶だね」
 聖魔鳳旬「ええ。産まれる度に飲みこまれるのが嫌なクロノスの妻のレアは、ある子を産んだ
        時、産着を着せた石をウラノスに飲ませ、その子を、クレタ島(地中海東部、ギリシ
        ア南端から約100qにあるギリシア領の島)の洞窟に隠しました。その子は成長し
        て、ついにクロノスを倒しました。その子供の名はゼウス。ギリシア神話の主神とし
        て日本でも有名な神様ですね」
 キラ「僕も知っているよ。木星の語源になった神様だね」
 アスラン「木星の英名Jupiterはローマ神話でゼウスと同一の神の名だ。ローマ人はギリシア神
       話を自分達の神々の名に置き換え、これをローマの神話として受け入れるようにな 
       ったんだ」
 聖魔鳳旬「詳しいですね。ちなみにクロノスに飲みこまれた子供も助かりました。その子供達を
        紹介したいと思います。ついでに配役も発表しますね」

 ゼウス・・・・・・・・キラ
 ポセイドン・・・・・・アスラン
 ハデス・・・・・・・・シン
 ヘスティア・・・・・・ナタル
 デメテル・・・・・・・ミリィ
 ヘラ・・・・・・・・・ラクス

 キラ「えっ! 僕がゼウスでいいの? やった・・・・・・・・って、ラクス。何で、僕を怖い顔で見て
    いるの?」
 シン「キラさん、知らないんですか? ゼウスは物凄い浮気者だったんですよ。」
 キラ「えっ! 神様なのに?」
 聖魔鳳旬「ええ。つーか、浮気なんて神界では当たり前の事です。やっていない神様の方が珍
        しいくらいですよ。それでもゼウスの浮気癖は別格ですけどね。もうほとんど病気で
        す。姉でもあり、正妻のヘラをしょっちゅう怒らせています」
 アスラン「ギリシア神話ではきょうだいの結婚はOKだ。叔父と姪が結婚した場合もある。大ら 
       かというか・・・・」
 シン「おばさんのレトにも手を出してますよね」
 キラ「おばさんに!?」
 聖魔鳳旬「そうそう。レトは、可哀想な事にヘラに子供が出来た事を知られ、いろんな迫害を受
        けました。それなのにゼウスは助けない。それどころか知らんぷり。そのせいなの
        か、レトが生んだ女の子は男を信じなくなりました」
 アスラン「酷い話だな」
 シン「次にメティス」
 聖魔鳳旬「飲みこんでしまう。自分の子供が産まれてくるのが怖いから」
 キラ「飲みこむ!?」
 シン「『メティスの子が男の子なら、彼はゼウスの権力を奪うだろう』とウラノスに予言されたん 
    ですよ。ウラノスやクロノスの二の舞を踏みたくないと思ってしまったんでしょうね」
 聖魔鳳旬「姉のデメテルとか、人間の女にも手を出しています。美女限定ですけどね」
 キラ「・・・・・・・・・・・・・・」
 シン「ギリシア神話の大体の争いって、ゼウスがよく関わり合いますよね」
 聖魔鳳旬「浮気癖でね」
 シン「ラクスさん。結婚したら、ちゃんと監視しないといけませんね」
 ラクス「ええ、シンの言う通りですわ」(黒いオーラを出している)
 聖魔鳳旬「では、他の人の紹介。ポセイドンは海の支配者です」
 アスラン「やっと、いい役をもらえた」
 聖魔鳳旬「でも、女運が悪い。例えばメデューサとか」
 ミリアリア「え? あの目が合ったら石になっちゃう怪物?」
 シン「それはちょっと違いますよ。メデューサは元々、とても可愛い女の子だったんです。神の
     怒りを買ってしまい、あんな姿にされたんです」
 ミリアリア「知らなかった。って、シン君、意外と博学ね」
 シン「こういう話は好きですから。ちなみに俺の役は冥界の支配者、ハデス」
 聖魔鳳旬「ハデスに怖いイメージを持っている人が多いですが、実際は邪悪ではなく、常に正
        義に尽くしました。ギリシア神話の神様の中で、一番尊い神様だと思います」
 シン「いや〜それ程でも・・・・」
 キラ「君を褒めている訳じゃないんだよ。」
 聖魔鳳旬「でも、奥さんのペルセポネ(ゼウスの娘。つまりハデスの姪)は無理やり冥界に連れ
        て来たんだけどね。一説にはゼウスの『女は強引な男が好きだ』なんてアドバイス
        のせいらしいけど」
 キラ「ゼウスって・・・・」
 ナタル「ヘスティアはそんなに出番が無いらしいな」
 聖魔鳳旬「ええ、家政をつかさどる神です。奥ゆかしい神様で、オリュンポス十二神の座を辞 
        退した、という伝説もあります」
 ミリアリア「オリュンポス十二神って何?」
 シン「ギリシア神話の主だった12柱(※神様の事を柱で数えます)の神々の事です。何か問題
    が起こるとゼウスによってオリュンポス山頂の館に招集されました」
 聖魔鳳旬「オリュンポス十二神のメンバーはゼウス、ヘラ、ポセイドン、ペルセポネの母親で豊
        穣の女神デメテルの他に、争いが好きな軍神のアレス、愛の女神のアフロディア、
        鍛冶の神のヘパイストス、商業や牧畜、旅人と盗みをつかさどるヘルメス、知恵と 
        戦争、学芸、工芸をつかさどるアテナ」
 ミリアリア「アテナ? もしかして・・・・・」
 聖魔鳳旬「聖なる衣をまとった美少年の親衛隊はいませんから。あれは某漫画家が考えたフィ
        クションです」
 シン「ギリシア神話そのものがフィクションなんだけどね」
 聖魔鳳旬「続けます。弓術、予言、医療、牧畜をつかさどる太陽神アポロン、狩猟と月の女神
        アルテミス、そして酒神のディオニュソス。以上がオリュンポス十二神です。配役は
        こんな感じで」

 アレス・・・・・・・・・イザーク
 アフロディア・・・・・・フレイ
 ヘパイストス・・・・・・カズイ
 ヘルメス・・・・・・・・レイ
 アテナ・・・・・・・・・カガリ
 アポロン・・・・・・・・オルガ
 アルテミス・・・・・・・ルナマリア
 ディオニュソス・・・・・シャニ

 イザーク「アレスか。軍神か、俺にぴったりだな。」
 聖魔鳳旬「ええ。それにアホな所も」
 イザーク「アホ!?」
 シン「アレスはゼウスとヘラの子供だけど、アテナとは違って、戦略を練るとかそういう知力は 
    なかったんですよね。ただ単に争いと流血を好む神様だったんです」
 聖魔鳳旬「ある意味、邪神に近いですね。アテナよりもあらゆる点で劣っていたし。短気で粗暴
        で友達も少ないし」
 イザーク「お前ら・・・・・!」
 フレイ「私がアフロディア? 嬉しいわ。イザークの浮気相手っていうのは嫌だけど」
 イザーク「何だと!?」
 聖魔鳳旬「しかし、私はアフロディアが好きではありませんね。彼女のせいでトロイア戦争が起
        きたようなものですから。トロイア戦争の事については後ほど」
 カズイ「僕がヘパイストス? やったーー! 初めて、大役がもらえた!!」
 シン「アフロディアの旦那さんですね。けど、容姿は醜かったそうですね」
 聖魔鳳旬「でも、腕は凄く良かったんだよ。オリュンポスの館を作ったり、神々の武器や防具を
        作ったのもヘパイストスです。彼がいなかったら。ゼウス達は負けています」
 レイ「俺がヘルメスか。どうして、俺を選んだんだ?」
 聖魔鳳旬「しっかりしている所と、意外とがめつそうで抜け目が無い所」
 レイ「褒められているのか、バカにされているのか分からんな」
 シン「いや、意外と合ってるかも」
 カガリ「おお、私がアテナか。良い役を与えてくれたな。ありがとう」
 聖魔鳳旬「いえいえ、どういたしまして。ちなみに、この子はゼウスに飲みこまれたメティスの子
        です。メティスを飲みこんでからしばらく経ったある日、ゼウスが、頭が痛いと訴え 
        たんです。そして、斧でゼウスの頭を割ると、完全武装をした女が出てきました。こ
        れがアテナだったのです。女の子なのでウラノスの予言は当たらず、メデタシメデタ
        シ」
 オルガ「俺がアポロンか。医術や音楽の神様だったそうだな。ニコルにしなかったのか?」
 聖魔鳳旬「いいえ。最初はそう考えたのですが、やめました。アポロン、かなりのシスコンでし 
        たから」
 オルガ「ああ、あの女を妹のアルテミスだと思うと考えただけで、ゾクッっとするぞ」
 ルナマリア「この変態。私がアルテミスなのは名前がルナ(月)だから? 安直ね」
 シャニ「俺がディオニュソスか。嬉しいけど、どうして?」
 聖魔鳳旬「一風変わった神様だからです。十二神の中で唯一、人間の母親から産まれまし  
        た。お酒の神様だからなのか熱狂的な女性信者を獲得していたそうです。そのせ
        いで色々と迷惑を被った人もいるんですけどね。皆さん、お酒は程々に」

 聖魔鳳旬「とりあえず、今回はここまで」
 キラ「え、ここまでって・・・・・もしかして、まだやるの?」
 聖魔鳳旬「シリーズ化ですね。Part4まであると思います」
 アスラン「随分、長いな」
 聖魔鳳旬「まぁまぁ。それでは皆さん、次回をお楽しみに」



ショート28.
アズラエルの逆襲 決着編(前編はこちらです)
(煉獄さんの作品)

その1.激戦開始

 アズラエル「おのれ! まさか影武者だったとは思いませんでしたよ」
 ゲルフィニート「まあいいでしょう。おかげでこっちは新たな兵器を用意しましたからね」
 NダガーN「今度はもっと直接的な手段で反撃に出るそうですが、どうしますか?」
 アズラエル「モチロンです! 超大型走行車両ユークリッド発進! こうなったら予告せずに無
         理矢理誘拐してご覧に入れましょう!」

 ラクス「キラが入院して一ヶ月。アズラエルがなにやら動き出しているようですが、もはや手加 
     減はいたしません!」
 ガーネット「近づく敵は一瞬で片付ける! 今度は絶対に負けないわよ!」
 ゼノン「前回はまったく活躍できなかったが、今度は違うぞ」
 アスラン「ふっふっふっふっふ。ついに俺の開発した自衛及び治安維持用無人兵器ドムトルー
       パーの時代が来たぞ! やってやる。やってやるぞ!」
 シン「アスラン先輩が壊れた・・・。でも、なんで急に?」
 ラクス「敵を油断させる為にミーアさんを替え玉に使った事を黙っていたのですが、そろそろ危
     険なので二倍の密度のスケジュールで行動しないといけなくなったのです」
 ガーネット「それだけ?」
 ラクス「ぶっちゃけ、ミーアさんのことがばれると人気が落ちかねないのです」
 ゼノン「切実だな」

 アズラエル「あ、とりあえず当初の目的は達成できましたか?」
 ゲルフィニート「一応あの替え玉を試作品をつかって五倍の体重にしておきましたけど、なんで
           ですか?」
 アズラエル「ああしておけば、救出されたとしても解放してもファンは減るでしょうから。・・・影武
        者だとしてもラクス・クラインは当分単体で出なければいけないのだから過労で倒 
        れるでしょう?」
 NダガーN「なんだかなぁ」


その2.戦闘開始、そして切り札対決

 一般生徒「・・・あれ? なんかでかいのが来てるけど・・・ってうわぁあああああっ!!」
 NダガーN「一気に突入するぞ!! 傭兵のスローターダガー部隊、突撃!」
 スローターダガーたち「「「「「「「おうっ!」」」」」」
 ゲルフィニート「ふはははははっはははっ!! 俺の命を守るための最強の装甲車の力思い知 
          れ! 陽電子リフレクター機動、そして新兵器起動!」

 アスラン「ふっ、飛んで火にいる夏の虫だな。無人兵器スイッチ・・・」
 カガリ「アスラン?」
 メイリン「アスランさん?」
 アスラン「う・・・」
 カガリ・メイリン「う?」
 アスラン「うがぁあああああっ! いつもいつも女ばっかり来やがってチクショォオオオオ!!」
 カガリ「あ、アスラン!?」
 メイリン「だ、だれか・・・アスランさんが壊れたぁああああ」

 ゲルフィニート「ふっふっふ。ジャンプ見ててふと見つけた電子○ラッグを、欲望や感情に忠実
          になる程度でしかないとはいえ本当に作ってしまうとは、我ながら天才だ」
 アズラエル「敵にまわさなくて本当に良かった。そして、著作権料取られないか心配です」


その3.決着

 ガーネット「ニコルゥウウウウッ!!」
 ゼノン「ミナァァアアアアアアアっ!!」
 ニコル「いつもは別に構わないのですが今回はピンチです。逃げましょう」
 ミナ「いつもは別にいいんですか? ってそんなこと言ってる場合じゃない、タスケテェエエエエ
    エ!」
 ユウナ「大丈夫かいミナちゃん? 純真たる魔女っ娘を体現する君を助ける為に急いできたぐ
      るっっぷぅっっっぺ!?」
 ニコル「あれ? 今、ガーネットさんが何か踏み潰しませんでしたか?」
 ミナ「さ、さあ? 気ノセイジャナインデスカ?」
 ニコル「・・・どうして上ずってるんですか?」

 シン「うわぁあああっ!! ステラ、ルナぁあああっ!」
 ルナ「し、シンが襲ってきた!? あ、でも私も入ってるから脈ありかも・・・えへ?」
 ステラ「二人ともだめだめ」

 ダン「死ね死ね死ね死ねクソ親父ぃいいいいっ!!」
 ステファニー「あれ? なんですごい勢いでわら人形打ってるのかしら? しかも「めれあ」とか
         書いてるし」(くどいようだが、これはスーパーカーニバル前の話です)

 ノイズ「さあ皆ぁ! 僕の作った薬をのんでぇ〜」
 ミリアリア「私の作ったスープを飲んでぇええええ」
 ルーヴェ・ディアッカ・その他大勢「うわぁああああああああああああっ!!」

 ゲルフィニート「フハハハハハ! さすがは私だ。ここまで恐ろしいものを即興で行なえるとはま
           さに天才・・・ん? な、なんか揺れてないか?」
 ネオことムウ「うがぁあああああああああっ! マリューに・・・会いたぁああああい!!」
 ゲルフィニート「嘘ぉ!? う、ウイルスが漏れてたのぉ?」
 ムウ「鎮魂歌・怒りの日(レクイエム・ディエス・イレ)っ!」
 ゲルフィニート「あ、アズラエル様に続いてデモベネタ・・・ぐぎゃぁあああああああああっ!!」

 メレア「ぐげぇ・・・ロアノークびぎぃ・・・・先生ぉうっぷ!? ・・・見つかったがるぅ!?」
 ノーフェイス「いえ、見つかってません。メレア様、大丈夫ですか?」


その4.本当の決着

 NダガーN「見事に大混乱ですね。コレなら本物のラクス・クライン誘拐も容易い」
 アズラエル「ふっふっふっふっふ。今度こそ確実に誘拐させていただきますよ―」
 ラクス「甘いですわね」
 アズラエル「おや、自分から来てくださったのですか?」
 NダガーN「愚か者めが! 貴様1人で我々にかなうとでも・・・あれ? その剣なに?」
 アズラエル「・・・は! まさか―」
 ラクス「鎧化(アムド)!! これぞアスランの作り出した切り札Mk−2こと・・・オウガ!!」
 アズラエル「し、しまった、その手があったか!? ええい、こうなったら最大出力でぶちのめして 
        やる!」
 ラクス「させませんわ! ハーケンディストール!!」
 NダガーN「ちょっとまってください。このままだとマジで俺がやばグ下リャボラシャラスゴッグビャ
        ァアアアアアッ!」


その5.世界最悪の結末

 アナウンサー「ラクス・クライン誘拐事件の犯人グループのうち大半を検挙する事に成功しまし
          たが、主犯格であるアズラエルの行方はいまだ分かりません。しかし、ラクス・ 
          クラインが過労で緊急入院するなど、驚きの連続です・・・」

 ラクス「み、ミーアさんがあそこまで出来るだなんて・・・凄すぎ」

 ミーア「ふうふうふうふう・・。あ、あと100キロ痩せないと・・・。せっかくギャラがいいから大食い
     するのを我慢してたのに・・・なんでぇ?」

 アズラエル「ふふふ。今度こそ仕返ししてあげますよ。・・・その前に助けてぇええええええっ!」
 ゲルフィニート「吹っ飛ばされて木につるされるなんて、なんてベタなオチなんだ。・・・たァああ 
           あああすけてぇええええええっ!!」

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