SEED学園編 PHASE−09
ショート115.
運命の始まり

その1.三年生−SEEDのキャラ

 キラ「僕たちもついに三年生だね」
 アスラン「ああ、早いものだな。ついこの前、ガーネット先輩の卒業式を見送ったと思ったんだ
       が、あっという間だったな」
 キラ「アスランは僕みたいに大学部にに進むの?」
 アスラン「そのつもりだ。だが、ディアッカやイザークは別の道を行くらしい。このメンバーで一
       緒にいられるのも、今年で最後というわけだ」
 キラ「そうだね。楽しい一年になればいいなあ」
 アスラン「ああ。お互い、頑張ろう」


その2.二年生−鏡伝2のキャラ

 ダン「早いものだ。俺たちがこの高校に入って、もう一年になるのか」
 ルーヴェ「そうですね。色々な事があったような、無かった様な、奇妙な一年だったなあ」
 ミナ「本当は色々な事があったんだけどね」
 ステファニー「まあ、それは言わないお約束、という事で。読者の皆さん、これからよろしくお願
          いします」
 ダン「挨拶はいいとして、ステファニー、どうしてセーラー服を着ているんだ? あんたは先生 
     だろ」
 ステファニー「あら、バレちゃった。もう、言わなければ分からなかったのに」
 ダン「いいから着替えろ。いい年こいて、恥ずかしい格好をするな」
 ステファニー「うふふふふふ。ダン君、君には特別授業が必要みたいね。電気ムチと電気椅 
          子、どっちがお好き?」
 ダン「ゴメンナサイ」
 ルーヴェ&ミナ「弱っ!」


その3.一年生−SEEDデスティニーのキャラ

 (入学式にて)

 デュランダル「新入生の諸君、入学おめでとう。私がSEED学園高等部の校長、ギルバート・
          デュランダルです。この学校でこれから多くの事を学び、励む君たちに、私から
          いくつか言葉を送らせていただきます。それは…」

 「この学園は地獄だ」
 「バカップルには気を付けろ」
 「殺られる前に殺れ」

 デュランダル「以上です。それでは、良い学園生活を過ごしてください」
 新一年生一同「って、訳分かんねーよ!」
 マリュー「いやー、それがそーでもないのよねー」



ショート116.
新・クラス分け

 キラ「三年も二年も一年も、主要キャラは全員、同じクラスなんだね」
 アスラン「こうした方が分かり易いし、書き易いからな。だが…」

 《三年生・3−A》
 ストライク「これからは一緒のクラスだな。よろしく」
 イザーク「うっ、ぐっ……」
 ディアッカ「抑えろ、イザーク! ツッコミを入れたいのは分かるが我慢しろ!」
 フレイ「この二人、全っ然、成長してないわね」
 ミリアリア「そうね。でも、あいつらよりはマシよ」
 オルガ「…………」(教室で堂々と官能小説を読んでいる。ジュブナイルは卒業したらしい)
 シャニ「…………」(教室で堂々とTVゲームをしている。クロトの影響で最近ハマったらしい。 
             携帯機ではなく、モニター持ち込み)
 クロト「ぐー……。撃滅、滅殺、えーと、新しい熟語は……ムニャムニャ」
 ミリアリア「こっちの三人は成長してないっていうより、ただの問題児ね」
 カガリ「バカなだけだろ」
 ラクス「でも、賑やかなクラスですわ。わたくし、気に入りました」
 一同「まあ退屈はしないだろうな。絶対に」

 《二年生・2−A》
 レヴァスト「ふわあああああ……」
 ステファニー「レヴァストさん、授業に集中してください。そんな事だから、二回も留年するんで
          すよ」
 レヴァスト「だったら、学生の身になって、もっと分かりやすい授業をやりなさいよ。そんなんだ
        から、結婚の約束までした男に土壇場で逃げられるのよ」
 ステファニー「あらあら。教師に向かって、随分と命知らずな事を言いますね。電撃、お見舞い
          しちゃいますよ?」
 レヴァスト「やってみな。プールの底に引きずり込んでやる」
 ダン「うるさいぞ、そこのオバサンコンビ」
 ステファニー&レヴァスト「……殺す!」
 ミナ「あ、あわわわわわ……」

 《一年生・1−A》
 ルナマリア「お早う、『女の敵』さん」
 シン「その呼び方はやめてくれ。あれは偶然なんだから」
 メイリン(特待生)「『偶然』で女の子を押し倒して、胸まで触ったんですか? 凄い『偶然』です
            ねー」
 ステラ「…………」
 シン「うっ、そ、そんな冷たい目で見なくても……。あれは本当に偶然なんだ! 誰かの足が 
     引っかかって、だから…!」
 スティング「必死に言い訳してるぞ」
 アウル「ホント必死だね。スティングも意地悪な事をするよな」
 スティング「何言ってんだ。俺はやってないぞ。お前じゃないのか?」
 アウル「俺じゃないよ。それじゃあ一体誰が…?」
 レイ「………フッ」

 キラ「トラブルを起こしそうな各学年の厄介者を管理しやすいように一つに集めただけ、ってい
    う気もするんだけど」
 アスラン「恐らくそっちがメインだな。その『厄介者』の中に、俺たちも入っているのが、ちょっと
       ショックだが……」



ショート117.
ミリィとルナマリアのお料理教室
(アークさんのリクエスト)

その1.二年たっても進展無し

 ルナマリア「あのー、すいません。料理部に入りたいんですけど……」
 ミリアリア「あら、あなた一年生ね。歓迎するわ。私は部員のミリアリア。よろしくね」
 ルナマリア「はい、よろしくお願いします。あの、先輩の声、校内放送で聞いたような気がする
         んですけど?」
 ミリアリア「私は放送部と写真部にも入っているから。自分で写真を撮って、報道して、料理も
        作れるスーパー記者を目指しているの」
 ルナマリア「うわあ、凄いですね」
 ディアッカ「ああ、凄いだろ、俺のミリィは。お、君も結構可愛いね。どうだい、俺の為に朝飯を
        作ってくれないか?」
 ミリアリア「失せろ、このバカ!」
 ディアッカ「へぶし!」
 ルナマリア「せ、先輩、今、先輩がキレのいい右ストレートでぶっ飛ばした人は?」
 ミリアリア「幻覚よ。さ、料理を作りましょう♪」


その2.頑張りました。でも…

 (料理が出来ました)

 ルナマリア「…………」
 ミリアリア「…………」
 ルナマリア「だ、大丈夫ですよ、先輩! 見た目は少し悪いし、ちょっと変な匂いがするけど、
        食べれない事は……無い…と思います。多分」
 ミリアリア「じゃあ試食してみて」
 ルナマリア「お世話になりました。私、料理には向いてないみたいです」
 ミリアリア「決断早っ! まあいいわ。処理係(ディアッカ)に食べさせるから」
 ルナマリア『ディアッカ先輩……。後で胃腸薬を送っておきます。どうかご無事で』

 (ダメでした。ディアッカ、緊急入院)



ショート118.
新たな敵? ユニオン学園

 メレア校長「ブルーコスモス学園を買収して、僕の物にしてから二年目。経営は順調だし、新 
         入生も結構入ってくれた。けど……」

 ジブリール教頭「では皆さん、我が校のスローガンをもう一度。『青き清浄なる世界の為に、ク
           ソ生意気なSEED学園をぶっ潰せ!』」
 サンダルフォン「言ってろ。アズラエルを裏切って、メレアに手を貸したクズが。いずれ貴様を
           ブッ殺して、教頭の座を手に入れてやる!」
 ネオ「やれやれ。殺伐としてるなあ。あ、ノーフェイス先生、いい和菓子を手に入れたんですけ
     ど、一緒にどうですか?」
 ノーフェイス「頂こう。……うむ。なかなかの美味だ。あー、お茶が美味い。あ、『あの仮面でど
         うやって物を食べているんだ?』というツッコミは受け付けませんよ」

 メレア「教師の質に問題があるなあ。ま、見てて面白いからいいけど」



ショート119.
本編では有り得ない邂逅

その1.感性が似ている?

 レイ「あ」
 ムウ「ん?」
 クルーゼ「ほう……」

 (とある服飾店にて。サイズは違うけど、三人とも同じ服を着ている)

 ムウ「あまり嬉しくない出会いだな」
 クルーゼ「確かに。で、そっちの君はなぜ落ち込んでいるのかね?」
 レイ「おっさん連中とセンスが一緒なのか……。俺、まだ若いのに……」
 ムウ&クルーゼ「レイ・ザ・バレル君、次回のテストをお楽しみに♪」
 レイ「うわ、息ピッタリ」


その2.ヒーローたちのトライアングル

 キラ「…………」
 ダン「…………」
 シン「…………」
 ラクス「まあ。三人とも汗をダラダラと流して。まるでヘビとカエルとナメクジの睨み合いみたい
      ですわ」
 カガリ「見ているこっちがハラハラするな。仲良くしてほしいんだけど……」


その3.同類を見抜く眼

 ステラ「こんにちは、先輩、先生」
 ナタル「一年生か」
 フレイ「こんにちは。……ねえ、あなた、ひょっとして…」
 ステラ「?」
 フレイ「う、ううん、何でもない。それじゃあ!」
 ステラ「はい、失礼します」
 ナタル「どうした、フレイ・アルスター?」
 フレイ「ええ、ちょっと……。もしかしたら、あの娘、私たちの『同志』かもしれない」
 ナタル「本当か? ならば是非、仲間にしたいものだ。次のコミケまで時間は決して多くない。
      人手は一人でも多い方がいいからな。追うぞ、フレイ!」
 フレイ「はい!」

 ステラ「!? 何、この悪寒は…?」



ショート120.
今まではこっそり侵入して、会っていたようです

 タリア教頭「デュランダル校長、これが本日の職員会議の議題の一覧です」
 デュランダル「ふむ。『関係者以外の校内への侵入を防ぐ為の警備体制の見直し』、『夏季の
          特別講習について』、『夏に備えて冷房設備の総点検』、それから……『大学 
          部の学生が高等部に自由に出入りする為の校則改正の要望』? 何だね、こ
          の妙な案は? 誰からの要望かね?」
 タリア「前校長シーゲル・クライン殿と前PTA会長アルベリッヒ・バーネットさんからの案です。
     受け入れない場合、校長の身の安全は保障できないとの事ですが」
 デュランダル「…………許可しよう。泣く子とバカップルには勝てん」
 タリア「確かに」

 (二人揃って、深いため息をつく)



ショート121.
サハクプロダクションの野望?

その1.前回までのストーリーを忘れてしまった方、あるいは初見の方は、こちら
←とその下のSSをご覧ください

 ロンド・ギナ・サハク「ケチ臭い元のプロダクションを退社して、独立したのはいいが……暇で 
              すね、姉上」
 ロンド・ミナ・サハク「元のプロダクションの連中が、私たちに仕事を回さないように裏で手を回
              しているからだ。くっ、吉○興行め、度量の狭い奴らだ!」
 ゴールドフレーム天「むー」(社長と重役連中を全員ボッコボコにしておいて何言ってんだ、こ 
              いつら。警察沙汰にならなかっただけありがたいと思えよ。やっぱ円満退
              職が一番だよなー。と考えているらしい)
 ロンド・ミナ「だが安心しろ、弟よ。吉○をも凌ぐ勢いのクラインプロダクションがチャンスを与 
         えてくれた。来週生放送されるスーパー漫才トーナメントに出場させてもらえる事
         になった。平均視聴率20%以上のあの大会で優勝すれば、もう誰も私たちを無
         視できない」
 ロンド・ギナ「おお! だが、誰が出るのですか? 私たちは社長職や事務で手一杯で、稽古
         をしている時間は無い。かと言って……」
 ゴールドフレーム天「むー」(お腹がすいたらしい)
 ロンド・ギナ「こいつをピン(一人)でやらせるのは、あまりに危険です」
 ロンド・ミナ「分かっている。だが、最近の若手は未熟者ばかりで、こいつと組めるほどの力を
         持った芸人はいない。それに見た目にもインパクトが欲しい。ゴールドフレームの
         力を引き出し、見ただけでインパクトを与える芸人。そんな奴がいれば…」

 (その時、事務所のドアがいきなり開いた)

 アストレイR・パワードレッド「見つけたぞ、ゴールド兄さん!」
 アストレイB・セカンドL「随分探しましたよ。さあ、帰りましょう。……兄さん、しばらく見ない間 
               に姿が変わりましたね? 黒くなって、ゴテゴテしたアクセサリーをそん
                なに付けて…」
 ゴールドフレーム天「むー」(お前たちほどじゃないよ、と言っているらしい)
 ロンド・ミナ「いたあっ!!」
 レッド&ブルー「えっ?」


その2.野望、復活

 (そして大会当日)

 司会者「さあ、次の選手です! 体はゴツイけど気は優しい、アストレイ三兄弟! どうぞ!」
 レッド&ブルー「どーもー! って、なぜ俺たちはここにいる!?」
 ゴールド天「むー。ばかー」
 レッド&ブルー「あんたにだけは言われたくない!」

 ロンド・ギナ「さすが兄弟。息もピッタリだな」
 ロンド・ミナ「ああ。得点は……おお、満点! そして優勝! 我らの悲願達成の日は近いぞ。
        行くぞ、ギナ! 打倒、○本興行!」
 ロンド・ギナ「はい、姉上! まずは彼らが漫才に専念できるよう、あの二人の退学届を出して
         おきます!」
 レッド&ブルー「勝手な事をするなーーーーっ!」
 ゴールド天「むー」(ま、それもいいんじゃないの? デスティニーキャラが加わって、お前らの
        出番は確実に減るだろうし。いや、もう無いかも。だったらここで一緒にやるのも 
        いいだろ?と思っているらしい)



ショート122.
『担任発表』と書いて『地獄行きの列車の切符』と読む?

 クルーゼ「えー、高等部各学年のAクラス、別名『ドキッ! 問題児ばかりの地獄教室』の担任
       についてですが…って、誰だ、書類のタイトルを書き換えたのは!」
 バルトフェルド「まあまあ、クルーゼ先生、落ち着いて。では三年は私が担当しましょう。気心 
          も知れてますしね。長期出張中のフラガ君にも協力して欲しかったんですが、
          仕方がない。頑張りますよ」
 タリア「一年は私が担任を勤めます」
 マリュー「教頭先生自らですか?」
 タリア「彼らは将来、この学園を支える人材です。だからこそ、しっかり教育しなければなりま 
      せん」
 ナタル「二年のAクラスは私がやりましょう。上手くいけば、新たな人材が手に入るかもしれま
      せんから」
 マリュー「新たな人材?」
 ナタル「『学園を支える新たな人材』という意味です」
 マリュー「ふーん。ナタル、その『人材』って、絵画専門じゃないわよね?」
 ナタル「公私混同はしないつもりです」
 マリュー「『つもり』なのが不安だけど、まあ、いいわ。貴方なら大丈夫でしょう」
 クルーゼ「決まりですな。では、校長先生、何か一言」
 デュランダル「ああ。…………三人とも、生きて帰れ。以上だ」
 バルトフェルド・ナタル・タリア「はっ!」(三人揃って敬礼)
 マリュー「みんな本気で言ってるのが怖いわよね」



ショート123.
アルバイトをしよう! BOYS編

その1.かなり無茶な設定ですが

 キラ「SEED学園は三年生になれば、十七歳でもアルバイトが出来るんだ。でも、これって法
     律的に問題があるんじゃ…」
 アスラン「色々と手を回して、押さえ込んだらしい。SEED学園の力は底が知れないな」
 一同「何を今更」
 キラ「だよね」
 アスラン「いいのか、それで?」


その2.まずは基本。コンビニの店員

 キラ「荷物運びとか、意外と肉体労働だね」
 ニコル「ええ。その上、お客様の対応までするんですからね。結構疲れますよ、これ」
 キラ「そうだね。それにしてもこのコンビニ、最近は女性のお客さんが全然来ないね。昔は結 
     構来てたのに、どうしてだろう?」

 ジェーン・ヒューストン(特別出演。OL)「あら、あのコンビニの店員さん、可愛いわね。ちょっと
                         入って…」
 レナ・メイリア(特別出演。ジェーンの先輩)「やめなさい、ジェーン!」
 ジェーン「えっ?」
 レナ「あのコンビニは危険よ! あのコンビニに入った女性客は帰り道でピンク色の髪をした
    悪魔と、黒髪で槍を持った死神に襲われるらしいわ。私の友人も被害にあって…」

 ニコル「本当に女のお客様が来ませんね」
 キラ「うん。どうしてだろう?」


その3.警備員

 (深夜、とあるビルを巡回中)

 イザーク「って、このバイトは未成年には無理だろ?」
 ディアッカ「気にしなさんな。どうせギャグなんだからよ」
 サイ「そういういい加減な考えでSSを書いているから、やたらと読者からツッコまれるんだと 
    思うんだけど…」
 イザーク「何の話だ? ん、おい、そこにいるのは誰だ!」
 ディアッカ「泥棒か? おい、逃げるな! 捕まえてボーナスゲットだ!」
 サイ「おい、ちょっと待て! その人は…!」

 モーガン・シュバリエ(特別出演。ビルのオーナー)「で、忘れ物を取りに来た社員をボコボコに
                                したのか」
 三人「…………」
 モーガン「おまけに大乱闘でビルの大黒柱を折ってしまい、ビルは大崩壊か」
 ディアッカ「軟い柱ですねー。ランチャーを二、三発打ち込んだだけでヒビが入って、調子に乗
        ったイザークが「ばぁぁぁくねつ!」なんて必殺の一撃を食らわせただけで砕けちゃ
        うんですから」
 サイ「何気にイザーク一人のせいにしようとしているみたいだけど、お前も人の事いえないぞ、
     ディアッカ。自分の事が分かってないな。この二人と一緒にバイトをしたのが間違いだっ
     た……」
 イザーク&ディアッカ&モーガン「何を今更」
 サイ「モーガンさんまで!?」



ショート124.
アルバイトをしよう! GIRLS編
(一部、アークさんのリクエスト)

 ガーネット「カガリはお金持ちだから、アルバイトなんてしなくてもいいでしょうけど、ま、これも 
        一つの社会勉強という事で」
 カガリ「まあ、その点については異存は無い。ファミレスのバイトを紹介してくれた事も嬉しく思
      う。だが……私たちの頭に付けられたネコミミは何だ?」
 ガーネット「それがこのファミレスの制服だから。ほら、みんな付けてるでしょう?」
 カガリ「昨日、この店に面接に来た時は、こんなの無かったぞ!」
 ミリアリア「ま、まあまあカガリ、似合ってるわよ。それにお給料はいいんだし、ガマンガマン」
 フレイ「私は気にしないけど。でもガーネット先輩、そのカメラは何?」
 ガーネット「あんたたちの写真を撮ろうと思って。で、私の『可愛いものがいっぱーーい、なア 
        ルバム』に永久保存」
 カガリ「犯罪行為に近い事を堂々と言うな!」
 ガーネット「アスランも欲しいって言ってるけど。あとイザークとディアッカも」
 カガリ「誰か、辞表の書き方を教えてくれないか? あと、アスランを殺す為の武器も欲しいん
      だけど」
 ミリアリア「武器は私も欲しいわね。棘付きハンマーとか無いかしら?」
 フレイ「ナイフならあるわよ。あいつ、最近、甘やかしすぎたわね。ちゃんと躾けておきましょう」
 ガーネット「写真の料金、先払いで貰っておいて良かった。アスラン、イザーク、ディアッカ、お
        葬式には顔を出すわ。香典は期待しないでね」



ショート125.
デスティニーキャラ、部活動に挑戦

その1.本編と違って、シンの家族は生きています。でも…

 シン「みんな、入る部活はもう決めたのか?」
 レイ「ああ。俺はクレー射撃同好会だ」
 メイリン「私は放送部」
 ルナマリア「私は女子バスケ部」
 ヨウラン「俺はレース部。最速のマシンを作ってやるぜ!」
 ヴィーノ「俺もヨウランと同じ。シン、お前はどうするんだ? 初等部からずっとサッカー部だっ
       たのに、まだ入部届け出してないのか?」
 シン「サッカー部には入らない。あそこには嫌な先輩がいるからな」
 ヴィーノ「嫌な先輩?」
 シン「キラ・ヤマト。俺はあの人が嫌いだ」
 メイリン「どうして? だってあの人、サッカー部を二年連続の全国優勝に導いたスーパースト
      ライカーで、海外のクラブも注目している逸材なのに。街の主婦や初等部には非公式
      のファンクラブが出来てるって噂だし…」
 シン「その非公式のファンクラブを設立したのは、うちの母親だ」
 一同「……………」
 シン「妹のマユは初等部のファンクラブの会長だ。二人とも毎日毎日『キラ・ヤマトの生写真を
    撮ってきて』とか『友達になって、家に連れて来て』なんて言うんだぞ。うう…」
 一同「……………」
 シン「ちなみに父さんはラクス・クラインのファンクラブに入っている。会員ナンバーは一桁のツ
     ワモノだ」
 一同「……………」(かける言葉が無い)


その2.実は意外と単純なキャラ?

 スティング「はっ、家族を言い訳に使ってんじゃねえよ」
 シン「言い訳だって?」
 アウル「そうそう。お前はキラ・ヤマトに勝てないから逃げてるだけだろ? 同じ部に入って、一
      緒にプレイしたら、嫌でもあいつの凄さが分かるからな」
 スティング「で、部活に入らない言い訳に、キラ・ヤマトにハマッている家族を利用する。見事な
        理論武装だな。情けないくらいだ」
 シン「そ、そんな事は無い! 俺は、俺は…!」
 スティング「迷っているのなら、後押ししてやる。おいステラ、お前はどの部活に入るんだ?」
 ステラ「サッカー部のマネージャー。私、サッカー好きだから」
 シン「!」

 シン「本日よりサッカー部に入部します、シン・アスカです! よろしくお願いします!」
 ステラ「マネージャーのステラ・ルーシェです。よろしくお願いします」

 ルナマリア「分かり易い行動パターンね」
 スティング「扱い易くて結構。さて、それじゃあ俺たちも部活に励みますか」
 ルナマリア「そういえば、貴方たちは何の部に入ったの?」
 アウル「水泳部」
 スティング「俺はテニス部だ」
 ルナマリア「意外とマトモね」
 スティング&アウル「あと、ガン=カタ同好会」
 ルナマリア「前言撤回。ちなみにガン=カタはガン(銃)+武術の型(カタ)の略称です。詳しく 
        はクリスチャン・ベール主演の『リペリオン』という映画を見てください」
 スティング「詳しいな。お前も入るか?」
 ルナマリア「遠慮するわ。それにしてもこの学校って、ホントに何でもありなのね」
 スティング&アウル「いや、まったく」
 ルナマリア「あんたらが言うな」


その3.諦めません、勝つまでは(先にこちらのSSをご覧ください)

 ナタル「くっ、原稿に手間取っているうちに取られてしまったか!」
 フレイ「まだです、先生。まだチャンスはあります。夏までには必ず彼女を!」

 ステラ「!? 何、この、以前にも感じた悪寒は……?」



ショート126.
それぞれの部活動

その1.鏡伝2キャラ(主に二年生)に質問・何の部活に入っていますか?
(ちなみにゼノンは大学部にいます)

 ダン「剣道部だ」
 ミナ「レース部です」
 ルーヴェ「手芸部に入っています。楽しいですよ」
 ギアボルト「クレー射撃同好会です。レイ君は後輩ですね」
 ステファニー「料理部の顧問をしてます」
 レヴァスト「水泳部よ。夏は私の季節!」
 ノイズ(特待生)「オバサンが無理しちゃって。あ、俺は化学部。細菌の研究って楽しいなあ」
 クルフ(体育教師)「柔道部の顧問をやっている。入部希望者はいつでも歓迎するぞ」
 デュランダル「歓迎するのはいいがね、クルフ君。ちょっと体格の良さそうな学生を見つけたら
          『入部テストだ!』と言って投げ飛ばすのは感心しないな」
 クルフ「武道家は常に戦場にいるという心持ちでないと。この学園の場合は特に」
 デュランダル「納得しそうになったが、やはり駄目だ。減給処分」
 クルフ「ぐおっ! 眼に見えない投げを食らったような気分です。……まさか、これが幻の真空
      投げ?」
 デュランダル「家に帰って、ひたすら眠りたまえ」


その2.当然の結果よ(byフレイ)

 イザーク「今年も入部ゼロ、か……。ええい、どうして我が郷土資料研究会には入部希望者が
       来ないんだ!」
 フレイ「その1、何の活動もしてないから。その2、部室が物置小屋だから。その3、部長がバ
     カだから。その4…」
 イザーク「分かった。頑張るから、俺、頑張るから、もうその辺で勘弁してください」


その3.彼らと彼女らの関係についてはこちらを参考に

 シャニ「部活動? やってないよ。俺たち三人は全員帰宅部」
 クロト「おいおい、寝惚けてんじゃねえよ、シャニ。正式な部じゃないけど、活動はしてるだろ 
      う?」
 シャニ「あ、そういやそうだった」
 アサギ「二人とも、こっちこっち! 今日も始まったわよ」
 ジュリ「ちゃんと隠れてよ。見つかったら元も子もないんだから」
 クロト「分かってるって」
 シャニ「そんなヘマするかよ。で、今日はどんな様子だ?」
 アサギ「なかなか面白いわよ。ほら」

 マユラ「……………」
 オルガ「……………」
 ギアボルト「……………」
 マユラ『どうしてこの娘がここにいるのよ。オルガとのデートを邪魔するつもり? くっ、負けな 
      いんだから!』
 ギアボルト『マユラさんから殺気を感じます。先に動いた方が殺られますね。私はランニング 
        の途中なので、さっさとこの場から立ち去りたいのですが、これでは動けません。
        どうしましょう?』
 オルガ『ヤバい。何か一言でも言ったらマユラに殺される。そんな気がする。くっ、どうして俺が
      こんな目に合うんだよ!』

 クロト「おお、今日もピリピリしてるな。アサギ、写真は撮ってるな?」
 アサギ「バッチリ! 日誌もつけてあるわ」
 ジュリ「オッケー、オッケー。来週の『オルガ・マユラ・ギアボルトの三角関係を見守り続ける  
     会』の会報は充実した内容になるわよ!」
 シャニ「他人の不幸は蜜の味〜♪ これからどうなるのか、ホントに楽しみだなあ」



ショート127.
郷土資料研究会の危機。色々な意味で
(健さんのリクエスト)

その1・ボイスパニック

 イザーク「いくら同好会とはいえ、去年に続き新入部員がゼロというのはマズい。フレイやディ
       アッカみたいな名前だけの幽霊部員ばかりでは、ロクな活動が出来ないからな。何
       とかしないと」
 フレイ「私も探してみたけど、一年の女子は見込みないわよ」
 イザーク「ううむ……」
 ディアッカ「喜べ、イザーク! 掛け持ちだけど入部してくれる一年が見つかったぞ! さあ、 
        入れ」
 レイ「レイ・ザ・バレルです。よろしくお願いします」
 イザーク「…………」
 フレイ「…………」
 レイ「? お二人とも、どうかしましたか?」

 回想でクルーゼ「おや、君たちか。相変わらず仲が良いな。だが、ラブホテルの前でとは、妙
            な所で会うものだな。まあ色事は程々にしておきたまえ。はっはっは」
 回想でジョージ・アルスター「ほう、君がイザーク君か。うちの娘を傷モノにしてくれたそうだね。
                  ………覚悟は出来てるんだろうな、このクソガキーーーーッ!」

 イザーク&フレイ「ト、トラウマーーーー!」
 レイ「先輩たちが苦しみ悶えている!? あ、あの、俺、何かしたんでしょうか?」
 ディアッカ「あー、まあ、気にするな。この二人、週に一度はこうなるから」


その2.メカパニック

 ディアッカ「おい、落ち着けイザーク。もう一人、新入部員候補を連れて来ているんだ」
 イザーク「ぜーっ、ぜーっ、ほ、本当か? 二人も連れて来るとは凄いな。で、どんな奴だ?」
 ディアッカ「悪い奴じゃない。一言で言えば……『背に腹は変えられない。俺はもう慣れたし』っ
        て奴だな」
 イザーク「? どういう意味だ、それは?」
 ディアッカ「俺たちの知り合いの従兄弟でな。おーい、入って来ーい!」

 インパルス「初めまして。ストライクの従兄弟のインパルスです。よろしくお願いします!」
 イザーク「ウガアアアアアアアアーーーーーッ!!!!」

 ディアッカ「吠えて気絶、か。やっぱこうなっちまったか」
 フレイ「あんた、こうなるって分かってて連れて来たわね」
 ディアッカ「ああ。パニクるあいつの姿は、見てて面白いからな」
 フレイ「最悪ね。まあ気持ちは分かるけど」
 イザーク(気絶中)「うーん、うーん。メカが、仮面が、親父さんが……ぐがっ」
 フレイ「あ、妙な具合に痙攣してる」
 ディアッカ「しゃあねえ、保健室に運んでやるか。おい、後輩二人、部員としての初仕事だ。こ
        いつの足を持て」
 レイ「は、はい。……何だか、とんでもない会に入ってしまったような気が……」
 インパルス「イザーク先輩って、面白い人だなあ。俺、好きになりましたよ。これからもよろしく
         お願いします!」
 フレイ「ですって。良かったわね、イザーク」
 イザーク(気絶中)「…………ぐふ」



ショート128.
名門校の生徒と教師

 デュランダル「学園のより良き発展のために生徒と教師からアンケートを取ってみたのだが、
          驚いたな。生徒たちの意見は至極まともで真面目だ」
 タリア「そうですね。食堂の混雑の解消法、無意味な校則の指摘、教具や施設に対する要望
      ……。どれも的を得た意見で、感心させられます。さすが、我が校の生徒です」
 ナタル「これらの要望には迅速に、かつ的確に対応すべきかと思います。生徒会にも協力を 
      要請しましょう」
 デュランダル「頼む。さて、教師の方は……『給料上げてください』『休暇をください』『椅子が堅
          いので変えてください』『お茶請けのせんべいが湿気っていました。変えておい
          てください』……」
 教師一同「………………」
 デュランダル「まったく、度し難いものだな、大人というものは。お茶請けのせんべいぐらい、自
          分のポケットマネーで買い換えたまえ」
 バルトフェルド「じゃあ校長が買ってください」
 デュランダル「断る!」
 劾「言い切ったか」
 デュランダル「私は洋菓子の方が好きだ!」
 教師一同「そういう問題じゃねーよ」
 マリュー「この学園の未来は暗いわね。教師限定だけど」



ショート129.
姉の苦しみ・妹の悩み
(PANZERさんのリクエスト)

 (放課後、とある喫茶店にて)
 メイリン「そうなんですか。ルミナ先輩も大変なんですね」
 ルミナ「そうなのよ。カノンってワガママだし、いい加減だし、諦めが悪いし……。ルナマリアが
      羨ましい。私もメイリンちゃんみたいな可愛い妹が欲しかったわ」
 メイリン「そ、そんな、私なんて……」(顔を真っ赤にする。はっきり言って可愛い)

 (その少し後、コンビニで)
 ルナマリア「えっ、ルミナ先輩って、そんなに酷い人なんですか?」
 カノン「そうなのよ。男グセは悪いし、横暴だし、すぐに暴力振るうし。もう最低! あーあ、メイ
      リンちゃんが羨ましい。私もルナマリアみたなお姉ちゃんが欲しかったなー」
 ルナマリア「そ、そんな、私なんて……」(顔を真っ赤にする。こっちも可愛い)

 喫茶店とコンビニでバイトしていたガーネット「やれやれ。ま、どっちもどっちという事で。さて、
                             急いで帰って、携帯で隠し撮りしたルナマリア 
                             とメイリンの赤くなった顔を私の『可愛いもの専
                             用記録アルバム』に載せないと」
 ニコル「せっかくのちょっと面白い話も台無しですね。ガーネットさん、さすがです」



ショート130.
嫌いなものは嫌いなんだからしょうがない
(しゃぼん玉さんのリクエスト)

 カガリ「あ」
 シン「…………ふん」
 カガリ「お、おい! ふう、どうして私はあんなに嫌われているんだ? あいつに嫌われるよう 
     な事をした覚えは無いんだが…」

 ルナマリア「シン、カガリ先輩、かなり気にしているみたいよ。どうして先輩の事が嫌いなの?」
 シン「カガリ先輩の事が嫌いなんじゃない。でも、あいつの親父が…」
 レイ「親父さん? 確か、以前この学園の教頭だった人だな」
 シン「今は教師を辞めて、ベンチャー企業の社長をやっている。俺の父さんもその会社に勤め
     ているんだ。だけど…」

 ウズミ「君はラクス嬢のファンクラブに入っているそうだな。なぜ、我が社が運営している、うち
      の娘のファンクラブ(本人は未承諾)に入らないのかね?」
 シンの父「確かにカガリ様は可愛い。それは認めます。ですが、私はラクス様の方が好きなん
        です。あのピンクの髪に……ハァハァ」
 ウズミ「バカな! あんな人工着色な色より、カガリの天然の金髪の方が美しいではないか!
      それがなぜ分からん!」
 シンの父「ラクス様の魅力は髪だけではありません! 他にも…」

 シン「で、大ゲンカして、結局、父さんは窓際族に追いやられたんだ。おかげでうちの収入は 
    減って、俺の小遣いも……。くそっ、アスハ家なんて大嫌いだ!」
 ルナマリア「そ、そうなんだ。(小声で)レイ、これって、シンのお父さんの自業自得な気もする 
        んだけど」
 レイ「言うな。それがせめてもの友情だ」



ショート131.
バカップルたちに聞きました・恋人と知り合った切っ掛けは?

その1.男性編

 キラ「学校が合併した時にアスランから紹介されたんだ」
 アスラン「合併後に同じクラスになった。キラの双子のきょうだいだと知って、ビックリしたな」
 イザーク「さあな。気が付いたら、あいつが側にいた」
 ニコル「町で不良に囲まれていた所を助けてもらいました。あの時のガーネットさん、素敵だっ
      たなあ……。あ、今ももちろん素敵ですよ」
 サイ「何かの委員会でルミナが俺の隣の席に座ったんだ。その時はただの後輩としか思って
     なかったんだけど…」

 ディアッカ「俺とミリィの出会いを聞きたいのかい? そうだな、あれは六月のある日、雨が激
        しく降っていた。トールに冷たくあしらわれた彼女を、俺が優しく…」
 ミリアリア「はいはい、嘘八百はそこまで。そもそも私たち、『バカップル』じゃないでしょ?」
 ディアッカ「フッ、本気でそう言っているお前が好きだぜ、ミリィ」
 ミリアリア「病院行け」


その2.女性編

 ラクス「キラとは学校の合併式の日に初めてお会いしました。一目惚れなんて、お話の中だけ
      の事だと思ってましたけど…」
 カガリ「そ、そんな下らない事を聞くな! 恥ずかしい!」
 フレイ「さあ? 覚えてないわ。それに大切なのは、『今、一緒にいること』だし」
 ガーネット「実は町で助ける以前から、ニコルの事はチェックしてたの。でもまさか、こんなに 
        好きになるとは思わなかったわ」
 ルミナ「えっ、ええ、あの委員会の時に隣に座って、サイ先輩の顔を見た時、頭がボーッとなっ
      ちゃって……」
 ミリアリア「だから、私とディアッカはそういう関係じゃないの。……キスだってまだしてないし。
        あいつ、見かけによらず奥手みたい」

 マリュー「どうして私やタリア教頭には聞きに来ないのかしら?」
 ナタル「教師は対象外だそうです。というより、いい年こいてバカップルを気取るのはどうかと 
      思いますが」
 マリュー「あら、それって負け犬の遠吠えかしら?」
 ナタル「……………!」
 キサカ「! な、何だ、職員室が殺気に満ちていく?」
 バルトフェルド「避難警報発令! 全員、職員室から退避!」

 (そして、大激突)

 デュランダル「諸君、バカップルにはくれぐれも用心したまえ。あと、嫁き送れに成りつつある 
          微妙な年頃の女性にもな」



ショート132.
アスラン・ザラ、スーパードライバー伝説?

その1.『先生』選びは間違えないでください

 キラ「アスラン、自動車の免許、取ったんだって?」
 アスラン「ああ。けど、苦労したぞ。以前教わって、体に染み付いた運転をすると、教官に睨ま
       れるからな」
 キラ「以前教わった、ってアスラン、誰から運転を教わったの?」
 アスラン「ガーネット姉さんだ」
 キラ「最初から間違ってる!」


その2.車はデスティニー第8話で乗っていたやつです

 アスラン「苦労したけど、免許は取った。これでカガリとドライブデートを…」
 キラ「そう上手くいくのかな?」

 ラクス「あらアスラン。すいませんけど、局の方まで乗せていってもらえないでしょうか?」

 ディアッカ「よお、アスラン。悪いんだけど、この荷物を家まで乗っけてってくれないか?」

 ダン「頼みがある。隣町まで乗せてってもらえないか?」

 ルナマリア「うわっ、もうこんな時間! 早く駅に行かないと電車に乗り遅れる! アスラン先 
        輩、乗せてってくれませんか?」

 アスラン「……はっ! 俺、パシリに使われている!?」
 キラ「高校生で車持ってる人って、貴重な人材だからね。仕方ないよ。あ、駅まで行くのなら僕
     も乗せてって。駅前の本屋に行きたいんだ」



ショート133.
写真部の収入源

 ミリアリア「ふー、今日も完売ね。うちの学園には男も女も美形が多いから、写真もよく売れる
        わ。あ、言っておきますけど、本人の許可はちゃーんと取っているし、男女共に健
        全な写真ですからね。ちょっとセクシーショットは入っているけど。売り上げ一位は
        ……あら、キラがラクスを抜いたわ。そういえば、結構な数を買っていた人がいた
        わね。サングラスにマスクをしてたから、顔は分からなかったけど」

 シン「えーと、こっちは母さんの分、こっちはマユに頼まれた分。こっちは……俺の分。あ、新 
     しい釘も買っておかないと。ふっ、ふふ、ふふふふふふ……」
 ルナマリア「シン、キラ先輩の写真を見て笑ってるわよ。大丈夫かしら?」
 レイ「放っておけ。あと、あいつの家の近くにある神社には近づかない方がいいぞ。特に夜は
    な」



ショート134.
禁断のカップル、誕生?

 ダン「突然だが、どうやら俺はステファニー先生の事が好きらしい。でも、とてもそうは見えな 
     いが相手は一応、先生だ。どうすればいいと思う?」
 レヴァスト「うわっ、趣味悪っ」
 ダン「殺す」
 ミナ「ま、まあまあ、落ち着いて。うーん、やっぱりここは普通に告白すればいいんんじゃない 
    かな? 手の込んだ事をすると、逆に退かれると思うよ」
 ダン「そうか。よし、行って来る」
 レヴァスト「あらら、行っちゃった。いいの、ミナ? あんた、ダンの事が好きなんでしょ?」
 ミナ「だからこそ、よ。昔の恋人の事が忘れられないステファニー先生は、絶対にダンの事を
    振るわ。そして傷付いたダンを私が優しく慰めて、そして二人は……うふ、うふふふふふ
    ふふふふふ」
 レヴァスト「あ、妄想の世界に入っちゃった。でも、そんなに上手くいくかしら?」

 (昼休み。ダンはステファニーを校舎裏に呼び出しました。そして、)
 ダン「先生、好きです。俺と付き合ってください!」
 ステファニー「!〜〜〜〜〜〜」

 ダン「と告白したら、先生は真っ赤になって逃げて行った。どうなっているんだ?」
 ミナ「………………もしかして、大失敗しちゃった?」
 レヴァスト「失恋したばかりの女って、ガードが緩いのよ。さあて、どうなる事やら」

HPトップページに戻る
「創作ギャラリー」トップページに戻る